スクエニ、PS3/Xbox 360「マインドジャック」
相手の体を乗っ取る「マインドハック」を駆使して戦う
新感覚アクションシューティング


10月 発売予定

価格:未定


 株式会社スクウェア・エニックスは、10月発売予定のプレイステーション 3/Xbox 360用マインドハックシューティングゲーム「マインドジャック」の新情報を公開した。

 今回は、「ジム・コービン」と「レベッカ・ウェイス」の2人の登場キャラクターをはじめ、街に存在するキャラクターの身体を乗っ取る「マインドハック」やレベルアップに応じて獲得できる特殊能力「アーツ」の情報が公開された。

【登場キャラクター】
ジム・コービン
連邦諜報局(Federal Intelligence Agency、通称FIA)の諜報員。かつての戦友であり、今の上司であるフェルナンデスの指示を受け、レベッカの尾行を始めたことをきっかけに、国家を揺るがす陰謀に巻き込まれていく
レベッカ・ウェイス
反進歩主義NGOの支援者であり、フリーの反国家活動家。FIAの情報網にも入っていない武器を所持する謎のテロ組織から狙われているようだが、彼女に関する一切は謎に包まれている……

【KM-987 ヘッドセットコントローラー】

 革新的な製品として、世間一般に普及しているナーカス社「KM-987 ヘッドセットコントローラー」(KM-987)。だが、とある産業ジャーナリストが独自に入手したナーカスの極秘資料によると、「KM-987」にはどうやら軍事的な目的が隠されているようだ。


■ 街に存在するキャラクターの身体を乗っ取り自在に操る「マインドハック」

 マインドハックは、敵兵士や戦闘メカ、さらには戦いに巻き込まれた市民など街に存在するさまざまなキャラクターの身体を乗っ取ることができるシステム。いつでもどこでも使えるため、例えばライフルを持っているキャラクターの身体を乗っ取って遠距離の敵を狙撃するなど、戦況に臨機応変に対応できる。

 このシステムを採用したことで、ネットワークに本体が接続していればいつでも「マインドハック」を利用して世界中のプレーヤーの世界に侵入することができる。もちろん、逆にほかのプレーヤーが自分の世界に侵入してくることもある。

 ネットワーク接続時、ほかのプレーヤーの世界にマインドハックを仕掛けると、大きく分けて2つのプレイスタイルを楽しむことができる。1つは、侵入したゲームの世界で主人公(プレーヤー)とともに敵に立ち向かう協力プレイスタイル。

 もう1つは、侵入したゲーム世界で主人公のプレイを妨害する対戦プレイスタイルだ。つまり、本作は、侵入してくるプレーヤーによってゲーム展開が大きく変化する。

オンラインプレイ時には、マインドハックを使ってほかのプレーヤーのゲームに侵入できるため、従来のゲームのようにシングル、協力、対戦といったモードの区別はない
侵入してきたプレーヤーが、ホストのプレーヤーに対して好意的なのか敵対心むき出しなのかによって、ゲーム展開が大きく変わる

【ストーリーの核となる「マインドハック」】

 「マインドハック」とは、他人の脳に侵入し身体を乗っ取るテクノロジーのことで、本作のストーリーの核となる重要なワードとなっている。オーバーテクノロジーとも言えるマインドハックの存在は、一切公にされていないが、レベッカが何かを掴んでいるようだ。

秘密裏に行なわれた1,800人以上にも及ぶ人々の消失。これほど大規模な陰謀を覆い隠すことは、もはや1企業には不可能か?そして、反国家活動家であるレベッカの目的とは……ジムは、隣にいる男に信頼を寄せているという。彼の正体は?
ボストンでは何があったのだろうか?ジムが銃を突きつける相手とは……西暦2031年のサン・ミラ国際空港でのジムとレベッカの出会いが、「マインドハック」を巡る巨大な事件への幕開けとなる

■ 「アーツ」と呼ばれる特殊能力を駆使して敵と戦う

 本作では、戦闘で敵を倒すたびにXP(経験値)を獲得でき、XPが特定の値に達するとキャラクターのレベルが上昇する。レベルが上がると、「アーツ」と呼ばれる特殊能力を獲得できる。獲得したアーツを身につけることで、さまざまな付加効果が得られる。

 アーツの付加効果には、ダッシュの制限時間が長くなるものをはじめ、体力を増加させたり、エイム時の集弾率が上昇するものなど、さまざまなタイプのものが用意されている。自分のプレイスタイルに合わせて、活用していきたいところ。

 本作における、銃器携行時の行動やイベントシーンでの戦闘など、各キャラクターの繰り出す格闘アクションには、イスラエルで考案された近接格闘術「クラヴ・マガ」が採用されている。

ダッシュの制限時間が長くなるアーツやエイム時の集弾率が上昇するアーツなどを、プレイスタイルや戦況に応じて活用していきたい
接近戦やカバーアクション、敵のヒューマンシールドなどといったTPSならではのアクションも実現。これらのアクションは、クラヴ・マガのチーフインストラクターによるモーションキャプチャーで再現



【スクリーンショット】


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※画面はすべて開発中のものです。

(2010年6月25日)

[Reported by 中野信二 ]