バンダイナムコ、PSP「.hack//Link」
バトルシステムを中心に本作の魅力を一挙紹介
株式会社バンダイナムコゲームスは、PSP用ユニゾンアクションRPG「.hack//Link」の最新情報を公開した。
「.hack」シリーズは、2002年に発売されたPS2版をはじめ、アニメ・小説・漫画といったさまざまなメディアで展開されているメディアミックスプロジェクト作品。「.hack」シリーズの最新作となる「.hack//Link」では、過去のシリーズでは明かされなかった謎や、語られなかった裏ストーリーが語られるという。そして、壮大な「.hack」の年代記もついに最終章を迎える。第2報となる今回は、バトルシステムをはじめ、登場キャラクター、オープニングアニメ、ドラマ紹介など、盛り沢山の内容で本作の魅力を紹介していく。
■ オープニングアニメーション
オープニングアニメーションは、世界的に活躍している超絶クリエーター集団「STUDIO4℃」が制作を担当。
【オープニングアニメ】 | |
---|---|
■ 「.hack」全シリーズを舞台に、最後の冒険が始まる
本作の舞台となるのは、これまでに発売されてきた「.hack」全シリーズの世界。ゲーム中に登場する「アカシャ年代碑」は、「The World」内の時間の流れを一覧することができるインジケーター(計数器)。丸いポイントはメインシナリオを、ひし形のポイントはサブシナリオを意味し、ポイントを選択することで、様々なエピソードを追体験することができる。
【アカシャ年代碑】 | |
---|---|
アカシャ年代碑は、本拠地となるデータ潜航艦「グランホエール」の中にある |
【冒頭のドラマ紹介】 | |||
---|---|---|---|
中学2年生の九竜トキオは、謎の転校生、天城彩花の導きによって、 |
■ ゲームシステム紹介
ユニゾン編成画面 |
・30人以上のキャラクターが仲間になる!?
本作に登場するキャラクターは、「.hack」シリーズに登場した30人以上のキャラクター達。物語を進めることで仲間が増え、最終的にはプレーヤーのお気に入りのキャラクターと一緒に冒険を行なうことができるという。
・ブレイクゲージを打ち砕け
敵はただ攻撃するだけでは少量のダメージしか与えることができない。大ダメージを与えるには、敵のブレイクゲージをゼロにする必要がある。
・発動!重複存在(ダブルウェア)
ダブルウェアとは、トキオだけが持つ特殊能力。ユニゾンを組む仲間と「共鳴」することで、その仲間に応じたアビリティを身に付けることができる。例えば、ミストラルと一緒に冒険した場合、アイテムのドロップ率が高くなるアビリティ「お宝ハンター」が使えるようになる。バルムンクが一緒だと、アクショントリガーの待機時間が短くなるアビリティを使うことができる。
・仲間とラリーしてコンボを決めよう
ブレイク状態の敵を吹き飛ばすと、敵を空中に浮かすことができる。この時に素早くLボタンを押すと、仲間との連係攻撃ユニゾンコンボがスタートする。画面下部に表示されているタイミングゲージを見ながら、タイミングよく打ち返していくとラリーが続いていく。ラリーの成績によって、フィニッシュを決めたときのボーナスが変化する。
・ラリーの最後はフィニッシュ技が発動!
ユニゾンコンボで敵のHPをゼロにすると、フィニッシュ技が発動する。フィニッシュを決めると経験値アップなどのボーナスを得ることができる。またフィニッシュ技は、ユニゾンコンボ中のラリーの成績が大きく関係しているため、上手くラリーを続けていくと派手なフィニッシュ技が発動し、もらえるボーナスも多くなるという。
【ユニゾンコンボ】 | ||
---|---|---|
ラリーを上手く続けることでユニゾンコンボフィニッシュが発動する。画像はフィニッシュ技「ジェットライナー」 |
・最大必殺技!仲間とのツープラトン攻撃「クロスレンゲキ」
画面右にあるレンゲキゲージがMAXになると、トキオと仲間による強力なツープラトン攻撃「クロスレンゲキ」が発動可能になる。
【「クロスレンゲキ】 | ||
---|---|---|
クロスレンゲキは、単に大迫力でカッコイイだけでは終わらず、他のゲームでは見ることができないような、個性溢れる仲間とのやりとりを見ることができる |
【銀漢】 | 【巨大ボス用】 |
---|---|
溢れる愛は誰にも止められない!銀漢の暴走は、トキオをもってしても制御不能!? | 相手が巨大ボスの時にはクロスレンゲキも専用技に変化。仲間と2人で、巨大ボスに向かって空中ダッシュ。高速攻撃の後、はるか上空からツープラトンで一気に突っ込め! |
・仲間との親密度がラリーの決め手?
タイミングゲージのヒットエリアは、仲間との親密度によって高得点になる範囲が大きくなるという。また親密度がある一定値以上になると、より高得点になる範囲が出現する。仲間と仲良くなることはイコール、バトルを有利に展開することができるということになる。さらに親密度の高さによっては、クロスレンゲキの追加効果にも変化が現れるという。初めの頃は1つしかない効果も、仲良くなれば最大4つまでの効果を付けることができる。
・仲間からのご褒美?
リンクゲージには、クロスレンゲキ追加効果のボタン入力時に入力成功幅を補正する役割がある。つまりは、仲間と仲良く冒険することで、クロスレンゲキを決めたときにより追加効果を付けやすくなるということだ。
■ 最大3人が参加できる「リンクプレイ」
「リンクプレイ」は、本作に収録されているゲームモードの1つ。このモードは通信プレイを行なうためのモードで、3人までが参加できる。登場するダンジョンは難易度が高めに設定されているため、仲間と協力することがダンジョンクリアの鍵となるようだ。また、ゲーム中では称号や着せ替え武器、アクセサリーを入手できる。アクセサリーは、頭用・背中用の2カ所が用意されていて、これらはトキオ・UPCで自由に設定することが可能だ
【リンクプレイ】 | |
---|---|
着せ替えアイテムは自由に着せ替えることができるので、友達に自慢のファッションを見せつけることも |
■ 仲間が提案することも!?
冒険中に仲間が様々な提案を出してくることがある。これを「リンクジャッジ」と呼ぶ。提案は様々な状況下で行なわれ、その選択によってはリンクゲージが増減したり、冒険中に課題が発生するなど、その後の展開に大きな影響を及ぼす。リンクジャッジは、主にリンクゲージの量によって発動稼働率が変動する。
【ミストラルのリンクジャッジ】 | |
---|---|
区画を移動したときに時々発生するミストラルのリンクジャッジ。アイテムを探しに別行動したいと提案してくる。認可すればユニゾンを一時離脱しアイテム探しの旅に出かけてしまう。1人になるのでバトルは厳しくなるが心配無用。区画を先に進むたびに戻った方が良いかを確認してくる。戻ってきたときには、離脱していた度合いによって、より珍しいアイテムを多く獲得してくる |
■ キャラクター固有の特殊行動
仲間には専用挙動「パーソナルアクト」を持っているものがいる。パーソナルアクトは、冒険中の大きな手助けとなるものばかりが用意されているという。
【司のパーソナルアクト】 |
---|
司は自分のHPが残り少なくなっているときに敵から攻撃されると、反射的にガーディアン「黄昏の放浪者」を召喚し、その相手に反撃をする |
【登場キャラクター】 | |
---|---|
CV:三瓶由布子 |
CV:小清水亜美 |
■ 時の大海を行き来するデータ潜航艦「グランホエール」
データ潜航艦「グランホエール」の内部には、EXショップ、メーラー、データベースなど、様々な施設・機能が備わっている。トキオの冒険をバックアップする本拠地として活躍する。
メーラーは縦画面になる |
・メーラー
メーラーを起動すると縦画面に変化する。PSP本体を縦に持ち替えることで、携帯電話のような感覚でメールチェックすることができる。イベント進行に関わるメールを読むと、アカシャ年代碑に新しいポイントが追加される。
・データベース
登場人物や事件、専門用語の解説などを確認することができる。冒険が進むにつれ、データベースに記載される情報が追加されていくので、「.hack」シリーズを未プレイの人でも安心して遊ぶことができるという。
・管理台帳
グランホエール内の施設には仲間を配置させることができる。仲間を配置しておくと、その施設が徐々にパワーアップし、各種機能がどんどん充実していくことになる。
【データ潜航艦「グランホエール」】 | |
---|---|
EXショップでは施設がパワーアップすると、アイテムの売値が変動したり、品揃えがよくなったりする。またここでは、仲間になったキャラクター達のプロフィールを確認することもできる施設もあるようだ |
【イベントボスキャラクター】 | |
---|---|
CV:三宅健太 | CV:坂口候一 |
■ ボタン連打でウィルスコア増加!
トロンメルやポザオネとのバトルでは、最後の一撃を与えると「フィニッシュモード」が発動する。このモードに突入したら、仲間と協力して巨大なエネルギー球を放ち、クロスレンゲキと同じようにウィルスコアを得ることができる。
【フィニッシュモード】 |
---|
ボタンを連打するとウィルスコアの獲得数がアップする。とにかく連打あるのみ |
(C).hack Conglomerate
(C)2009 NBGI
□バンダイナムコゲームスのホームページ
http://www.bandainamcogames.co.jp/
□サイバーコネクトツーのホームページ
http://www.cc2.co.jp/
□「.hack」シリーズのページ
http://www.dothack.com/
□「.hack//Link」のページ
http://www.hack.channel.or.jp/link/
(2009年 9月 11日)