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【特別企画】「League of Legends」で「Twitch」デビューはこんなに簡単!

人気ストリーマーotofuさんとユニットコム「LEVEL∞ HUB」に聞く、配信デビューまでの道!

5月16日 発売予定

価格:174,980円(税別)~

日本サーバーのオープンで熱く盛り上がっている「League of Legends」

 「いま、『League of Legends』が熱い!」……と書くのも小っ恥ずかしいほどに「League of Legends」は熱い。

 すでにプレイしている人にとってはそんなことは当たり前だろうし、「League of Legends」は世界で最もプレーヤーの多いタイトルの1つであり、e-Sportsのタイトルとして世界戦も行なわれている定番タイトルだ。しかしこれまで、そんな世界的人気タイトルも日本ではごく一部での盛り上がりに留まっていた。だが昨年来のe-Sportsの盛り上がりにより脚光を浴びているほか、遂に日本サーバーがオープンしたことで日本でも快適にプレイできる環境が整ったのである。

 もちろん人気タイトルなので、すでにプレイ人口は多い。「いまさらプレイしはじめても……」と尻込みする人もいるかと思う。しかしプレイしはじめてみると、「自分が上達していくことで上を目指していける楽しみ」を実感でき、一気にハマっていくことだろう。また仲間と共により高みを目指していくことも楽しさの1つだ。

 そして「いまゲーム実況が熱い!」……とこれまた書くのも小っ恥ずかしいほどにゲーム映像の実況中継は隆盛を誇っている。しかしゲーム実況の映像を見る人はたくさんいても、配信まで行なっている人は少ないのではないだろうか? 例えばプレイステーション 4ではコントローラーのSHAREボタンを押すだけでゲーム映像を配信できるが、PCでゲームをプレイしながらどうやって配信すれば良いかまで知っている人は少ないだろう。

 PCで実況配信を行なうには「YouTube」や「ニコニコ生放送」、「Twitch」など多数のサービスがある。それぞれ一長一短あるが、手軽に簡単に配信できる「Twitch」は初心者にオススメだ。好きなゲームを簡単に配信すれば、仲間の輪が広がっていくかもしれない。

 今回は、「Twitch」で「League of Legends」の実況配信を行なっている人気ストリーマーのotofuさんと、ユニットコムに取材することで、実は意外に簡単に“ストリーマー”デビューできることをお伝えしていきたい。

■ 連載「ゼロから始める『League of Legends』」
同社ホームページ

「League of Legends」って?

画面上部にある「開始」を押すとモードを選択しマッチングが行なわれる
5vs5でタワーを攻め落としていき、最終的に敵陣地の最奥にあるターゲットを落とす。以下に早くチャンピオンを成長させるかが序盤の鍵
特徴的なスキルを持ったチャンピオンが多数存在する。相性もあるので、どのチャンピオンを選びどうやって攻め込むかに正解はない

 「League of Legends」は、いわゆるMOBA(Multiplayer Online Battle Arena)と呼ばれるジャンルのPCオンライン専用タイトルで、5人でチームを組んで敵の陣地に攻め入り、敵の本拠地を破壊するのが最終目的となる。

 画面を見ているとフィールドのあちこちで戦闘が発生し高速に展開していくため、ゲームのルールを知らないと、どう進行しているのかわからないことも多いと思う。ゲームの流れとしては、フィールドには大きく3つのラインがあり、そこには敵と味方のタワーが設置されている。敵タワーを破壊し、味方のタワーを守り一進一退を繰り返しながら敵陣に入っていき、最終的にはターゲットを破壊する。

 プレーヤーは、それぞれ特徴的なスキルを持つチャンピオンと呼ばれるキャラクターを操作しプレイ。ゲームの序盤においては弱いチャンピオンだが、これをいかに早く育て上げるかにかかってくる。経験値を稼ぐほか、コインを稼ぎアイテムを購入することでチャンピオンを強化していき前線を押し上げていく。

 そういったゲームの中で重要になってくるのがそれぞれの役割で、チームで誰がどのレーンを攻め、どのように立ち居振る舞い、実力を発揮していくかだ。この戦略性が非常に重要となる。

 また、チャンピオンにも得手、不得手が存在するため、どういったチャンピオンを選択し、どうやって成長させ、どのように攻め込むか? その都度判断しながらその場その場で対応していかなければならない。プレーヤーの選択肢は広く、1つとして同じ展開にはならないため、何度でも楽しめる奥深さがある。

 これまでは海外サーバーに接続しなければならなかったことから、英語の画面と対峙することになっていた。情報量が圧倒的に多いゲームであるため、それだけでおっくうになっていた人も多いだろう。だが、今はすべて日本語化され、非常に丁寧なチュートリアルが用意されており、ゲームをプレイしながら基本を学ぶことができる。

 まず「League of Legends」のサイトにアクセスし、「ゲームをダウンロード」をクリックするとゲームをダウンロードする事ができる。これを実行するとインストールが開始。DirectX 9関連などいくつかのコンポーネントに不足があれば追加でインストールが発生するが、ほぼ流れに沿ってインストールしていけば完了する。初回起動時には、この後それなりにパッチがあたるため、アップデートに時間を要するが、それさえ終ればプレイ開始となる。

 PCオンラインゲームであるため、サーバーに接続する必要があり、アカウントの取得が必須となる。こちらもすべて日本語で表示されているので、それに従って設定していけば問題ない。

 初回時にはチュートリアルを学ぶか聞かれるので、必ずプレイしておこう。基本操作を学ぶチュートリアルを終えれば、ゲームの流れを学ぶチュートリアルが始まる。これをプレイするとゲームの展開をほぼ学ぶことができる。ここまで来れば、あとは戦いの大海原で、自分を研鑽していくことになる。存分に「League of Legends」の世界を楽しむことができる。

「Twitch」で配信を始めるまで

 多くの映像配信サービスがあり、今の時代、誰もがそれらの動画配信サイトで映像を見たことがあるだろう。しかし、映像をリアルタイムに配信したことがある人は少ないのではないだろうか? 映像を見るだけなら見たい映像をクリックするだけで見ることができるが、リアルタイム配信を行なうためには、当然だがそれなりの準備が必要となる。

 「Twitch」は特にゲームの映像配信に強いサービスで、北米を中心に存在感を高めている。日本においてもサイトの日本語化が行なわれ、日本オフィスも開設されこれからますます利便性が高まることだろう。「Twitch」はゲームに強いと書いたが、当初はゲームの映像配信のみが行なわれていたこともあり、その印象が強いと思われる。しかし今ではゲームの映像配信はもちろんのこと、規約内であればどんな映像を配信することも可能となっている。「ニコニコ生放送」のような番組風にする事もできれば、PCにマイクを接続しゲーム映像に音声をかぶせるだけのシンプルな内容でもOKだ。

 そして何より重要なのは、比較的“簡単”に“無料”で配信することができるという点。アカウントを取得しさえすれば、その時から実況ライフを送ることができる。配信するにあたって利用料金が発生するサービスもあるが、「Twitch」では無料で配信することができる。なんの金額も発生しない。基本的に無料ですべてのサービスを利用することができる。

 そして“簡単”という点だが、もし持っているPCのビデオカードがGeForce GTXシリーズ(600番台以降)であれば、「ShadowPlay」という映像配信ソリューションを利用し、ボタン1発でTwitchに接続し配信することができる。それもCPUの負荷を気にする必要が無いため、通常のプレイとなにも変わらない。

 もしGeForce GTXを搭載していなかったり、ゲーム以外の映像の配信、また、より高度な配信……例えば視聴者のコメントを表示するなどの要望があれば、配信用ソフトを使用して配信することもできる。配信ソフトについては「Twitch」のサイトでもいくつか紹介されているが、ここではotofuさんも使用している「Open Broadcast Software(OBS)」を取り上げる。

 配信の手順は以下の通りだ。

 まず「Twitch」のアカウントの取得が必要となる。「Twitch」にアクセスすると画面上に「ログイン」ボタンがある。これをクリックするとログイン画面になるが、「登録」のタブを押すと、入力画面となる。ユーザー名、パスワード、生年月日、Eメールを入力するとそのままログインとなる。非常に簡単だ。

 ここで非常に重要なのは、配信キーを取得する必要があるという点。画面上部にある自分のアカウント名をクリックすると“プロフィール”や“チャンネル”などが表示される。その中に「ダッシュボード」という項目があるので、これをクリックすると「配信キー」という項目があると思う。これは「ShadowPlay」であれ、「OBS」であれ、配信するときに入力しなければならないもので、ここで発行してもらう必要がある。ここで「キーを表示」をクリックし、英語で書かれた注意書きを読み「承知しました」をクリックすると自分の配信キーが表示される。これをコピーし控えておく。

アカウントを取得しログインすると、右上に自分のアカウント名が表示されるこれをクリックすると「プロフィール」や「チャンネル」など各種設定を行なえる。この中の「ダッシュボード」をクリックすると配信タイトル名などを設定できる
「ダッシュボード」内の「配信キー」のタブをクリックすると配信に必要な「配信キー」を表示することができる。このキーは非常に重要なキーで、英語で書かれているが絶対に他人とシェアしてはならない。このキーを使えばなりすましで配信することも可能となるためだ。とにかく配信するために必要なキーなので、必ず取得しなければならない

 「ShadowPlay」であれば「GeForce Experience」を起動し、「ShadowPlay」のタブを選択。この中の「モード」を選択すると、録画など選択項目がプルダウンで表示されるので、「Twitch」を選択。さきほど「Twitch」で発行してもらった「配信キー」を設定画面で入力しておけば、「ShadowPlay」の画面の左側にある電源ボタンのようなボタンを押すだけで配信がスタートする。

【「ShadowPlay」での配信手順】
Windows上でアプリ「GeForce Experience」を起動するとこの画面が表示される。まずは「GeForce Experience」の「マイ・リグ」タブにある「ShadowPlay」を選択。このとき使用できるようになっていれば、「準備完了」にチェックが入っている
「GeForce Experience」の「基本設定」のタブをクリックし、左上の「ShadowPlay」を選択すると、このようにカメラの位置などの設定が行なえる
ログインボタンを押すとアカウントとパスワード入力画面に。1度入力すれば記憶してくれる
上記の手順で配信は可能だが、画質の設定が「クオリティ」から可能
「オーディオ」からはマイクのあり/なしなどが設定できる

 「OBS」であれば、「OBS」のサイトからソフトをダウンロードしインストール。起動するとすべて日本語化されているので、まずは設定を行なう。右下に「設定」があるのでこれを選択。この中で「放送設定」の項目を設定していく。この中にサービスという項目があるのでこの中から「Twitch」を選択。するとその下に赤字で設定推奨項目が表示されるので、それらを設定していく。また、「プレイパス/ストリームキー」の項目があるので、ここで前述の「配信キー」を入力。元の「OBS」の画面のソースから「ウインドウキャプチャー」か「画面キャプチャー」を選択し(項目がなければ右クリックで追加を選択すると項目として表示される)、配信開始を押すと配信が開始となる。

【「Open Broadcast Software(OBS)」での配信方法】
「OBS」を起動するとこの画面に。基本的には非常に軽いソフトウェア
「OBS」の右下にある「設定」ボタンを押すと、この設定画面に。最も重要なのはこの「放送設定」。サービスで「Twitch」を選択すると、なにを設定しなければならないかが赤文字で表示される。また「Twitch」ページで取得した配信キーを「プレイパス/ストリームキー」の欄に入力する。これがなければ配信はエラーとなる
基本的に「放送設定」で「Twitch」を選択すると、設定しなくてはならなくなるのは、この「ビデオ」と「詳細設定」の中のいくつか。設定項目値も推奨のものを教えてくれるので、それに従って入力すれば配信はすぐに可能となる
設定を終えたら、元の画面の左下にある「ソース」で右クリックすると、このようにプルダウンメニューで追加項目を選択できる。「画面キャプチャ」などを選択すると、まあるっと全画面キャプチャーして配信可能
最後に右側にある「配信開始」ボタンを押すと配信開始。otofuさんも言っていたが、すべてが配信されるので、デスクトップはキレイにしていた方が良いそうだ

otofuさんと、ユニットコム「LEVEL∞ HUB」関店長に聞く、「Twitch」配信!

人気ストリーマーのotofuさん。1日になんと11時間も実況配信することもあるとか。とりあえず、イイ椅子に変えてください……

 ここからは実際にTwitchで配信を行なっているストリーマーのotofuさんと、ゲーミングPCに詳しくかつ、店舗でも実況配信を行なっているユニットコム「LEVEL∞ HUB」の関店長にもいろいろ気になる点を取材してみた。

 「League of Legends」はそれほど重いゲームではないが、それは基本的にゲームをプレイすることに対しての表現で、実況配信を行なうとすると、ゲームをプレイする裏側で配信を行なう処理を同時に行なう必要があるわけで、それなりに負荷が掛かる。使用するゲーミングPCにもそれ相応の能力が必要となる。

 otofuさんは2年ほど前に「League of Legends」のプレイを開始。海外のプロプレーヤーが実況配信をしているのを見て「自分も何かできないかな」と考え、1年半ほど前から配信を開始。元々3DオンラインゲームをプレイするためにBTOサイトなどでゲーミングPCを組んでいたが、それほどPCに詳しいわけではなかったという。それでもotofuさんは「実況配信したら面白い」という想いでネットなどを調べ、機材を揃えて配信をスタート。

 最初はゲーム画面とマイクを接続して音声のみで実況していたが、「どうせなら表情がわかったほうが面白いのでは?」と感じ、カメラを付けて配信をスタートさせた。otofuさんは「実況配信を始めるときは難しいようにみえますが、手こずることはありませんでした」ということで、ことある毎に「そんなに困ったことはありませんでした」という話を聞いていると、それだけ手軽に配信できる状況があることが感じられた。

 PCの性能に関しては昔使っていた性能の低いゲーミングPCでは、「League of Legends」のグラフィックス設定を下げ、FPSも30、配信映像と音質の設定も下げていたが、現在はユニットコムのゲーミングPC「iiyama LEVEL∞ Lev-C011-LCi7-TM [Windows 10 Home]」にしたことで、FPSを60に設定し最高画質で「League of Legends」をプレイしながら長時間(11時間も!)配信しても、ラグもなく配信が可能になったという。

 画質を高画質にしたことで視聴者からは喜ばれ、視聴者数もアップしたとか。画質がアップしたことで一部の視聴者から「自分の回線が悪いので、見られなくなった」といった声も聞かれたというが、Twitchが回線設定に合わせた配信を行なっていることから、それほど困ったことはないという。

 ちなみに今回の特集ではGeForceを使用しての「ShadowPlay」と、配信ソフト「OBS」を使用しての配信を取り上げているが、使用感を訪ねると「ShadowPlay」は画質が良く、手軽にできると好感触だという。ただ、カメラの設定程度はできてもプラグインソフトを使った高度な配信はできないため、より上を目指すのであれば「OBS」などを利用するしかないという。

 「LEVEL∞ HUB」の関店長によれば、「OBS」は比較的CPUを使用するソフトウェアで、遊ぶゲームタイトル、特にFPSなどの場合はゲーミングPCのマシンスペックもゲームタイトルの推奨環境以上のスペックが求められるという。ただし、「ShadowPlay」であればGeForce GTXシリーズ(600番台以降)を搭載していればCPUのパワーを使うことなく配信が可能だということで、FPSなどのゲーマーには好評だという。

【otofuさんの新旧使用環境】

 旧スペック新スペック(Lev-C011-LCi7-TM [Windows 10 Home])
CPUCore i7-3770Core i7-6700
GPUGeForce GTX 660TiGeForce GTX 970
メモリ12GB8GB
OSWindows 7 Home PremiumWindows 10 Home

【otofuさんの新旧「OBS」設定】
左が旧設定で右が新設定。ビットレートやバッファの取り方も違いが見られる。コーデックの細かい設置の違いにも注目だ

 配信するにあたっては、使用するゲーミングキーボードやマウスの選択にもこだわる。例えばキーボードやマウスを使用するときに、カチカチと音がする。この音をマイクが拾ってしまうのを気にして静音仕様のゲーミングキーボードなどを使用する人もいる。otofuさんは「音がある程度入った方が臨場感が出るので喜ばれます」ということで、それほど気にしていないという。

 マイクに関してはRazerのヘッドセット「Razer Kraken」を使用。Razerからは実況配信用の高性能マイク「Seiren」シリーズも販売されているが、音質が良すぎてキーボードの音などを拾いすぎてしまうことがあるため使用していないという。ただ、関店長によればこういった「高性能故に起こる」問題に関して、今後技術的に解消することができるほか、マイクスタンドなどを使用することでクリアすることもできるため、「自分の配信スタイルに合わせて選択するのが良いと思います」とのことだ。

【otofuさん愛用のゲーミングデバイス】
キーボードは「Razer BlackWidow Tournament Edition」。10キーレスでスペースも取らず、「サイドキーが苦手」というotofuさんにとってシンプルで使いやすいと高評価
マウスは「Razer Mamba Tournament」。手首を軸にしてかぶせ持ちで使うotofuさんにとっては大きいマウスが使い慣れていて良いのだとか
配信でも使用しているヘッドセットは「Razer Kraken Pro - Green」
Razerのマイク「Seiren」。かなり広範囲な音を拾う高性能な配信用マイク

 また実況配信を行なうためにはUSBポートがたくさん欲しいところ。ゲーミングキーボード、マウスを使用するほか、ヘッドセットやゲームコントローラーなど使用機器は増えていく。otofuさんは過去に「お絵かき配信」を行なったことがあるが、ペンタブレットを使用したため、さらにUSBポートを使用することになったという。関店長によれば「otofuさんが使用しているゲーミングキーボード『Razer BlackWidow X Chroma - US』にはUSBポートがついてます。最近ではディスプレイにもUSBポートがついているものが多く、これらを有効に活用して欲しい」という。

 たとえば最近のゲーミングPCには最低でも6個ほどUSBポートがある。この中の高速通信が可能なUSB3.0ポートをキーボードやマウスなどの操作系に回し、他のポートをスピードを必要としない機器に割り振っていくといった使用方法もある。USBハブを利用するとどうしても遅延が発生してしまうため、操作系のデバイスを、ハブを経由して使用するのをためらうゲーマーも多い。優先順位を考えながら使用すると良いだろう。

よりよいゲーミングPC環境を手に入れて、快適なゲーム実況配信環境を実現

スタンダードモデル

 最後に、ゲーミングPCを変えて「League of Legends」のFPSを計ってみた。計測にはエントリークラスとしてCPUにCore i3-6100(3.7GHz)、GPUにGeForce GTX 750 Tiを使用したゲーミングPC「Lev-C011-i3-NX [Windows 10 Home]」と、スタンダードクラスとしてCPUにCore i5-6500(3.2GHz)、GPUにGeForce GTX 960を使用した「Lev-C011-i5-RM [Windows 10 Home]
」を用意して比較してみた。また、「ShadowPlay」と「OBS」を使用してのフレームレート(ゲームプレイ中に右上に表示されるFPSレート)の数値も計ってみた。結果はだいたい以下の通り。

【「League of Legends」のFPS】

場面エントリーモデル(ShadowPlay)エントリーモデル(OBS)スタンダードモデル(ShadowPlay)スタンダードモデル(OBS)
通常シーン平均300程度平均260程度平均350程度平均310程度
密集シーン平均230程度平均165程度平均235程度平均175程度
ゲームのラスト平均175程度平均115程度平均180程度平均150程度

※「通常シーン」はゲーム開始当初の比較的キャラクター描画が少ないシーン。「密集シーン」は戦闘が発生しチャンピオンが入り乱れている場面。「ゲームのラスト」は敵の本拠地を破壊する場面で、ド派手なエフェクトがかなり掛かっている場面を指しています。

 この数値を見ると、やはりGPUの性能差が歴然と出ている。エフェクトが数多く発生するバトルシーンでは、当然だがガツンと負荷が掛かっている。また、「OBS」を使用しての配信でも負荷が掛かっていることがわかる。

 とはいえ、かなり高いフレームレートを記録しており、基本的にどちらのマシンでプレイしても正直問題は無いだろう。さらに、関店長によれば「プロ選手の中には、対戦格闘ゲームで1フレームを見切ってプレイするように、エフェクトが掛かるのを見て対応する選手がいます。グラフィックス設定を最高にしてなおかつエフェクトがキチンと表示されることが実は重要で、プロを目指してゲームをプレイしていくのであれば、できる限り高性能なゲーミングPCと高フレームレート表示ができるゲーミングモニタが欲しいところです」と語る。より高みを目指すのであれば、otofuさんも使っているようなさらに上位のモデルを使っていくことも必要だろう。

 今回の取材を通じて「LEVEL∞ HUB」とotofuさん、そして弊誌「GAME Watch」でコラボモデル「Lev-C011-LCi7-TM-GWO [Windows 10 Home]」が誕生した。otofuさんが配信する上でのアイディアや意見を反映したモデルとなっている。ゲーミングPCに加え、otofuさんが使用しているゲーミングデバイス・Razerのキーボード/マウス/ヘッドセットがセットになったモデルとなっている。

 また、今回取材させて頂いた秋葉原にある「LEVEL∞ HUB」には、これらのすべての商品が揃っており、実際に使用して操作感などを確認することができる。また、今回も答えて頂いたゲーミングPCに詳しい関店長を初めとした店頭スタッフにいろいろ納得できるまで話を聞いて購入することができる。

 今回の記事で手軽にゲームの実況配信を行なえることが理解できたと思う。まずは実況してみて、他のプレーヤーとコミュニケーションが取れればゲームプレイも広がるだろう。まずは手軽に配信を開始して頂きたい。

今回アドバイスを頂いた「LEVEL∞ HUB」と関店長(写真右)。「Lev-C011-LCi7-TM-GWO [Windows 10 Home]」を試用できるほか、ゲーミングデバイス(Razerのキーボード/マウス/ヘッドセット)もいろいろ試すことができる。

(船津稔)