スパイク、DS「極限脱出 9時間9人9の扉」
脱出パートのシステムなどを紹介
株式会社スパイクは、12月10日発売予定のニンテンドーDS用脱出×サスペンス「極限脱出 9時間9人9の扉」について、ゲームシステムや登場キャラクターなど、ゲームの詳細を公開した。
「極限脱出 9時間9人9の扉」は、謎に包まれた見知らぬ場所からの脱出をテーマに、密室に貼り巡らされた謎を解き、そこから脱出する方法を見つけ出す思考型パズルゲーム。プレーヤーは主人公の淳平となり、9時間という時間制限の中、9の扉がある謎の場所から、9人の登場人物たちと極限状態での脱出劇を繰り広げる。シナリオ/ディレクションは打越鋼太郎氏、キャラクターデザインは西村キヌ氏が担当している。
今回紹介するのは、9人の個性的な登場人物のうちの2人、「サンタ」と「四葉」、推理力が問われる「脱出パート」システムについて。さらに密室の設定画も公開された。
■ 登場キャラクター紹介
本作には個性溢れる9人のキャラクターが登場する。彼らもそれぞれガスマスクを装着した謎の男に連れてこられたと証言している。ゲーム開始直後は、彼らの素性は明らかにされていないが、犯人と思われる「0(ゼロ)」が仕掛けてきた“ノナリーゲーム”の特性上、彼らの協力なしでこの場所から脱出するのは不可能といえる。なお、「0(ゼロ)」に正体をさらすのを避けるため、9人はお互いをコードネームで呼び合う。
死と直面した極限状態の中、敵か味方かもわからない9人の同行者。それぞれの腹の内を探りながらも、物語を進めていくうちに人間関係も変化し、さまざまな事実も明らかになっていく。極限状態に置かれた人間同士の交わりが生み出すドラマも、本作の魅力の1つとなる。
バングルナンバー:3 24歳 | バングルナンバー:4 19歳 |
■ 脱出パートシステム紹介
“ノナリーゲーム”では、ナンバリングドアをくぐり抜けた後の密室をあらゆる手段を使って突破することで、閉じ込められた船からの脱出に近付いていくことになる。密室には多数のバリエーションが用意されており、全ての部屋は複雑な謎を連鎖させることで密室が作り出されている。
密室の謎解きは、さまざまな場所を調べ、解決のためのヒントやアイテムを集めることから始まる。1つの謎を解くためには、別のものの鍵を開けてからでなくてはならなかったり、入手したアイテムを使うために別のアイテムが必要になるなど、入手したヒントやアイテムを組み合わせることも重要になる。
その密室の謎を解き明かす「脱出パート」には、謎を解明するためにさまざまなシステムが用意されている。
・カメラ表示
1つの密室は複数の部屋から成り立っている場合もある。上画面の俯瞰図で、自らがどの位置にいて、どの部分を調べているのかを把握することにより、まだ調べていない部分が明らかになり、効率的にヒントを探すことができる。
・船内マップ
ゲームを進めていくと、船内マップを入手できる。マップ入手後は、閉じ込められた船全体の状況を見ながら謎を解いていく。
・アイテム
気になる場所にタッチすると、その場所を調べることができる。その場所にアイテムが存在すれば、アイテムを入手。アイテムは必要に応じて使用できる。
赤い文字で「アオ」と書かれたメモ用紙を発見 | 「ドライバー」を入手。いろいろな用途が考えられる |
アイテム画面で“調べる”と、仲間がヒントをくれたり、主人公の淳平自ら思考し、ヒントを考え出すこともある。そのヒントをもとに、再度密室内を探索すれば、新たなアイテムや手がかりが見つけられるだろう。
また、アイテムを組み合わせることで、新たなアイテムになることもある。組み合わせたアイテムは、密室脱出に欠かせないアイテムである可能性が高いので、アイテムを入手したら、必ず「組み合わせ」を試してみるといいだろう。
アイテム画面で“調べる”ボタンを押すとヒントがもらえることも | フォトフレームとドライバーを組み合わせたら、ドライバーでフォトフレームのネジを開いた。中の写真の裏には暗号が記載されており、これが別の謎のヒントになっている |
・思考パズル
犯人と思われる「0(ゼロ)」は、密室の最後の扉を開くには、必ず思考パズルを解く必要があるように船内の仕掛けを作り上げている。この思考パズルは、密室内で入手したヒントをあますところなく活用することで解答を導き出せるようになっている。
脱出前の思考パズルには、数字を組み合わせて答えを導き出すものや、図柄をパズルのように当てはめていくものなど、さまざまなバリエーションが存在する。すべてのパズルは密室内で入手できるヒントをもとに、必ず解けるようにデザインされている |
■ 密室設定画公開
ゲーム中に登場する密室は、複数の部屋が入り組んでいたり、それらの部屋同士がトリックによって閉ざされているなど、複数の謎が連鎖した作りになっているのがほとんど。ここではその設定画を掲載するので、どのような謎が潜んでいるのか想像してみていただきたい。
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(2009年 9月 16日)