ニュース

ついに勇者が現われた!「ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー」

パーティ結成! 「遂にゾーマを倒しに行くんだなという実感が沸いてきました!」

4月23日 チケット発売予定

公演日程:7月22日~8月31日

会場:さいたまスーパーアリーナ 他4カ所

料金:
S席大人9,500円(税込)/子ども7,500円(税込)
A席大人7,500円(税込)/子ども5,500円(税込)

 「ドラゴンクエスト」シリーズの世界観を題材としたエンターテインメントショー「ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー」がこの夏開催される。これまで各種配役が発表されてきたが、主人公となる「勇者」の配役は未発表のままだった。

 その「勇者」が遂に発表となった。「勇者」役は海外のバックダンサー経験などもある松浦 司さん。キリッとした表情もりりしい松浦さんは、なんと今回ライブステージのベースとなるゲーム「ドラゴンクエストIII そして伝説へ...」の発売と同じ年の1988年生まれ。プロ、アマ問わず応募のあった約700人ものなかから決定した。

 演出の金谷かほり氏は松浦さんについて、「身体能力も必要で、あらゆる場面で落ち着いてアクションしてもらえる」と選択した理由を説明。依田謙一日本テレビ放送網プロデューサーも「アクションや台詞などポイントがあるが、力強い表現ができるか」と語り、「最終的に絞り込んだ4人はいずれも素晴らしかったが、主人公は自分(見に来た人1人1人)。観客の方が(松浦さん演じる)勇者を通じて『負けたくない! 負けるな!』と気持ちを乗せることができるのか? 松浦さんはそれが1番できていた」と松浦さんを評価。「遠くから見ても勇者とわかる存在感(金谷氏)」と、「観客の依り代としての演技者」という難しい役柄を託されたことになる。松浦さんは「大役を任されてプレッシャーを感じています。ウソ無く自分をさらけ出し演じたい」と抱負を語った。

 発表会には孤高の剣士・テリー役の風間俊介さんは「このパーティでラスボスに挑みたい。勇者に出会って本当に冒険が始まった」とより一層気分が高まってきた感じを表現。自ら演じるテリーついては「テリーの魅力は素早さ。はやぶさ斬りはどうやっているのか? それを実際に作り上げていく」と意気込みを語った。1番最初はドット絵で描かれていたものを実際にはどのようにあがかれているのか、役に落とし込んでいき、誰もがどこから見ても納得いくで気にし挙げていくのはかなり難しいようだ。

 最強を夢見るお姫様・アリーナ役の中川翔子さんは「アクションレベル1からはじめて、今では回し蹴りが快感。今回、勇者に出会って、パーティとしてこれからレベル上げが始まります」とコメント。「限られた時間をすべてつぎ込んで、アリーナを作り上げる」と力強く語った。一方で、商人・トルネコ役の芋洗坂係長は「特殊メイクゼロでここまで来ました。プロデューサーに『役作りはどうしましょう?』と聞くと『やせないでください』と言われました(笑)」と笑いとりながら「ファンの期待を裏切らないように励んでいきます」と続けた。

 トルネコに関しては、依田プロデューサーから「ダンスが踊れるということで、ステテコダンスを観客の皆さんと一緒に踊ってもらう場面を考えている」ということで、楽しいシーンも用意されているようだ。このほかにもゲストが身につけている“光るブレスレット”が複雑に絡み合いストーリーを綴っていくという。様々な趣向が用意されているようだ。

 ステージは中央ステージのほか、8つのステージで構成され、それぞれが4つの“ブリッジ”で繋がっている。“ブリッジ”はストーリーなどに合わせて昇降。複雑なストーリー展開にも対応できる。また各ステージに連動する形でスクリーンも用意されており、まるでスクリーンの映像の中にキャスト陣が入ったかのような演出も予定されているという。
 4月23日からは遂にチケットの一般販売も開始される。「舞台は生き物」と言われるとおり、1度として同じライブはない。毎回、どんなステージが展開されるのかが楽しみなところだ。

【ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー公式PV 【フル】】

勇者役の松浦 司さん。りりしく、はきはきと、素敵な役者さん。「ただ強いだけでなく応援したくなる弱さも持つ勇者(芋洗坂係長)」とまさにこの舞台にぴったりの人選だったようだ
最強を夢見るお姫様・アリーナ役の中川翔子さん。「(全40回公演ということで)“いのちだいじに”だけど“ガンガンいこうぜ”でやりたい」と意気込みをコメント
商人・トルネコ役の芋洗坂係長。中川翔子さんからお腹をさすられながら「特殊メイクはゼロですが、特殊メイクと同じくらいお金は掛かっている(たくさん食べたから)」とコメントし会場は爆笑
演出の金谷かほり氏。演出の一端を説明。スクリーンと連動した演出など大がかりのものが多数用意されているようだ
依田謙一日本テレビ放送網プロデューサー。勇者役選びは、かなり難しかったようだ
今回公開されたイメージグラフィックス。中央ステージをメインとしながら、“ブリッジ”で繋がった8つのステージがストーリーと連動しながら展開する
会場いた「しりょうのきし A」と「しりょうのきし B」。なかなか雰囲気が出ている

(船津稔)