ズー、WIN「レイン:コンフリクトオブネイションズ」を10月1日発売
14世紀の東欧をモチーフにしたロシア産RTS


10月1日発売予定

価格:8,000円



 株式会社ズーは、ロシアLesta Studioが開発したWindows用リアルタイムストラテジー「レイン:コンフリクトオブネイションズ 日本語版」を10月1日に発売する。対応OSはWindows XP/Vistaで、価格は8,000円

「レイン:コンフリクトオブネイションズ」の全体マップ。現在のウクライナを中心に、北はスカンジナビア半島の一部、南はクリミア半島までをカバーしている
ゲームに登場する26の勢力たち。アジア系、ヨーロッパ系、スラブ系と多種多様な勢力が集まっている

 「レイン:コンフリクトオブネイションズ」は、ゲームのテーマとしては非常に珍しい14世紀の東欧圏の戦争をモチーフにしたリアルタイムストラテジー。1350年から1650年頃までの東欧を3Dマップで再現し、当時興隆したチュートン騎士団、スウェーデン、リトアニア、モスクワ、ポーランドといった総勢26種類の東欧諸国から1勢力を選んでプレイする。キャンペーンの最終目的は、戦乱を平定して王の称号を獲得し、東ヨーロッパ全土の統一を目指していくことになる。

 「レイン:コンフリクトオブネイションズ」の基本的なゲームデザインは、じっくり思考を練られるターンベースストラテジーと、瞬間的な判断力が問われるリアルタイムストラテジーの魅力をミックスしたような形となっている。ウクライナGSC Game Worldの出世作「コサックス」のように広大なバトルフィールドで、何百体ものユニットが激突して雌雄を決するものではなく、時間の進みはリアルタイムで進行するものの、バトルそのものは敵味方の戦力と6種類の戦術ボタンのみが表示されるシンプルなものとなっている。「Starcraft」シリーズのような繊細なユニットコントロールは必要とされないため、ストラテジーゲームファンなら誰でも楽しむことができるのが特徴となっている。

 プレーヤーの分身である国王の配下には、指揮官、行政官、神父、科学者、スパイの5種類の人材を従属させることができる。国王を含む、これら6種類の職業にはそれぞれ9種類のスキルが用意されており、レベルに応じて最大6種類のスキルを習得させることが可能となっている。スキルを駆使することにより、疫病を治療したり、他国の技術を盗んだり、エージェントを雇ったりすることができ、戦いを有利に進めることができる。ゲームはシングルプレイ専用。ストラテジーゲームファンにお勧めの作品だ。


【スクリーンショット】
もともとはロシア語のゲームだが、綺麗にローカライズされている。特徴を押さえてミニチュア化された東ヨーロッパマップが印象的だ

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(2010年 8月 25日)

[Reported by 中村聖司 ]