SCEJ、「Playfaceキャンペーン」
格闘家・武蔵選手が参戦


10月13日 実施

会場:お台場メディアージュ3階特設会場


コントローラーを持ってもらっての1枚。非常にサービス精神旺盛な武蔵選手は様々な取材陣の要望に応えてくれた

 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEJ)が現在実施中の「Playfaceキャンペーン」に格闘家の武蔵選手が参加し、その収録が東京・お台場メディアージュ3階の「Playfaceキャラバン」会場にて行なわれた。

 「Playfaceキャンペーン」は、普段見ることのできない“ゲームをプレイしている自分の顔”を撮影するイベント。プレーヤーが「ゲームを楽しんでいる時の表情豊かな顔」を実感することで、ゲームの楽しさを伝えたいという想いから今回のキャンペーンは企画されている。同時に「Playfaceダービー」も行なわれており、登録されたPlayfaceムービーで表情の豊かさを競い合うことができる。Playfaceダービーは総額1,000万円をかけたイベントとなっており、今後盛り上がりをみせることだろう。

 本日行なわれた収録に登場した武蔵選手は開口一番「腕が鳴りますね」と自信たっぷりにコントローラーを握り収録前の練習として「鉄拳6」をプレイ。吉光を選択し見事2連勝を飾ると「2連勝してしまいました。ぼくのゲーマー人生から考えたら奇跡ですよ」と笑いながらコメントを残して収録ブースの中に消えていった。このあと、5分ほどの収録を終えて出てきた武蔵選手はすでに汗だく。狭いブースの中で熱が籠もることを差し引いてもかなり「鉄拳6」を集中してプレイした様子だった。

 時間があればゲームセンターなどに立ち寄りゲームを楽しんでいるという武蔵選手。カーレース、対戦系のゲームが好きで「RPGなどは自分がどこに行けばいいのかわからなくなるのでやらないんですけど、カーレース、対戦モノ、アクションゲームやゲームセンターにある撃ちまくるようなシューティングゲームはよくやりますね」という。

 今回、武蔵選手は「鉄拳6」を選択し、プレイしている時の表情を撮影した。ゲームでは「自分はスカル好きで、ドクロのマスクがカッコイイ」という理由で“吉光”を選択。すると驚くほど強かったと言い「こんなに勝っちゃっていいのかなと言うほど強かった」と驚いた様子。それだけ熱中していたと言うことだが、武蔵選手いわく「こんな短時間にどれだけ集中したかというと……親指に水ぶくれができてしまいました」と笑いながら報道陣に向かって親指を見せた。武蔵選手は「ゲームの中でも、強くなさそうなイケメンや女性にはぜったい負けたくないという願望が出ました」と言うことで、かなり熱の入ったプレイ風景となったようだ。

 格闘技をしている時の集中力と比べて今回はどれくらい集中できたのかと聞かれた武蔵選手は、「格闘は個人競技なので相手を想定して練習したり自分の世界に入り込みますから。ゲームはいきなりリングの上みたいな感じなんですけどね。ゲームみたいな動きをしろと言われれば100%無理なんですけど、敵を倒すまで集中力を途切れないようにするという点では、(格闘技もゲームも)すごく似ていると思いますね」と語った。

 これだけ熱心にプレイしていた武蔵選手、当初はどんな顔しながらプレイすればいいのかと考えながらやろうと思っていたそうだが、ゲームが始まってしまえば必死にプレイしていたこともあって、自然と表情ができあがったようだ。

 Playfaceで登録すると言うことはPlayfaceダービーに参加し、ほかのプレーヤーの“表情”と対戦することになるのだが勝てそうですかと聞いてみたところ、「男前グランプリだったら勝てないかと思いますが、“表情”の闘いと言うことだったらいいところまで行きたいと思いますし、試合と一緒で出る限りは勝ちたいと思います」と自信を覗かせるコメントを残した。

 「Playfaceキャンペーン」は今後も各地でキャラバンが行なわれる。日頃プレイしている顔は見ることができたいと思うので、参加して自分がどんな顔でプレイしているのか確認してみてはいかがだろうか。


「Playface」でプレイしている顔を撮影する前に1度ゲームをプレイ。「ドクロのマスクがカッコイイ」という理由で“吉光”を選択し見事2連勝を飾った武蔵選手は「どういった顔をしようかな」と考えながらブースに入ったというが、ゲームが始まってみたら「自然と表情ができていた」という撮影が終了しブースから出てきたところで顔写真を手渡される武蔵選手。終了後のインタビューでは「(Playfaceダービーでも)出るからには勝ちたい」とコメント
武蔵選手の「Playface」。大変、表情豊かな内容となっているようだ。ほかの方のPlayfaceもそうだが、ゲームに勝った時の喜びの顔よりも「しまった!」時の表情の方が面白く見える
Playfaceの顔写真を見ながらコメントする武蔵選手。試合の時の「集中」とゲームの時の「集中」は似ているという「これだけの短時間にどれだけ集中していたかというと……」と言って見せたのが親指の水ぶくれ。「どれだけ皮膚弱いねん!」と自ら突っ込んでいた会場はお台場メディアージュの3階特設会場。収録マシンは1台だが、試遊台はいくつか用意されている

(2009年 10月 13日)

[Reported by 船津稔]