バンダイナムコ、PS3「アルトネリコ3 世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く」
世界観と主人公に深く関わる6人のキャラクターを紹介


2010年1月28日 発売

価格:7,329円

メインビジュアル

パッケージデザイン

 株式会社バンダイナムコゲームスは、2010年1月28日に発売を予定しているプレイステーション 3用ムスメ調合RPG「アルトネリコ3 世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く」の最新情報を公開した。

 「アルトネリコ」シリーズは、株式会社バンダイナムコゲームスと株式会社ガストとの共同開発により誕生した新感覚RPG。本シリーズの特徴としては、地上の存在しない縦の世界(「塔」が舞台)に暮らす人々の愛と絆を描いたストーリー、ヒュムノス詩と呼ばれる心に響く歌を多数収録、ムスメ調合システムなどといった他のRPGとは一味違ったシステムが挙げられる。

 シリーズ最新作となる本作では、過去のシリーズが持っていた独自のゲーム要素を踏襲しつつ、舞台となる「塔」を新たに用意しているので本シリーズを未プレイの人でも、「3」である本作からのプレイでも楽しく遊ぶことができるという。第2報となる今回は、本作の世界における3つの勢力(組織)と、それぞれの勢力に所属し主人公と深い関わりのあるキャラクター達の情報をお届けする。

【物語の舞台紹介】
【大牙】

 大牙とは、塔の周りにある、死の雲海から天に向かって突き出した巨大な岩の事である。大牙に住む人々は、大きな都市を形成できない。なぜなら、大規模な集落はことごとくクラスタニア(塔側の統治機関)によって駆逐されてしまうためである。また、環境的にも大きな都市を形成するには向かないため、自然と小さな集落になっていく。大牙は元々人間の住むところではなかった。700年程前、世界大惨事グラスノインフェリアによって、生き延びるために移り住んで来た人達だらけである。

 現在ここに住んでいる人々は、そのほとんどが第三塔の勢力「クラスタニア」に否定的である。それゆえに、強大な組織であるクラスタニアからは常に監視され、大きな事は一切できなくなっている。各コミュニティ(町)は、そのコミュニティごとに、それぞれのルールに従って治めている。コミュニティの長は大牙全体の定例議会によって現状を報告し合い、全体の方針を決めている。この議会自体も秘密裏に行なわれているもので、クラスタニアに気づかれたら解散させられてしまう事になる。その為、大規模なコミュニティは全部地下にある。最も大きなものは「トコシヱ隧道(トコシエすいどう)」と言われる町でここ一帯だけで数万人の人々が住んでいる。

蒼谷の郷(そうやのさと)と呼ばれるこのエリアは、大牙の先端に位置するため、牙の又内と塔を望める外壁にまたがって存在している

 そんな大牙であるが、文明レベルは非常に高い。

第一紀に他の地域より数年前に壊滅したこの地だったが、その時の傷跡が現在の生活をあらゆる面で救っている。3本の塔の中で、唯一アルシエルの大地そのものの恩恵を被っている地域でもあり、肥沃な土地、自然の雪解け水、そしてたくさんの鉱物資源が身近に存在するのはここだけである。

 大牙にある多数の集落は、ミニバス(小さな飛空挺)によって繋がっている。もちろん「街道」も存在しなくはないが、ほとんどが切り立った絶壁である牙の行き来を足でしようとする者はほとんどいない。

【大牙/トコシヱ隧道(トコシエすいどう)】

 そのほとんどが牙と牙の又の部分、そして更にそこから地下へと続くトンネルによって形成される地下都市である。内部は迷路のように入り組んでおり、例え敵が攻めてきてどんなに強い詩魔法を撃っても、一瞬にして全滅させることはできない作りになっている。そんな入り組んで、どこまでいってもトンネルが続いているようなこの場所は「トコシヱ(永久)隧道(トンネル)」という名前で呼ばれるようになった。

トコシヱ隧道・鳥瞰

 トンネルは、自然にできた巨大な洞窟をメインストリートとして、そこから碁盤の目のように縦横に人工のトンネルが掘られている。それぞれの区画には用途が決められており、商業区域、住居区域などに分かれている。かなり高低差の大きな多層構造な為、移動手段、輸送手段として「トロッコ」が用いられている事が多い。

 また、水の流れているトンネルや地底湖も多く、そういった場所は船で運行している。自然洞窟を中心とした大きなトンネルは真ん中に軌道が走っており、アプト式の市電が運行している。

【アルキア】

 アルキアの町の印象を一言で言えば、「ロケットが吊されているアジアの都市」という感じである。ロケットとは、アルキアの最も高台にある「XPシェル」の事である。高台は町の(機能的)中心になっておりその中心にある研究施設「アルキア研究所」の中にXPシェルが存在しているという形だ。その回りには、アルキアを維持管理する行政機関などが集中しており、その外側に商業区、居住区などが存在する。

アルキア鳥瞰

 アルキアは塔側の都市にあって、唯一大牙との交流がある町である。更に、唯一人間が「普通に」住むことができる町でもある。いわゆる「街」の部分は、この街における下半分の地域を指し、上半分は「アルキア研究所」という企業の工場群になっている。この下側の「街」は大変混沌としている。本場クラスタ系のアジア系建物、シエール系の洋風建築、そして雑多な市場、高級宝飾店、そしてエンターテインメント施設などがごった返す場所になっている。

 また、目を惹く建造物として「Vボードスタジアム」というものがある。これは、フリッパーを使用したスケートボード「Vボード」の競技を行なうためのトラックである。尚、アルキアという国家はクラスタニアには国家として認められていない。なぜなら、クラスタニアはクラスタニアで、アルキアを「パリエ行政区」という自国領域だと考えている為である。

【アルキア研究所】

 アルキア研究所の歴史は、アルキアという町よりも古い。そもそもこの塔の建設が始まったとき、そのベースキャンプとなったのが、このアルキア付近だったのである。すなわち、第三塔の建設は、アルキア研究所の場所から始まったと言えよう。当時、アルキア研究所はクロガネ・ラボラトリーズという名前だった。アルキアは、このクロガネ・ラボラトリーズで働く人達が住み、どんどん大きくなっていき、形成された町なのである。


空から見たアルキアの町アルキア研究所本社ビルと企業ロゴ
【クラスタニア】

クラスタニア

 塔側の統治機関・レーヴァテイルの国家のこと。レーヴァテイル・β(ベータ)純血種達が住む町。実質、この世界における行政の中心となっている。人間支配についても、この街によって行なわれている。そして最大にして最高水準の設備レベルを誇る。町は大きく分けて3つの区画に分かれ、それぞれは「レーヴァテイル街区」、「スレイヴ街区」、「行政区」と呼ばれている。

 「レーヴァテイル街区」は支配者であるレーヴァテイルが住む町で、木でいうところの生い茂る葉のあたりに存在する。非常に快適で、1人当たりの面積、環境、サービスなどが完全に計画されている。

 「スレイヴ街区」は人間の住む町である。こちらは木で言うところの根っこのあたりに存在する。面積はとても小さい。家も非常に狭く、生活に必要なものしか与えられていない。人間はレーヴァテイルの能力開発の為に連れてこられた言わば捕虜的な存在であり、それ故にこのような扱いになっている。





【登場キャラクター紹介】

■ 光五条(ヒカリゴジョウ) CV:森川智之

『医者と言っても大した者ではありませんよ。辺境の裏路地でひっそりと営んでる藪医者ですから』

 トコシヱ隧道で開業しているレーヴァテイル専門医。元はアルキア研究所御用達の専門医だったのだが、研究所のとある重大な秘密を知ってしまい、それに反発してアルキア研究所に関わることをやめた。その件に関しては、リッカリョーシャが大いに関わっているらしいが……。


■ タツミ CV:斎賀みつき

『ボクはそれには興味ないかな』

 大牙連合の「ゲンガイ」に教えられたVボードに魅了され、彼を師とあおぎ武者修行のために蒼谷の郷に逗留している。「アオト」とは1カ月前からの知り合いで、「サキ」を連れて追われる2人に協力することで、大いなる物語に参加することとなる。


【パーティキャラクター】
光五条は、定食屋「よっこら」の手伝いをしているフィンネルと知り合いらしく、食事券をもらったらしい。しかし、光五条は外食をしないタイプのようだタツミは、アルキアで流行っているスケートボード「Vボード」の武者修行中。師匠は大牙連合「堕天峰(だてんほう)」の長・ゲンガイだという

【登場キャラクター紹介 ~アルキア研究所~】

■ ラファエーレ CV:田中秀幸

『皆さんのご活躍はいつも耳にしていますよ。皆さん、とても素晴らしい戦歴をお持ちだ』

 現「アルキア研究所所長」。研究者としてアルキアで働いていたが、そのプロジェクト運営能力を買われ、現所長に抜擢された凄腕の所長。

 アルキア研究所の全てに関与し、日用品から軍隊まで全て統括する。大牙やクラスタニアの人々からは何かと厳しい目で見られることが多いが、アルキア市民にとっては、企業のみならず街をも護ってくれる頼れる人として信頼されている。この塔の中で唯一人間が安全に住めるのは、彼のクラスタニア対策のたまものであることを知っているからである。


■ リッカリョーシャ CV:ゆかな

『アオト君?そんな事じゃ女の子にモテないゾ? もっとしっかりエスコートしなくちゃ』

 アルキア研究所のナンバー2。

 ドラマのような劇的障害を乗り越える恋にあこがれ、まわりにもドラマのような恋を勧めてしまう乙女。


【アルキア研究所】
ラファエーレの口から本作のヒロインでもある「サキ」についての情報が語られるアルキアに出入りしていた光五条との久しぶりの再会を喜ぶリッカリョーシャ

【登場キャラクター紹介 ~大牙軍&クラスタニア~】

■ ゲンガイ CV:玄田哲章

『お前ぇがアオトか。タツミが世話になったな!何もないところだが、まあゆっくりしていってくれ』

 大牙に暮らす破戒僧で、クラスタニア・アルキアのどちらにも属さない人々を束ねた大牙連合「堕天峰(だてんほう)」の長。

 大牙に住みクラスタニアのクレンジングに怯える人々を励まし激を飛ばすことで強力なリーダーシップを発揮する。行動派で「タツミ」のVボードテクニックは、「ゲンガイ」ゆずりのものである。


■ アカネ CV:遠藤 綾

『私は別に何も感じません。よく冷たいと言われますが、必要だと思うことを効率よく遂行することが冷たいのでしょうか』

 クラスタニアの対人間軍部司令官。若くして、この地位についている事に対する注目度は高い。フィンネルを同期生まれとして慕っているが、感情を薄めに設定された彼女は愛情の表現方法が少し不器用。

 アカネの側には「ククロウ」という不思議な動物がいつもいる。フィンネルが大牙へ旅立った後、「ククロウ」はアカネにとっての唯一の心の支えになっているのである。


【大牙軍】【クラスタニア】
アオトとの直接的な関係はないようだが、弟子のタツミがお世話になっていると挨拶をするゲンガイかつては幼馴染であったアカネとフィンネル。任務の成功と第一と考えるアカネは、フィンネルと衝突してしまう



■ 主題歌&オープニング情報

 本作の主題歌を歌うのは、シリーズではお馴染みの「志方あきこ」さん。本作のイメージにピッタリと合った幻想的な旋律を奏でるオープニング曲は「謳う丘」に決定。志方さんの歌声と共に、流れるオープニングアニメーションにも注目してもらいたい。

【プロフィール】
志方あきこ(しかたあきこ) 東京出身。作曲家、歌手。
歌唱だけではなく自らが作編曲を行なっている自身の作品は、民族的なリズムと緻密なコーラスワークにより構成されている。1曲で200ものヴォーカルトラックを重ねることもある幻想的な世界は、まさしく「ヒーリング・ファンタジア」と呼ばれるにふさわしく、その彼女の七色の歌声は聴く者を幻想世界へと誘うだろう


■ 数量限定!予約特典情報

 本作の予約特典は、B5サイズの豪華ハードカバー上製本仕様となっている「オフィシャル ヴィジュアル ブック」となっている。オールカラー全44ページに「アルトネリコ3」の魅力を満載。凪良氏によるキャラクターイラストを中心に、広告やポスター、パッケージなどに使用されたイラストはもちろん、各キャラクターの設定・世界観設定や各種設定資料などを豊富に収録している。


※予約特典は数には限りがあるため、なくなり次第終了となる。
※写真・イラストはイメージです。内容・仕様は予告無く一部変更になる場合がある。
※特典は商品購入時にお引き渡しとなります。
※一部店舗では取り扱いのない場合がある。詳しくは店頭にてお問い合わせ下さい。


※画面は開発中のものです。
(C)GUST CO.,LTD. 2010 (C)2010 NBGI

(2009年 11月 18日)

[Reported by 志賀康紀]