Electronic Entertainment Expo 2009現地レポート

ACTIVISIONブースレポート「Modern Warfare2」、「Singularity」、
「Wolfenstein」、「DJ HERO」など、大作がそろい踏み

6月2~4日開催(現地時間)

会場:Los Angeles Convention Center

 

 ACTIVISIONは「CALL OF DUTY」シリーズや「ギターヒーロー」の成功などを受けて近年はとにかく好調。それを受けてか、今年のE3ブースはかつてないほどの規模の大きいブース出展となっていた。

 他社ブースよりも明らかに大きく確保した中央のステージでイベントを敢行し、実際のゲーム展示は隅の少人数制の小シアターで行なうという、変わったスタイルの展示は賛否両論。ブースは広く、ゲームの実機展示は1番少ないが、ブース内にはステージイベントを見る客と、小シアターに並ぶ人でごった返し、常に混雑状態というのが今年のACTIVISIONのE3ブースの特徴であった。




■ 「MODERN WARFARE2」
~帰ってきた「MODERN WARFRE2」

「MODERN WARFARE2」はブースでは映像出展のみ

 ロシアの武器商人Imran Zakhaevが、中近東のテロリスト幹部と結託し、西側欧米諸国に対して国際テロ紛争をおっぱじめた……というのが前作のストーリー。

 前作でImran Zakhaevを倒したはずだが、その影はまだ世界を色濃く支配していた……というのが今作のストーリーで、今作は前作と深い関わりを持ってスタートする。

 プレーヤー分する主人公は前作では新兵だったJohn "Soap" MacTavish"。前作では多大な犠牲を払ったものの直接的にImran Zakhaevを倒したことが評価されSoapは昇進し、ちょっとたくましくなっているという設定。前作で新兵だったSoapの立ち振る舞いは、いつのまにやら、かつての上官だったプライス大尉に似ているという点は前作からのファンをにやりとさせるはず。

 前作は「CALL OF DUTY4:MODERN WARFARE」というCALL OF DUTYシリーズの1つという括りだったが、今作では「CALL OF DUTY」の冠が取り外されて「MODERN WARFARE 2」とシンプルになっている。CALL OF DUTYシリーズは第二次世界大戦ものになったり、現代戦ものになったり、と、ナンバリングタイトルのわりには関わりがわかりにくかったので、今作では整理したと言うことなのだろう。

 今作もゲームシステムとしてはオーソドックスな1人称視点の3Dシューティングゲームとなるが、前作で好評を博した、息もつかせないジェットコースタームービー的な展開は今作でも健在。下の実際のプレイムービーを見て欲しいが、まさに「インタラクティブな戦場アトラクションツアー」といった風情。あらかじめ仕組まれているシナリオなのはわかっていても、めまぐるしく変わる戦況に応じて、ゲーム内で行なうべき行動の指示が刻々とか変更されていく演出には、とてつもないライブ感を感じる。

 プラットフォームはプレイステーション 3/Xbox 360/PC。北米での発売日は2009年の11月10日を予定している。前作は日本語化されて発売されたので、今作でも期待したいところ。


【「MODERN WARFARE2」 プレイムービー】
映像はXbox360版の実際のプレイ映像

【スクリーンショット】




■ 「ULTIMATE ALLIANCE 2:FUSION」
マーベルアメコミヒーローが米国新法案により仲違い!?

「ULTIMATE ALLIANCE2」の展示シアター

 2006年に発売された、マーベル出身のアメコミ・ヒーロー達を題材にしたアクションRPG「ULTIMATE ALLIANCE」(UA1)の続編が3年ぶりに登場。その名はずばり「ULTIMATE ALLIANCE 2:FUSION」(UA2)。

 登場キャラクタは、日本でも映画が公開されてから知名度急上昇中のアイアンマンやファンタスティック4の面々や、お馴染みのマーベル・ヒーローのX-MENの面々、スパイダーマン、超人ハルク、キャプテンアメリカなど全24種類。

 ゲームのストーリーはマーベルコミックの「Civil War」(市民戦争)をベースにしているのがホットトピックとなる。マーベルヒーローと悪者超人との戦いによって多数の市民が犠牲となった架空の事件を発端に、アメリカ政府はスーパーヒーロー達を国の管轄下で管理する法案を可決し施行する。

 もともと正体を明かしてきたスーパーヒーローであるアイアンマンなどはこれに賛同し、スーパーヒーローを取り締まる警察的機関SHIELDに参加する。一方、スーパーヒーローは正体不明であることこそが悪への抑止力になると訴えるキャプテンアメリカ達はこの法案に異議を申し立て、SHILEDに立ち向かう決意をする。かくして、このスーパーヒーローの勢力分裂によりSHILED対自由派ヒーロー対悪者超人という三つ巴戦争が勃発してしまう。

 今作ではプレーヤーは、24人のプレーヤーヒーローの中から4人を選択して挑むことになる。ゲームの途中では、このCivil Warのプロットに従い、「SHILED派か自由派か」を選ぶ局面が訪れ、正義のスーパーヒーロー同士が戦い合うクライマックスへと突入していく。

 サブタイトルの「FUSION」(融合)というキーワードからも連想されるように、選択4人のキャラクタのうち任意の2人の必殺技を組み合わせた「FUSION」必殺技(フュージョン技)を繰り出せるようになったのが今作のシステム上の進化ポイント。

 24人のプレイアブル・キャラクタの任意の2人の組み合わせによる250種類以上のフュージョン技が設定されているとのこと。

 デモンストレーションでは、スパイダーマンが周囲の敵を蜘蛛の糸で1カ所にまとめたのをアイアンマンがガトリングレーザーで攻撃したり、X-MENのストームの竜巻パワーとファンタスティック4のトーチの炎とがフュージョンして炎の竜巻を召還したり、はたまたX-MENのウルヴァリンを超人ハルクが掴んでスイングして投げて広範囲に物理的打撃を与える……といったものまでを公開。マーベルファンならば「あのヒーローとこのヒーローのフュージョンは技はどうなるんだろう?」と期待で胸が膨らむはず。

 UA2のゲームエンジンは2006年のUA1から一新され、レンダリングエンジンも一気に近代よりのプログラマブルシェーダベースの表現となった。HAVOK物理エンジンを統合したことで、シーン内のあらゆるものが壊れ、それら倒壊物の破片を使って攻撃するフィーチャーまでもが追加されている。映像面でのすごさは是非とも下のムービーを参照して自分の目で確認して欲しい。

 オンライン、オフライン、いずれにおいても4人までの協力プレーが可能なのもウリだ。北米での発売は2009年9月を予定。登場プラットフォームはプレイステーション 3/Xbox 360。PCは未定。


【「ULTIMATE ALLIANCE 2:FUSION」トレーラー】

【スクリーンショット】



■ 「BLUR」
「プロジェクトゴッサムレーシング」的「マリオカート」が登場!?

「BLUR」体験コーナー

 世界的人気レーシングゲーム「プロジェクトゴッサムレーシング」シリーズを制作したBIZARRE CREATIONSスタジオがマイクロソフトからではなく、今作からはACTIVISIONより新作をリリースする。その名も「BLUR」。BLURは「かすむ」の意味の一語で「PGR」のようななにかの略語ではない。

 BLURは一言で言ってしまえばマリオカート的なレーシングゲームだ。

 ドライビングテクニックだけではなく、アイテムを活用した妨害行動までを絡めて競争するレーシングゲームということになる。

 こうしたタイプのゲームはこれまで、コミカルにデフォルメされた車や世界観が主流だったが、PGRを手がけたBIZARREが制作するレーシングゲームなので、そこはそれ、ひと味も二味も違っている。

 「BLUR」は、PGRシリーズに登場するようなスーパーカーで、リアルレーシング系の車両物理シミュレーションに則ったドライビングモデルで「マリオカート」をやってしまった作品なのである。

 登場車種60車は全て実在する車種で、正式にメーカーからライセンスを受けて登場させている(これ以外にフィクション車両もあるとのこと)。登場車種はDODGEバイパー、DODGEチャージャー、フォードGT、BMW各種などで

、日本車についても現在、登場にむけて交渉中なのだとか。

 コースは40種以上。それもPGRに負けないリアリティ溢れる景観を取りそろえている。車だけでなく、レースコースも世界の実在する有名なロケーションとなっているわけだ。コースにはAIを含む最大20車がエントリー可能で、スタート直後からの大混戦バトルへと発展する。

 マリオカート的なバトルレースではお馴染み、ダイナミックなパワーアップアイテムや攻撃アイテムがコース上に出現し、それに対し走行ラインを合わせればそのアイテムを取ったことになる。

 パワーアップアイテムは、一定時間操作不能にできる電気ショック、直接的な飛び道具攻撃、後続車にお見舞いする地雷、一定時間強烈な加速が得られるニトロなどいろいろ。アイテムは3つまでストック可能で、同種アイテムをコンボで発動して劇的なパワーアップを得ることも可能。このあたりはコースレイアウト、敵車両との位置関係に応じて戦略的に使い分けていくことになる。

 クラッシュすれば当然車両は壊れるのだが、そのダメージ表現もPGRゆずりのリアルタッチで描かれる。

 対戦モードは当然のことながらオンライン対応で、最大20人での対戦が可能。オフラインでも画面4分割の対戦が楽しめる。

 NEED FOR SPEED的なストーリーモードもあり。ガレージでは車を改造、外観のカスタムペイントも可能だ。 プラットフォームはプレイステーション 3/Xbox 360/PC。発売は今秋を予定している。

 なお、ゲームエンジンは車両物理シミュレーション、レンダリングエンジン、ともに今作のための新規設計になっているとのこと。これは「PGR」よりも多くの車両が1度に登場する「BLUR」では必然だった、とブースにいるBIZARREのリードコースデザイナのCHARNJIT BANSI氏は振り返っていた。


【「BLUR」 トレーラー】

【スクリーンショット】



■ 「Wolfenstein」
あの第二次世界大戦の世界観のオカルトシューティングがふたたび!

「Wolfenstein」シアターの様子

 1990年代初頭に人気を博し、DOOMシリーズに並び、3Dシューティングゲームの元祖的な存在として知られる「Wolfenstein」シリーズの最新作が登場する。その名もずばり「Wolfenstein」(ウルフェンシュタイン)だ。 Wolfensteinシリーズは第二次世界大戦の時代設定のゲームで、マッチョなアメリカ兵B.J.Blazkowicz(愛称BJ)がナチスドイツを敵に回してウルフェンシュタイン城で大暴れするという内容。

 最近作としてはオリジナルの「Wolfenstein」を近代風にリメイクしてPCやXboxでリリースした「Return to Castle Wolfenstein」があり、今作はその直接の続編という扱い。ただし、前作から時間が経過していることと、プラットフォームも世代更新してしまったことからナンバリングが隠され、ただ一言「Wolfenstein」というタイトルとなった。

 史実でもナチスドイツはオカルト研究に入れ込んでいた……という見方があるそうだが、「Wolfenstein」もそんな着想によって世界観設定が行なわれている。

 二次大戦の最終局面、劣勢のナチスドイツは起死回生を図るためにブラックサンと呼ばれる暗黒の異次元パワーを活用した武器の開発や強化兵の開発を行なっていた。さらには「The Veil」と命名された異次元世界の力を放出する大量破壊兵器の開発にでまで乗りだしていた……。プレーヤーは前作から引き続いて主人公を務める米兵BJを操作し、ナチスの陰謀を打ち砕くミッションに挑むこととなる

 今作で活躍するのはナチスが開発した異次元パワーを操る特殊な重火器。時間を止めたり遮蔽物の向こう側を覗いたりと、非常に強力。このブラックサン銃を発動すると、視界がウニョウニョと暗視ビジョンのように変化し、世界がゆっくりと動くような、いわゆるバレットタイムアクションが発動する。この作用をここぞというときに活用し、1対大勢の不利な銃撃戦をプレーヤーは生き延びていくのだ。

 ナチスもエリート兵にはブラックサンパワーを与えており、突然のワープ移動(敵がバレットタイムを発動しているということなのだろう)をかまして来る敵や、ブラックサンパワーで異形の姿に変えられたゾンビ兵のような敵も襲いかかってくる。

 ゲームはオーソドックスなFPS(1人称シューティング)のスタイルだが、クラシックな二次大戦ビジュアルと、猟奇的なオカルトモンスターのビジュアルとのコントラスト感が一種独特。

 今作の開発はRaven Softwareが担当。ゲームエンジンは「DOOM III」エンジンとして知られるid tech4エンジンを採用。Raven Softwareのスタッフによればid tech4エンジンに対し、物理シミュレーション部分やHDRレンダリングエンジンの改良、ポストプロセスフィルターの追加などを行なって独自機能強化を行なったことから、チーム内的にはid tech4.5エンジンと呼んでいたとのこと。余談だがid softwareは現在、次世代のゲームエンジン「id tech5」の開発に従事している。

 プラットフォームはプレイステーション 3/Xbox 360/PCの3タイプ。発売時期は2009年8月4日を予定。なお、この作品の発売に合わせてXbox Live Arcadeにて1990年代初頭の作品「Wolfenstein 3D」の配信も予定しているとのこと。


【「Wolfenstein」 トレーラー】

【スクリーンショット】




■ 「SINGULARITY」
時間は敵、時間は武器、そして時間は崩壊する!

「SINGULARITY」シアターの様子

 また、新しい3Dシューティング(FPS)の一大シリーズが始まりそうだ。その名も「SIMGULARITY」(シンギュラリティ)。日本語訳では「特異点」ということになる。

 「SINGULARITY」の世界観は独特だ。第二次世界大戦終了後、核ミサイルの数の大小を競い合う不毛な米ソ冷戦時代が始まる。ソ連元首のスターリンは科学者達に米国の技術を超える最終兵器の開発を命じ、これを受けたソビエトの最高頭脳達は実験島KATORGA-12にて、人間の技術進化の特異点(SINGULARITY)を一足飛びに超越するための研究を開始する。それは、「時間を超越する」禁断の技術であった。

 この技術の実用化は成功したのかどうか、スターリンの死とともにKATORGA-12は突如沈黙する。やがて冷戦も終わり、ソビエトも崩壊する混乱が訪れ、KATORGA-12のことは忘れ去られる。ただし、2010年まで。

 現代。2010年、西側連合は旧ソ連南部の無人島に巨大なエネルギー反応を観測。第2のチェルノブイリを恐れた西側諸国は精鋭の特務偵察隊を派遣する。

 プレーヤーはこの特務偵察隊の一員に扮し、KATORGA-12で行なわれた技術特異点の謎に迫り、第2のチェルノブイリ災害を未然に防ぐために奔走することとなる。

 ゲーム中で入手するTMD(Time Manipluation Device)銃を駆使して戦闘を優位に展開したり、あるいは時間を題材にしたパズルを解き明かすのがこのゲームの面白さだ。

 敵の銃弾を時間を遅らせて掴み相手に投げ返したり、あるいは飛来する銃弾を静止させて、これを撃ち落とすような映画「マトリックス」的なアクションも可能。

 また、破損しているオブジェクトにTMDビームを照射すると新品に戻ったりもする。TMDは、まさにドラえもんの「タイムふろしき」という風情の新兵器である。

 一見、到達できそうにない場所にも、TMDを活用して時間を巻き戻せば、橋桁が復活して行けるようになったりするし、また、逆に時間を進めてそこにあるものを経年劣化を促進して崩壊させることで、道が切り開かれる場合もある。襲い来る敵を時間を進めて老化させて崩壊させることも可能。「SINGULARITY」のゲーム世界では、まさに「時は武器なり」といった感じ。

 さらにChronolightと呼ばれる時間懐中電灯を使うことで、そのシーンの過去や未来の状態を見ることができる。そのシーンに残された足跡は誰のものなのか、そのシーンに横たわる死体は誰なのか……そうした謎もChronolightを効果的に活用することで解くことができる。SINGULARITYでは局面によっては「時は友なり」にもなりうるのだ。

 ゲームシーン内には、時間の乱流が発生した影響で局所的に1950年と2010年の現代を交互に反復してしまっている箇所も存在する。デモンストレーションを受けて、面白いと感じたのは、時間の乱流の副作用でごく短時間ながらも可能となる、2010年の主人公と1950年の過去の人物との対話シーン。絶対に交差することのない異なる時間帯を生きる人物同士が互いの置かれた状況を瞬間で察知し、限りられた時間内で語り合い、あるいはアイテムを渡し合うシーンがとてもスタイリッシュ。

 時間の巻き戻し、早送りの時のビジュアル表現もとてもユニークで、なおかつ圧倒されるような迫力がある。時間の早送りで壁の塗装がボロボロに崩壊していく様や、巻き戻しでガラスの破片が元の1枚のガラスに舞い戻っていく様を、リアルタイムグラフィックスでとてもうまく表現している。

 ゲームエンジンにはEPIC GAMESのUnreal Engine3を採用。開発はFPS開発のスペシャリスト、Raven Softwareが担当したということもあり、そのゲーム性のクオリティはとても高い。

 オンラインプレーのマルチ対戦モードも搭載予定。ただし、協力プレーはなし。プラットフォームはプレイステーション 3/Xbox 360/PCで、発売は2009年内を予定している。


【「SINGULARITY」 トレーラー】

【スクリーンショット】



■ 「TONY HAWK RIDE」
トニー・ホークのスケボーゲーム最新作は専用スケボー・コントローラ対応

 トニーホークのスケボーゲーム最新作はスケボー型のコントローラーに対応する。ボード内には加速度センサーが内包されており、傾けたり回転させたりするとその動きが読み取られてゲームに反映される(その様子は下のムービーを参照のこと)。

 ボードを持ってジャンプすると跳ね上がる動作になるし、最後尾に足をかければボードの先端が浮き上がり、これはジャンプ動作になる。ボードの各所に赤外線センサーも取り付けられており、ボートの脇を足で掻けば加速したりする。このボードの開発にはトニー・ホーク自身も携わっており、そのリアルさはカリスマボーダーのお墨付きだ。

 ゲームとコントローラはともに2009年後期に発売予定。プラットフォームはプレイステーション 3/Xbox 360/Wii。


【「TONY HAWK RIDE」 トレーラー】

【スクリーンショット】



■ 「DJ HERO」
スコアを競う音楽ゲームから遊んで聞くための音楽ゲームへ

「DJ HERO」のステージイベントの様子
DJターンテーブルコントローラ

 DJになりきれる音楽ゲームとしてACTIVISIONは「DJ HERO」を投入する。

 収録楽曲は100曲以上、でうち80曲以上がヒップホップ、R&B、ポップス、ロック、エレクトロニックのクロスジャンルの新ミックス曲となっている。収録曲は「David Bowie」、「Blondie」、「Justice」、「Marvin Gaye」、「KRS-1」、「Beastie Boys」、「Gorillaz」、「N.E.R.D」、「Nirvana」、「50 Cent」など各ジャンルの著名アーティストのものを厳選している。

  新開発のDJターンテーブルコントローラはスクラッチ、クロスフェード、ビートマッチ操作が可能。

 スコアを競うゲームモードもあるが、音楽にインタラクトして楽しむファンツールとしても訴求される。実際に、パーティなどで、DJ HEROを盛り上げツールとして活用できるだろうとしている。

 「ギターヒーロー」のギターコントローラを接続して演奏に参加できるジャムセッションモードも搭載。発売は今秋を予定。プラットフォームはプレイステーション 3,/Xbox 360/Wii。


【「DJ HERO」 プレイムービー】

【スクリーンショット】



■ 「GUITAR HERO 5」
なりきりギタリスト養成計画は第5章に突入

 欧米ではギタリストなりきりゲームの定番として君臨している「GUITAR HERO」シリーズの最新作「GUITAR HERO 5」が今秋に登場する。

 「GUITAR HERO 5」では「The Rolling Stones」、「The White Stripes」、「Kings of Leon」、「Tom Petty」、「Bob Dylan」、「Vampire Weekend」などの楽曲を収録。

 オンラインのRockFestモードでは最大8人が同じ楽曲でスコアを競い合うことが可能。

 パーティプレイモードはプレイ中の演奏にランダムのタイミングで参加、退出が可能。そう、「5」では楽曲を一時停止させることなく、自由にジャムセッションが楽しめるようになったのだ。

 プラットフォームはプレイステーション 3/プレイステーション 2/Xbox 360/Wiiに対応。Wii版はMiiを画面内に表示してのプレーが可能。友達のMiiを呼んでセッションを楽しむことができ、さらにそのリプレイも保存可能だという。


【スクリーンショット】



■ 「Transformers: Revenge of the Fallen」
トランスフォーマー劇場最新作のゲームが早くも登場

 日本でも6月19日より公開予定の映画「トランスフォーマー2」にシンクロする形で提供されるゲーム最新作が「Transformers: Revenge of the Fallen」だ。

 Optimus Prime, Starscream, Bumblebee, Ironhideなどの映画でお馴染みのロボットの他、ゲームで初お目見えとなる新ロボットも登場。ゲームでは、オートボッツかデセプティコンのいずれかを選択して人類を守るミッションか人類を滅亡させるミッションの双方が楽しめるようになっている。

 基本的なゲームシステムは3人称視点のファイティング・アクションゲームの文法を採用。ロボット状態と乗り物状態にはそれぞれ長所と短所があり、戦局に応じて、映画でお馴染みの変形動作で切り換えていくのがゲーム性となる。たとえば乗り物状態で飛行や移動、ロボット状態で攻撃……といった具合。なお、映像を見てもらうとわかるが、ゲーム中の各ロボットの変形動作は実に緻密で映画に近いものとなっている。

 プラットフォームはプレイステーション 3/プレイステーション 2/Xbox 360/Wii/PSP/ニンテンドーDS/PC。発売は2009年6月。


【Transformers: Revenge of the Fallen トレーラー】

【スクリーンショット】

(2009年 6月 6日)

[Reported by トライゼット西川善司 ]