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　株式会社角川書店は、PSP用伝説の3DダンジョンRPG「伝説の勇者の伝説 -Legendary Saga-」を、2月18日に発売する。価格は6,090円。CEROレーティングはA（全年齢対象）。

　「伝説の勇者の伝説 -Legendary Saga-」は、2002年に第1巻が発売された小説「伝説の勇者の伝説」（鏡貴也・著）をPSPでゲーム化した作品。主人公「ライナ・リュート」とヒロイン「フェリス・エリス」は、世界各地に眠る勇者の伝説の遺物を集めるため、大陸全土を旅するという王道ファンタジーの物語を、3DダンジョンRPGというスタイルで再現している。

　ゲームは小説のように章立てで構成されており、各章は街で冒険の準備、指定されたダンジョン（フィールド）に突入といった流れで進行。ダンジョン探索中に敵と遭遇すると、コマンド選択式のターン制バトルへと移行する。戦闘に勝利すると経験値などを獲得し、キャラクターがパワーアップしていく。

　戦闘では、本作ならではの要素として「アルファ・スティグマ」システムが搭載されている。「アルファ・スティグマ」とは、主人公ライナが持つ特殊な眼のことで、見た魔法をそのままコピーする能力がある。ゲーム中では、敵が使用した魔法に対し、コマンド入力を成功させることで、その魔法を自分のものにすることができる。

戦闘中には、とよた瑣織氏描き下ろしのイラストが必殺演出時のカットインとして登場する

　もう1つの大きな特徴として、「称号」システムがある。これは、イベントを見るごとにさまざまな称号が得られるというもので、称号によってキャラクターのパラメーターや使用できる魔法、剣技などが大きく変化する。称号の種類は、「色情狂」や「マダムキラー」、「ミルクの思い人」、「こだわりのだんご好き」、「妹思い」、「美人さん」など100種類以上。

　これらの称号に、100種類以上ものスキルをうまく組み合わせて、戦闘を有利に進めていく。

　このほか、お楽しみ要素として、キャラクター図鑑やイベントギャラリー、称号シアターなどが見られる「ギャラリー」、アドホック通信を利用して2人で対戦できるミニゲームなども用意されている。

【スクリーンショット】
ストーリーはキャラクターたちの会話によって進行する	ダンジョン（フィールド）は3Dマップで表現される
敵が魔法を使った瞬間、ライナの「複写眼」が発動。この後表示されるコマンド入力に成功すると魔法を自分のものにできる
ライナの「昼寝王」の称号。キャラクターにどのような効果があるのだろうか	フェリスのスキル「だんご好き」。使用すると「ダンゴ」使用時の回復量がアップ

■ ライナ・リュート

　主人公。寝ぐせのついた髪、猫背気味の長身痩躯。全身から眠気と怠惰のオーラが漂っている。

　生きがいは昼寝。あだ名は「変態色情狂」他多数（命名フェリス）。常にやる気がないが、魔法のうんちく等の話題には食いつきが良い。子供になつかれる性質有り。

　「複写眼」（アルファ・スティグマ）保持者。軍事教育を受けて育ち、魔法の腕は超一流。

　「ローランド最高の魔術師」と呼ばれていた頃も。現在は友人シオンにこき使われ、フェリスにドツかれながら「勇者の遺物」探索の旅をしている。

■ フェリス・エリス

　ライナの相棒。絶世の美女だが、常に無表情。「剣の一族」エリス家の娘で、剣では敵なしの腕を持つ。

　ライナに剣を突きつけていじめるのが日課。シオンの命を救ったところから、シオン、ライナと友人になる。

　だんごをこよなく愛しており、だんごは全てに優先する。そのためシオンにだんご屋を盾に脅され、ライナと旅をするハメに。妹を可愛がっており、妙にねじれた教育をほどこしている。読書家。

■ シオン・アスタール

　ローランド帝国王。実力、容姿、カリスマ性、全てを備えた「英雄王」として国民に絶大な人気を誇る。

　ライナとは元同級生で、数少ない友人。ライナとフェリスに「勇者の遺物」探索の旅を命じた。

　国のためにと昼夜なく働き続ける真面目な性格だが、ライナたちに対しては罠にはめて仕事させたりと、けっこうお茶目。女性にモテるのに浮いた話がひとつもなく、男色ではと噂され、世継ぎを望む家臣たちから心配されている。

■ ミルク・カラード

　「忌破り」追撃部隊の隊長。くりくりお目目＆ポニーテールがチャームポイント。童顔。

　ライナと同じ孤児院出身で、ライナと交わした結婚の約束を今も信じている純情な乙女。

　シオンの命令でライナたちを追って国外で活動中だが、かわいいモノやおいしいモノを見つけると、わりと脱線する。「追撃部隊」と聞こえはゴツいが、端から見れば幼稚園のお散歩に見えるとか見えないとか。