バンダイナムコ、PS3/Xbox 360/PSP「鉄拳6」
シナリオキャンペーンモードとCLAMPデザインの仁を紹介


2009年秋 発売予定

価格:未定


 株式会社バンダイナムコゲームスは、今秋発売予定のプレイステーション 3/Xbox 360/PSP「鉄拳6」の情報を公開した。家庭用「鉄拳6」の新たなモードとなる「シナリオキャンペーンモード」と、「XXXHOLiC」などでおなじみの創作集団「CLAMP」による風間仁のコスチュームなどを中心に情報をお届けしよう。



■ 3Dマップでのバトルを楽しむ「シナリオキャンペーンモード」

 プレイステーション 3/Xbox 360オリジナルとなる「シナリオキャンペーンモード」は、キャラクターが従来どおりの技を駆使するだけでなく、鉄パイプ、ガトリング砲、火炎放射器などの武器を使いこなして複数のステージをプレイする。アイテムを集めることでキャラクターをカスタマイズ・強化する要素も盛り込まれており、1人でのプレイはもちろん、オンラインでの協力プレイも可能。フィールドは新しく用意されたものになっており、中を移動しつつ、現われる敵を倒していくという流れになりそうだ。

 また、プレイ可能キャラクターも、アーケードでのシリーズ最新作「鉄拳6 BLOODLINE REBELLION」に登場する41キャラクターに加え、中ボスとして登場した「NANCY-MI847J」でプレイすることもできるようだ。

従来のモードと同じように技を繰り出すことができるほか、武器を所持することで特殊な攻撃も可能


■ 「CLAMP」による風間仁のエクストラコスチュームデザイン発表

デザイン画

 「鉄拳」シリーズではおなじみのゲストデザイナーによるエクストラコスチュームは、本作でも登場する。今回は、創作集団「CLAMP」による風間仁のエクストラコスチューム。全身白をベースとしたカラーに赤のアクセントが入れられ、長いマントにはストライプの上にマークが入れられているのが特徴。デザイン画と比較しても、ゲームモデルの意匠の再現度はかなりのものだろう。


ゲームモデル



【キャラクター紹介】

格闘スタイル:八極拳
国籍:ドイツ
年齢:19歳

■ LEO(レオ)

 世界的に有名なスペランカーである父と、G社の幹部である母の間に生まれたレオ。レオがまだ幼い頃、尊敬していた父が探査中に行方不明になってしまうという不幸に遭うものの、父と同じ探検家になる事を目指し、やさしい母の下で明るく真っ直ぐな性格に成長していった。

 しかし幸福な日々は、母が何者かに殺されるという事件によって突然の終焉を迎える。 悲しみに暮れ、塞ぎ込んでいたレオであったが、警察が説明もなしに捜査を打ち切ってしまった事で、自らの手で真相を突き止める決意をするのであった。

 やがて地道な調査を続けていく中で、G社の三島一八という男の存在が浮かび上がってくるが、現在G社は世界を救う英雄として持てはやされており、一八に近づく事は容易ではなかった。そんな折、三島財閥が「The King of Iron Fist Tournament」という格闘大会を開くというニュースが流れる。

 その大会に一八が直接参加すると知ったレオは、これが仇を討つ唯一無二のチャンスだと判断し、大会へ参加するのであった。



格闘スタイル:古代暗殺術
国籍:不明
年齢:23歳

■ ZAFINA(ザフィーナ)

 古代王朝時代から脈々と続く、禍祓いの一族に生まれたザフィーナ。優れた霊感を持ち、幼少の頃から王家の墓を守護する戦士として育てられたザフィーナは、数年前、一族が守っていた陵墓が異国の武装集団によって襲撃される事件が起きた際、1人で武装集団を壊滅させ、以来一族の長老の命による暗殺を一手に請け負うようになっていた。

 一方、表ではその霊感を生かし占星術師として活動を行なっていたが、最近になって全ての占いに凶兆が現われるようになってしまう。日に日に大きくなる胸騒ぎに駆られ、ザフィーナが長老に助言を求めると、長老は限られた者のみ伝えられるという古代の伝承を語り始めるのであった。それによると、世界を揺るがす2つの凶星が接触を果たす事で、一族が代々守ってきた魔の封印が解かれ、世界は滅亡するのだという。

 話を聞き終え、長老の意を汲み取ったザフィーナは、今世界を揺るがしている2つの凶星を滅ぼすため、凶星が集うであろう遥か東方の地を目指して旅立つのであった。



格闘スタイル:フリースタイル空手
国籍:アメリカ
年齢:27歳

■ BOB(ボブ)

 強くなることに対し、非常にストイックなボブ。子供の頃から格闘技の天才としてもてはやされ、その引き締まった体と整った顔立ちからファンも多かった。しかし体格の大きい相手にはどうしても勝つことができず、「ウェイトとパワーを増やしつつもスピードを保つ」という極めて難しい肉体改造に着手するため、表舞台から姿を消した。

 それから数年に渡る肉体改造を終え、ボブは帰ってきた。しかし以前のボブを知る者は、彼のあまりの変貌ぶりに驚愕と落胆、失笑を隠せなかった。端整な姿は影も形もなく消えうせ、ただ太っただけに見えたためである。ボブはそんな周囲の反応など気にも留めず、「スピード、パワー、ウェイト、全てにおいてパーフェクトだ。正に究極の肉体の完成だ!」 と、自分の体に非常に満足気であった。

 そして機が熟した判断したボブは、己の肉体を試すため、有名な格闘技大会である「The King of Iron Fist Tournament」に出場することを決意するのであった。





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(2009年 7月 2日)

[Reported by 佐伯憲司]