東京ゲームショウ2010レポート

 

バンダイナムコブースレポート iPhone/iPod touch編

ついに登場した「ガンダム」タイトルをいち早く体感


9月16日~19日 開催(16日、17日はビジネスデイ)

会場:幕張メッセ

入場料:1,000円(一般/前売り)、1,200円(一般/当日)、小学生以下は入場無料



 今年の東京ゲームショウではモバイルコーナーが用意されており、その中にiPhone&iPadコーナーが設けられている。各メーカーの新作もここで遊べるようになっており、自社のブース内でiPhone/iPod touch/iPad用のコンテンツを紹介しているところは少ない。

 そんな中、バンダイナムコゲームスのブースにはiPhone/iPod touch用ゾーンが大きく用意された。ここでは先日発表になったばかりのiPhone/iPod touch用「機動戦士ガンダム」関係のゲームアプリを中心に5タイトルのアプリを試遊できた。ちなみに体験するとゲームに関連するグッズがもらえる。

 本稿では、ここで出展されたタイトルをレポートしていく。ちなみに「ガンダム」関係のゲームアプリについては、後日インタビュー記事で詳細をお届けする予定なので楽しみにしていて欲しい。




■ SDガンダム Gジェネレーション タッチ(仮)

 「SDガンダム Gジェネレーション タッチ(仮)」は、コンシューマーやモバイルで展開されているシミュレーションゲーム「SDガンダム Gジェネレーション」シリーズをiPhone/iPod touch用にしたもの。

 試遊台では、アムロがガンダムに乗り込んでザクを倒す最初のステージをクリアするところまで体験できた。もちろん戦闘シーンのアニメーションも再現されており、使用する武器によって違う迫力の攻撃アニメを堪能できる。戦闘シーンは、スキップして飛ばせるようにもなっている。

 ゲーム名に「タッチ」と入っているように、ゲームの操作はユニットや移動先などを直接タップしていくiPhone/iPod touchならではのインターフェイスになっていた。マップ画面は、全体表示の他にヘクスを拡大表示したモードも用意されていて、ユニットの移動はこの拡大したモードで行なうので、快適に操作できた。iPhone/iPod touchユーザーはもちろんのこと、初心者でも直感的な操作ですんなりと遊べるようになっている。

 今回プレイできたのは最初のステージだけだが、ステージ数も豊富に用意される模様。登場ユニットやパイロットは100種類以上が登場予定で、しかも追加ダウンロードで「パーフェクトガンダム」、「パーフェクトジオング」、「ブルーディスティニー」、「イフリート改」、「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」なども登場予定となっている。このように盛りだくさんな内容となっており、今冬の配信が楽しみなゲームアプリだ。


【スクリーンショット】



■ ガンダム ファイティングスピリッツ(仮)

 「ガンダム ファイティングスピリッツ(仮)」は、「機動戦士ガンダム」シリーズに登場するモビルスーツ同士が戦う対戦格闘ゲーム。携帯電話向けに配信されているものをiPhone/iPod touch用に移植した。

 「ガンダム」や「ジオング」などの「機動戦士ガンダム」のモビルスーツだけでなく、「アレックス」や「Zガンダム」、「ストライクガンダム」など、様々な「ガンダム」シリーズから特徴あるモビルスーツが多数参戦し、モビルスーツごとに設定された必殺技を駆使して戦いを繰り広げる。巨大なモビルスーツ達が画面中を駆け巡ってバトルを展開するシーンは迫力満点で思わず熱くなって楽しめる。

 操作は、画面左側のバーチャルパッドでモビルスーツを動かし、右側の5つのボタンを押して技を出していく。ボタンは通常攻撃のボタンのほかに、「1」、「2」、「3」のボタンがあり、押した数字のボタンによって、ビームライフルを発射したり、ビームセイバーで相手を突いたりと出せる技が違ってくる。またゲージが貯まっている時に「SP」ボタンを押すと、モビルスーツ固有の必殺技が出せるようになっている。

 最初は操作に戸惑うものの、どのボタンでどんな技が出せるのか把握できてくると面白くなってくる。さまざまな技を駆使して、格闘ゲームならではの戦略を考えて戦えるようになる。ちなみに、今回の操作は東京ゲームショウ用に、初めて遊ぶ人でも解りやすいようにアレンジしているという。今後どのようにチューンアップされて配信されるのか期待したい。今冬配信予定で、価格は未定。


【スクリーンショット】



■ GUNDAM Tool Box - RX-78-2 COCKPIT ver. -(仮)

 「GUNDAM Tool Box - RX-78-2 COCKPIT ver. -(仮)」は、「RX-78-2 ガンダム」のコクピットをデザインしたランチャー(メニュー)ツールアプリのようなもの。コクピット内の計器やレバーなどはタップしたりスライドさせることで動かせるように演出が施されており、それらを動かしてガンダムを操縦しているような気分になりながら、iPhoneでよく使用する「メール」、「電話」、「カレンダー」、「iPod」、「カメラ」、「写真」、「マップ」、「Safari」の8つの機能を起動させられるようになっている。

 iPodでは音楽再生回数によって演出が変わったり、カレンダーでは登場するモビルスーツが毎月替わったり、カメラでは照準のついた画面にシャッター音はビームライフルの発射音になっていたりと、ガンダムファンにはたまらない演出になっている。


【スクリーンショット】



■ 太鼓の達人プラス

 「太鼓の達人プラス」は、和太鼓リズムアクション「太鼓の達人」シリーズのiPhone/iPod touch版。会場では、今後のアップデートで実装予定のBluetoothによる2人対戦モードを体験できた。

 対戦モードでは始めに「スコア対決!」や「タッチ数対決!」など、ルールを決めて対決していくが、ゲームの途中で対戦を熱くさせるアイテム音符が登場する。これを叩くのに成功するとアイテムルーレットが回り、出たアイテムによって、相手を邪魔したり、自分をパワーアップできたりする。アイテム音符は、東京ゲームショウのバージョンでは3種類だけだが、全部で8種類用意される予定。なお対戦を楽しむには、2台ともに同じ曲がダウンロードされている必要があるという。気になるアップデート日は近日を予定しているそうだ。


【スクリーンショット】



■ TIME CRISIS 2ND STRIKE

 先日配信されたばかりの画面をタッチして射撃していくガンシューティングゲーム「TIME CRISIS STRIKE」の2作目「TIME CRISIS 2ND STRIKE」の試遊台も用意されていた。謎のテロリスト集団の陰謀を阻止するため、「タイムクライシス4」の主人公エージェント「Giorgio Bruno」となり、全10ステージが用意された緊迫感あふれるミッションに挑む。

 今作では複数の武器を使いこなして戦えるようになっていて、ショットガンで大ダメージを与えたり、グレネードランチャーで敵をまとめて一掃していく。銃やショットガンなどの単発系の武器は画面をタッチして射撃していくが、マシンガンなどの連射系武器は指で画面上をタッチしたまま、指をなぞるように動かして射撃できる。前作よりも武器や攻撃方法が増え、より多彩に楽しめるようになっている。また「タイムアタック」や「スコアアサルト」モードもあり、ランキング1位を目指して遊ぶこともできる。価格は1,200円。


【スクリーンショット】

(C)創通・サンライズ
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(2010年 9月 17日)

[Reported by 川村和弘]