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「ファイナルファンタジーXV アクティブ・タイム・レポート vol.7.0」

3月のロサンゼルス開催イベント「UNCOVERD:FINAL FANTASY XV」にて発売日を発表

1月31日 配信

 スクウェア・エニックスは、プレイステーション 4/Xbox One用RPG「FINAL FANTASY XV」の最新情報を伝える番組、「アクティブ・タイム・レポート vol.7.0」を、YouTubeおよびニコニコ生放送にて配信した。

プログレスレポート Vol.2

 開発状況の進捗を見てもらおうと、開発テスト中の画面をふんだんに公開してきた「プログレスレポート」だが、今回が最終回となった。というのも、「もう開発が進んで、開発中の画面をお見せする必要がなくなるから」とのことで、次回以降は製品版の画面を見せていくという。実際、今回に紹介しているものも、古いものだと昨年の8月頃に開発していた画面もあるということだ。

 今回クローズアップされていたのは「魔法」。ファイア系の魔法は着弾地点に激しい炎が舞い上がり、仲間がそれに反応して炎を避け、ノクト自身も近づけば熱がっていた。触れれば焼け焦げたようなエフェクトもつくという。また、近くに燃えやすいものがあれば残った炎が燃え広がることもあるなど、“周囲の環境に反応するものになっている”ところが大きなポイントだ。

 そのため、従来シリーズでは威力のほかに単体魔法、範囲魔法といった使い分けもあったが、今作では常に範囲魔法のようなスタンスになっているという。

 もちろん天候なども影響し、例えば雨だとファイア系の魔法は威力が下がったり、燃え広がりかたにも影響がある。

 また、「魔法」が地形やオブジェクトにも影響するもになっているので、今作はいろんな場所で魔法を使いたくなるゲームになっているということだ。

 映像で紹介されたのはファイアだけだったが、ブリザドを水に使えば凍ったり、生物に使えば生命活動が鈍くなったり。サンダーなら電気が通るものに影響したり……と、プレーヤーの自由な発想で使い分けたり、試したりする面白さがあるとのこと。

 なお、魔法は買うものではなく、エレメントという星の力を収集して装備可能になるという。また、物語が進むとルシス王家に伝わる「指輪」の魔法も使えるようになる。こちらはより特殊な系統の魔法になっているようだ。

ニフルハイム帝国の陣容・主要キャラクター

 主人公のノクト達にとって、敵であり脅威と言える存在の「ニフルハイム帝国」について詳しく紹介された。機械文明を用い、魔導兵や魔導アーマーなどによる圧倒的な物量、兵数で他国を制圧する帝国だ。

ニフルハイム帝国は機械文明による魔導兵や兵器を武力としている。その物量は圧倒的

ニフルハイム帝国の組織図。もちろん、ここにも記されていない人物がいるという
皇帝である「イドラ・エルダーキャプト」
実質的に政治を執り仕切っているという「アーデン・イズニア」
軍部のトップ「グラウカ将軍」
帝国軍は、隊長は人間だが、兵士は全て機械の魔導兵
女性竜騎士「アラネア・ハイウィンド」も隊長の一人。傭兵団的な存在である帝国軍第三軍団第八十七空中機動師団を率いている

最新バトル映像ではスニーキングからの激しい戦い、爆発など独特なシチュエーションを紹介

 最新のバトル映像として「ニフルハイム軍の基地を攻略する様子」が紹介された。特徴的だったのは、最初は敵兵に見つからないように身を隠してスニーキングしており、背後から敵兵を気絶させるなど、潜入の様子が見られる。仲間からも息づかいや緊張している様子の声も聞こえていた。

 そこからノクトがサーチライトによって見つかってしまい、戦闘の模様に入っていく。基地内にアラームが響き渡って、兵士や魔導アーマーが集結し応戦していく。

 バトルの様子は、より状況が把握しやすくなるようにカメラが調整されているほか、武器召喚はPV等にあった“サークル状に出現した武器を手に取る”というスタイルが、バトル中にも実装されているのが確認できた。

 また、UIの調整・変更では、画面の左下にわかりやすい表示が加わっていて、武器選択を方向キーで4種類すぐさま切り替えられるようになった。

 4つ目の連係攻撃として、「仲間にコマンド(指示)を伝えて発動する連係」が紹介された。これまでは、「敵の攻撃をパリィしたときの連係」、「近くの仲間と自動的に発動する連係」、「仲間が提案してくる連係」というものがあったが、今回の映像にあったものはプレーヤーが仲間にコマンドを伝えて発動するものだ。

 映像では、ノクトがワープできるポイントをイグニスが作り、プロンプトは照明弾で暗視装備の敵の目をくらませている。この4つ目の連係は「仲間の成長システム」によるものでもあるそうで、仲間はスキルツリーのような形式でスキルを取得していくのだが、そのなかにはコマンド(指示)もあるという。スキルの取得によって、連係コマンドだけでなく戦闘の立ち回りなども変わっていくということだ。

 映像の終盤では、魔導アーマーの脚部を破壊し、オイルのようなものが漏れているところにファイア系の魔法を放つと、引火して大爆発を引き起こすというものもあった。これはイベント的な倒し方というわけではなく、倒し方の手段、選択肢のひとつだという。倒し方は自由だが、魔法の作用を活かした戦い方もできる。

 このほかにも、基地に設置されている機銃を使って一気に殲滅している様子、大きな爆発や破壊の様子などもあったが、世界全体で爆発や破壊の要素があるわけではないものの、ニフルハイムの基地では様々なものが爆発し、破壊が可能になっているという。

3月31日11時(日本時間)に、ロサンゼルスにてイベント「UNCOVERD:FINAL FANTASY XV」を開催

 日本時間3月31日の11時にロサンゼルスにて「UNCOVERD:FINAL FANTASY XV」が開催される。“UNCOVERD”のイベント名のとおり、ベールを脱ぎ全貌を明かすようなイベントになるということだ。その模様は日本でも、実況中継を行なうという。

 ここでいよいよ、発売日、価格、製品構成も明かされる。製品構成についても、なにか重要な発表があるようだ。また、“触れる最新のテックデモ”においても、正式名称とともに発表を予定しているとのことだ。

 いよいよ、このイベントを皮切りに、「FINAL FANTASY XV」が発売に向けて始動していく。イベントで明かされる情報を楽しみに待ちたいところだ。

(山村智美)