バンダイナムコ、AC「機動戦士ガンダム 戦場の絆」
連携力が勝敗を分ける! 暗夜の「拠点無し戦」イベント開催!


稼動中

   拠点なし戦:10月10日(ニューヤーク夜)、10月23日(鉱山都市夜)
   軍勢力戦:10月16日~18日

価格:2プレイ500円


 株式会社バンダイナムコゲームスは、AC「機動戦士ガンダム 戦場の絆」において、回復可能な拠点が存在しない「拠点無し戦」を開催。拠点攻撃によって相手コストを奪う、いわゆる「タンク戦」が主流とされてきた現状に一石を投じる。これまで以上に連携力とモビルスーツ操作スキルが問われる戦場となりそうだ。

 この「拠点無し戦」は、10月10日(金曜日)と10月23日(土曜日)の2日間のスケジュールで開催される。10月10日の「拠点無し戦」のステージはニューヤーク 夜ステージで6VS6のマッチング、10月23日は初登場の鉱山都市 夜で6VS6のマッチングとなる。ゲームモード選択画面で「イベント」を選ぶと参加できる。

 また、9月に初めて行なわれたコスト200以下(武装によるコストアップは許容される)のモビルスーツによる「軍勢力戦」も再び、10月16日~18日(金曜日~日曜日)の3日間の日程で行なわれる。ステージとマッチングは、16日が鉱山都市(4VS4)、17日が鉱山都市 夜(6VS6:ミノフスキー100%)、18日が鉱山都市(R)(4VS4)となっている。詳しいスケジュールはこちら



■ 「拠点あり」と「拠点無し」で、戦場はどう変わる?

 これまでにショップイベントモードにおいてサイド7を使用した店内対戦を経験しているプレーヤーであれば、「拠点無し」という戦場をイメージしやすいだろう。拠点が存在しないということは、相手の拠点攻撃部隊を潰すことに神経を尖らせる必要がないということであると同時に、被弾して耐久値が減ったとしても、耐久値を回復させる手段が存在しないということである。すなわち、従来のように「タイミングを見て回復を行なう」ということを視野に入れた高コストモビルスーツの運用は不可能。「拠点無し戦」において、被弾したら帰ればいい、という発想は存在しないのだ。

 もちろん、回復ができないからといって、「どのモビルスーツもそのうち撃破されてしまうもの」という認識でも困る。耐久値と損失コストが少ない低コスト帯のモビルスーツであれば、被撃破を計算に入れての運用でも戦術的な効果を上げやすいが、最高コスト帯のモビルスーツが撃破された場合のコストを奪い返すのは簡単ではない。お互いに拠点が存在しない以上、味方モビルスーツの被撃破によって奪われたコストは、同等以上のコストの敵モビルスーツを撃破して取り返さなければならないのだ。「拠点無し戦」における高コスト帯のモビルスーツの使命は、被弾を抑えつつ、かつ前線で効果的に活躍するという、非常に難度が高いものになるだろう。

 また、「拠点あり」のステージでお互いに拠点攻撃用の兵器を編成に入れない、いわゆる「MS戦」と呼ばれるものと、「拠点無し戦」は似て非なるものであることにも注意したい。従来の「MS戦」は拠点での回復が可能であるために、敵モビルスーツを1機撃破してコスト差を作ったら、全機撤退して拠点での回復を行ない、敵の追撃部隊を迎え撃つという戦い方が有効だった。だが、「拠点無し戦」では敵を撃破してラインを下げた先に自軍の拠点が存在しないので、1機撃破したら撤退して迎撃戦、という戦い方が手堅いとは言い難い。自軍エリアに敵を引きこんでおけば、味方が撃破されたとしても、リスタートした味方と連携して挟撃という手も可能だが、そこで足並みをうまく揃えることができなければ、リスタートした味方が敵に囲まれて撃破されるだけにもなりかねない。

 以上のことから見えてくるのは、「拠点無し戦」で重要なのは、それぞれのコスト帯におけるモビルスーツの明確な「運用イメージ」と、どこで敵を撃破し、その後の戦場をどこに移すかという「戦術イメージ」の共有、そしてあらゆる状況で足並みをしっかり揃えるための連携力だと言えるだろう。

■ 敵モビルスーツの撃破が主眼となり、編成コンセプトも大きく変化

 従来の戦場では拠点攻撃を視野に入れた編成が主流となっているが、「拠点無し戦」では敵モビルスーツの撃破に注力する必要があるため、編成のコンセプトも大きく異なる。耐久値が減って後方に下がった敵を確実に撃破するためには狙撃型モビルスーツが有効であり、早めに戦力ゲージでリードするためには、高い火力で大ダメージを与えられる射撃型モビルスーツの投入も効果的。もちろん、高性能な追加弾を持つ遠距離砲撃型モビルスーツも、優秀な支援機体として活躍できるはずだ。より効率よくモビルスーツを撃破することに特化した編成バランスの模索も、「拠点無し戦」の楽しみといえるだろう。

 もちろん、編成に豊富なカテゴリを揃えてみるだけでは意味がない。それらのモビルスーツの特性を活かすために、どこに戦場を作り、どう戦うかというイメージをしっかり持つことも忘れずに。狙撃型モビルスーツを後方に置き去りにして、前衛だけがビルの向こうで戦っているようでは、自分たちの手で不利な状況を作り出すようなもの。

 前衛の戦いが劣勢でも、そのうち味方タンクが敵拠点を落としてくれて逆転……という甘い考えは通用しない。より効率よく敵モビルスーツを撃破して、コストを奪う。「拠点無し戦」で勝利するために必要なのは、ただそれだけである。

(C)創通・サンライズ

(2009年 10月 9日)

[Reported by 三番町第20小隊]