バンダイナムコ、Wii「スーパーロボット大戦NEO」
3DMAPとそれに関わるシステム情報を公開


2009年 発売予定

価格:未定

CEROレーティング:A(全年齢対象)


メインビジュアル

 株式会社バンダイナムコゲームスは、2009年発売予定のWii用シミュレーションRPG「スーパーロボット大戦NEO」の最新情報を公開した。

 「スーパーロボット大戦NEO」は、「子供達が活躍する、明るく楽しめる作品」をコンセプトに、1990年代に活躍したロボット作品が多数参戦する「スーパーロボット大戦」シリーズの最新作。第2報となる今回は、3DMAPとそれに関わるシステム面の情報をお届けする。

 本作のMAP画面は、これまでの「スパロボ」シリーズで採用されていたマス目はなく、ユニットはマスに縛られることなく、360度動くことができる。また、カメラの角度は、自由に切り替えることができ、ユニットの重なりなどを考え、その都度自分の好きな角度に調節してプレイできる。移動力はユニットを中心とした「赤い円」で表示されるので、移動可能範囲を知ることができる。

 本作の移動システムは、従来のように移動先を指定し、自動でユニットが動くのではなく、クラシックコントローラーもしくはヌンチャクのスティックを利用して、移動力の範囲内でユニットを縦横無尽に動かすことができる。さらにMAPには3Dならではの障害物や段差が存在し、段差を降りる際にはユニットがジャンプするといった細かい演出が用意されている。

【自由度の増したMAPと新移動システム】
本作のMAP画面は、マス目はなくなり立体的で臨場感のあるMAPとなっているカメラの角度、高さを変えることにより、自分の好きな視点でプレイすることが可能となった。同じシーンでも角度と高さを変えるだけで、違ったシーンに見える
移動範囲は半透明の赤い円で表現されている段差では地上ユニットがジャンプするという演出も

 360度のMAP移動システムに加え、本作では攻撃範囲の表現も円状(360度)となっている。MAP上で敵との間に障害物がある場合、障害物が立体で表現されているため、通常の攻撃を仕掛けることはできない。しかし、曲射攻撃と呼ばれる弧を描いて攻撃することができる武器の場合は、障害物を挟んでいても攻撃でき、敵側が曲射攻撃を持ってない場合、反撃を受けることはない。また障害物が目の前にある場合、その障害物を避けて通らなければならないが、飛行可能ユニットの場合は背の低い障害物であれば飛び越えることができる。

【攻撃方法と障害物】
攻撃範囲も移動と同様に半透明の赤い円で表現されている敵との間に障害物がある場合は、曲射攻撃が有効となる
背の低い障害物は、空を飛べるユニットなら飛び越えることができる。それに対し、敵ユニットは障害物を飛び越えることができないので、障害物を利用した戦い方が勝利の鍵となる?

 ユニットのサイズ差をMAP上で再現し(戦闘シーンでも再現している)、サイズの違いによって生じる様々なメリット、デメリットを与えることでユニットごとの特徴をより強化している。それにより、巨大なボスに複数で立ち向かうなどといった、これまでのシリーズでは味わえなかったシチュエーションを楽しむことができるようになった。サイズ差がMAP上で表現されたことにより、例えば敵や障害物の間をすり抜けることができたり、大きいユニットであればより遠くの敵に攻撃を仕掛けることができるといったメリットがあるようだ。また、従来のシリーズ通り、ダメージや命中率もサイズ差によって変動する。

【ユニットのサイズ差をMAP上でも再現】
ユニットは自軍なら青、敵軍なら赤い円で表示され、円の大きさでユニットのサイズ差も一目瞭然小さなユニットの場合、障害物や敵同士の狭い隙間をすり抜けることができる。画像は「ガンバルガー」では通れない敵同士の隙間をユニットサイズの小さい「マッハウインディ」では通ることが可能なことを表している
射程が同じ場合、攻撃範囲そのものに差はないが、大きいユニットの場合、その大きさの分だけ攻撃範囲が広くなるので、より多くの敵を狙うことができる

 本作の戦闘アニメーションは、武器によってMAPアニメと拡大アニメの2種類に振り分けられる。MAPアニメは、MAP上でユニットがそのまま攻撃を行なうため、シームレスでストレスのない戦闘演出を楽しむことができる。拡大アニメは、そのユニットの攻撃力の高い武器に振り当てられており、従来の戦闘アニメーション通り、派手な演出が用意されている(戦闘アニメーション自体を、ON/OFFにすることは可能)。

【シームレスで展開される戦闘演出】
MAP上の3Dモデルがそのまま戦闘を行なうMAPアニメ
拡大アニメではカットインによる派手な演出を楽しめる

 全ての表現を3Dにすることにより、様々なアングルや動きをつけることが可能となった。これにより全てのシーンが、よりドラマチックな演出を表現する場となり、物語を盛り上げてくれる要素の1つになっている。

【演出も3Dにより強化】
ユニットの登場シーンも3Dで再現。敵味方問わず、様々登場演出をみることができる


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(2009年 7月 10日)

[Reported by 志賀康紀]