ニュース
「ジャンプフェスタ2016」開幕!
出演声優陣による「スターオーシャン5」によるトークショーが大盛り上がり
(2015/12/19 21:48)
集英社が発行する「週刊少年ジャンプ」、「少年ジャンプ+」、「Vジャンプ」、「ジャンプSQ.」、「最強ジャンプ」の5誌合同のキャラクターイベント「ジャンプフェスタ2016」が開幕した。開催期間は12月19日~20日まで。会場は幕張メッセ1ホール~8ホール。
「ジャンプフェスタ」は同社のキャラクターを中心としたイベントで、コミックス、アニメはもちろん、ゲームだけでなくホビー製品なども充実したイベントとなっている。ゲーム関係では任天堂、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア、KONAMI、バンダイナムコエンターテインメント、セガ、カプコン、スクウェア・エニックス、レベルファイブ、ポケモン、マーベラスなどが出展している。
当記事ではスクウェア・エニックスのブースで開催された「スターオーシャン5」の特別ステージをお届けする。同社ブースではジャンプ系ということで、PS4/3/PS Vita「ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ」、3DS「ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3」など「ドラゴンクエスト」関連の展示が中心となっており、これらタイトルの試遊を始め、AC「ドラゴンクエスト モンスターバトルスキャナー」、Android/iOS用「星のドラゴンクエスト」などが出展されている。このほかにも、「ワールド オブ ファイナルファンタジー」、「KINGDOM HEARTS HD 2.8 Final Chapter Prologue」などが映像出展となっている。
出演声優陣による「スターオーシャン5」によるトークショーが大盛り上がり
「ジャンプフェスタ2016」のスクウェア・エニックスブースにて、トークショー「スターオーシャン5公式生放送“STAR OCEAN PROGRAM”JF出張版」が開催された。登場したのは「スターオーシャン5 -Integrity and Faithlessness-」(以下、SO5)でフィデル・カミューズ役の石川界人さん、ヴィクトル・オークヴィル役の中村悠一さん、エマーソン役の諏訪部順一さんだ。
「SO5」のイベントには初めて登場する諏訪部さん。実は東京ゲームショウでもオファーはされていたのだが、キャラクターが公開されないという理由でキャンセルになったそうだ。石川さんと中村さんは引き続きの登場となる。
ここで「スターオーシャンシリーズ」についておさらいしておこう。シリーズで描かれるのは、人類が星の海に進み出た宇宙歴を舞台とした数百年にわたる物語。登場人物や冒険する物語はシリーズごとに異なるが、すべてが同一世界の物語であるため、設定は共通となっている。なのでシリーズ間のストーリーに特につながりはないので、過去シリーズをプレイしたことがなくても、楽しめる内容となっている。また、「SO5」のシステムはアクション風に見えるが、ベースはRPG。シンプルな操作性で楽しむことができる。ちなみに1作目が登場したのが1996年のこと。石川さんも「3歳の時ですからね」と語る。「スターオーシャン4」をプレイしたのも16歳の時だとか。
「SO5」は、宇宙歴537年。地球から6,000光年以上離れた未開惑星フェイクリードを舞台に、1人の少女を巡る戦いの物語。石川さんが20歳代、中村さんが30歳代、諏訪部さんが40歳代ということもあり、「3世代を巡る物語ですね」と中村さん。実際に演じるキャラクターもそれぞれと同じ世代だそうだ。
「ボーガンはこう見えても結構しゃべります。ですから大変でした」と語る諏訪部さんだが、ストーリーの中では結構重要な位置を占めているとか。このため東京ゲームショウでは紹介されなかったという。ちなみに収録時、諏訪部さんは肩こりがひどかったそうだが、ミキサーさんが肩を揉むのがうまく、「お金をもらった上にこんなに気持ちよくなってしまっていいのだろうか」と思ったとか。デザート類の差し入れも多かったので「天国はここかと思った」(諏訪部さん)。
登場する女性キャラクターとして紹介されたのが、ミキ、リリア、フィオーレの3人。ミキはフィデルとともに育った幼なじみで、フィデルのことを「フィデル兄」と呼ぶ。治癒能力を持つ呪印術士。東京ゲームショウで公開された、限定版に特典として付いてくるミキのフィギュアの出来がよかったようで、「1度見ていただきたい」と石川さん。
リリアは、フィデルとミキが遭遇した謎の少女で、記憶を取り戻すためにフィデルたちと旅をする。「1人の少女を巡る、というのは、今言った中ではここかなみたいな感じがある」と中村さん。
フィオーレは世界有数の呪印術士で、露出の高い服装をしているが、その足には高度な呪印が刻まれており、それを露出することはその能力を誇示する意味があるという。「最初にキャラクターデザインを見たとき、だんだらの服だと思ったら、黒くない部分は肌らしいんですよ」と中村さんが言うと、諏訪部さんも「肌を出すにしてもアグレッシブすぎる」と感想を述べる。
そして新情報として、石川さんと中村さんによる「スターラジオーシャン」が2016年1月より、文化放送「超A&G+」にて、毎週水曜日21時半から放送されることが紹介された。その番組の中でのコーナー「フィデルの剣術指南!」をやることに。これはフィデル役の石川さんが、同門であるヴィクトル役の中村さんに実践形式でいろいろなことを教えるというものだ。「いろいろなトラブルに対する正解を、兄弟子としての僕が教えていきます」(石川さん)。
このコーナーのお試しとして行なわれたのが「ため口」について。まずは諏訪部さんと中村さんによる実践から。諏訪部さんは中村さんに「月収はいくら?」と聞くが、中村さんは「諏訪部さんの1/3くらい」とかわす。そんな中で「諏訪部の」と、つい言ってしまった体の中村さん。いい声でごまかすことにしたようだ。そして次は石川さんの番。家の家賃や月収を聞く諏訪部さんに対して、うまく対応が取れず。「早くため口出せよ」と中村さんから突っ込みが入る。
「台本にはシチュエーションの正解を書いていた」と石川さん。「好きな女の子は?」という諏訪部さんの問いに対して石川さんは「元気でショートパンツをはいている子」と応えるが、諏訪部さんから「小学生だね!」と突っ込まれる始末。「違うわ!」(石川さん)。用意していた回答は「相手をやたらと褒め倒して注意をそらす」だったようだ。「でも今思いついたのは、やたらと新人感を出して、焦って謝る。あと汗をかく」(石川さん)。「汗かいていると誠実に見えるよね」(諏訪部さん)。
そして次のコーナーは「ヴィクトルさん! 命令を!!」。リスナーが悩んでいること、なかなか決められないことに対して、中村さんがバシッと決めるというものだ。まずは石川さんから「対応力ってどうやったらつきますかねぇ」という悩みについて。そしてヴィクトルさんの答えは「適当にやれ」。まさに一刀両断だ。「こんなものはどうでもいいんですよ。適当に応えて帰ったら忘れて寝ることだね。オンエアも聞かない」(中村さん)。「タイムシフトで帰ったら見ますよ」という石川さんに、「見たら落ち込みっぱなしだろ。出てくるコメント見られないよ」と突っ込む中村さん。
諏訪部さんの悩みは「気がつけばもう40歳代で、世代交代を感じるんだよね。若い後輩たちと戦っていくにはどうしたらいいですか」というもの。「中村悠一とオーディションでバッティングしたときに勝つ方法を教えて下さい」と諏訪部さん。先日とある現場で同じ役のオーディションを受けたという。まだ結果は出ていないそうだ。ヴィクトルさんの回答は「中村君はお金に弱いよ」。これには諏訪部さんも大笑い。
トークイベントが行なわれたのは1時間程度だったが、あっという間だった。2016年3月31日に発売される「SO5」だけでなく、シリーズのファンは来年1月から始まる「スターラジオーシャン」も聴いてみてはいかがだろうか。