サイバーフロント、PSP「家族計画」

他人同士が1つ屋根の下で暮らすAVG


8月12日 発売予定

価格:5,040円(通常版)
   7,140円(限定版)



メインビジュアル

 株式会社サイバーフロントは、PSP用アドベンチャーゲーム「家族計画」を8月12日に発売する。価格は、通常版が5,040円、限定版が7,140円。

 「家族計画」は、2001年にPC用ソフトとして発売され、2005年にはプレイステーション 2版がリリースされた「家族計画」のPSP版。PS2版をベースに制作されているが、PSPで快適にプレイできるようシステムの刷新や操作性の向上が図られている。

 本作では、さまざまな事情を抱えたキャラクターたちがそれぞれの事情によって身を寄せ合い、「(偽装)家族」として幾多の苦難を乗り越えながら共に生活していく。

 さらに、PSPからの新要素として20点以上のグラフィックスを追加。演出も強化されている。さらに、ムービーのリメイクや、ボイス、SE、BGMのリマスタリングが行なわれる。シナリオは、原作でもシナリオを手がけた山田一氏が担当。

 また、本作では通常版と同時に限定版も発売される。限定版には、特典としてオープニング曲やエンディング曲、さらにBGMを収録したサウンドトラックに加え、山田一氏書き下ろしの作品解説付きの「攻略チャート&設定資料集」が同梱される。

【ストーリー】

 家族計画───それは赤の他人同士が生きるために結束する、互助計画。モラルも考えも嗜好も異なる、噛み合わない歯車のような彼らの行く末に、果たして幸福はあるのだろうか?

 王春花が、路地裏に隠れて身をひそめて2日。目的を持って日本に来たが、日本に来たところまでしか果たせないままだ。働かされていた店から逃げたのはいいものの、お金もなければ食料もない。そして。ちょっぴり幸せな夢を見た。

 バイト中の司がゴミを捨てに路地裏に出ると、そこに少女が行き倒れていた。第1発見者というだけで、店長に後始末を言いつけられ、とりあえず家に連れて帰ることにする。あの少女は、人間関係のトラブルの産物だ。そうに決まっている。巻き込まれたくないなら、捨てておけば良かったのに。

 「……俺の馬鹿」


【登場キャラクター】
高屋敷春花
(たかやしきはるか)
本名は王春花(ウォン チュンファ)。異国から本当の母を求めて日本にやってきて「家族計画」のきっかけを作る。高屋敷家3女役で、日本語はまだうまくない。実に素直でおおらかでやさしい性格。得意技は、相手を極楽浄土に導くほどのマッサージ
高屋敷末莉
(たかやしきまつり)
本名は河原末莉。高屋敷家の末っ子役。両親の死後、親類の家に引き取られていたが、非情な扱いを受けており、自ら路上生活を始めたところで主人公たちと出会う。素直で可愛い性格だが、周りに対してかなり遠慮気味のところがある。家族愛への憧れが非常に強い
高屋敷準
(たかやしきじゅん)
本名は大河原準。主人公のかつての同級生で、高屋敷家の次女役。基本的に人見知りが激しく、なかなか打ち解けないタイプ。銭金にとてもうるさく打算的にしか活動しないが、そのためか多方面に知り合い、コネを持っている。普段は便利屋を営んでいる
高屋敷青葉
(たかやしきあおば)
主人公が住むことになった家を祖父から相続しており、強行に権利を主張する長女役。人付き合いが非常に下手で、冷たい言動と痛烈な毒舌により相手を再起不能に追い込むことすらある。現在は無職で、公園で似顔絵描き等をしている
高屋敷真純
(たかやしきますみ)
本名は板倉真純。高屋敷家の夫人役。女性でもっとも年長ということで母親役であるが、実は結構若い。気が弱く、強気の相手にとことん弱い。過去に結婚詐欺にあって破産した経験があり、物事を悪い方へと考えがち。普段はぼややんとした感じ
久美景
(ひさみけい)
準の双子の妹。自分を育ててもらった自動養護施設を切り盛りしている。学生の頃から主人公に片思いしており、再会後も心引かれたままだが、姉を気遣い自分は一歩引いて接している
高屋敷寛
(たかやしきひろし)
本名は広田寛。父親役。謎多きリストラ中年。カラスと縄張り争いをしつつ路上生活をしていたところ、司が春花を助けているのを目撃し「不公平だから、自分も助けてもらう権利がある」と強引に司の部屋に乗り込んでくる。その後、行き場を失い高屋敷家に集まった面々に「家族計画」を提案する。外見からはわかりにくいが正気を失っている。従軍経験があり、高屋敷家に乗り込んできた中国人マフィア5名を無力化させる程の実力者
劉家輝
(ラウ カーフェイ)
主人公・司がアルバイトする中華料理店の店長代理。かなり砕けた性格で、タチの悪い冗談が大好き。裏の顔を持っており、その正体は謎に包まれている。妹が1人いる

【スクリーンショット】


(c)Contents Traffic, Inc./CYBERFRONT

(2010年 5月 13日)

[Reported by 中野信二]