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つくる女、「LoL」エンジョイエキシビションマッチを開催
「LoL」の対戦を純粋に愉しむ試み。その結果やいかに!?
(2015/12/9 15:23)
女子クリエイターチーム「つくる女」は12月8日、プロゲームチーム「チーム TSUKURUJYO」の活動の一環として、「League of Legends(以下「LoL」)」のエキシビションマッチイベントを東京アニメ声優専門学校にて開催した。
今回のエキシビションマッチは、「『LoL』のライトユーザーや新規ユーザーへの周知・興味喚起」、「普段ゲームに熱中しているコアユーザの息抜き」など、「LoL」を純粋に楽しむことを目的としたもので、「LJL」に代表されるプロ同士による息が詰まるような熱戦とは対極に位置するイベントとなる。
今回のイベントでは「チーム TSUKURUJYO」のさわえみか氏、あさみ氏、ちひろ氏、OKADA氏、しろまい氏の5名に、LJLで活躍した元プロプレイヤーのRainbrain氏を加えた6名で構成された「つくる女チーム」と、Twitchなどの場で活躍するotofu氏を中心とした「チーム女子会」(かりぱく氏、海島さや氏、GuuMii氏、堀内華央理氏)の対決となり、1戦目はつくる女とチーム女子会、2戦目はメンバーシャッフルで行なわれた。
両チームのメンバーの中で「LoL」プレーヤーはRainbrain氏、otofu氏だけで、残りはプレイ経験が少ない初心者ばかり。1戦目は戦力差が付きすぎ、マッチ後半では「チーム女子会」の攻撃で、「つくる女チーム」のChampionが一撃で溶けていくという事態となり、「チーム女子会」が圧倒。2戦目はRainbrain氏とチーム女子会のメンバーが多いチームが圧倒する形となった。
あくまでもゲームをプレイすることを楽しんでもらうという目的とのことで細かな戦術やスコアなどは割愛させていただくが、結果は1戦目は「チーム女子会」の圧勝(キルデスは30:4)、メンバーをシャッフルした2戦目もRainbrain氏と「チーム女子会」のメンバーが多く構成されたチームが圧倒した(同30:6)。
プレイについては、戦術面では、まだまだ始めたばかりというイメージが拭えず、その点では「チーム TSUKURUJYO」メンバーは、プロゲーミングチームとして一層の努力を期待したいところだが、テーマであるエンジョイという意味では、相手チームのメンバーと声をかけあって盛り上がる姿や、つくる女チームの悲鳴が飛び交うシーンでは会場は笑いに包まれ、ゲーム内で繰り広げられるドタバタ劇はおもしろいものであった。
これがコンテンツとしていかにおもしろかったかについては、同時配信されたTwitchでも数字として現われており、「配信は平日の日中(試合開始が17時)」であり、「視聴者の多いアメリカの時間帯が月曜朝5時という最悪のコンディション(Twitch、Eric氏)」といった状況下で、常時1,300名の観客がついたことは、初回にしてはまずまずの数字と言えるのではないだろうか。
今回はあくまでもファーストケースという形でTwitch上の配信に限られたが、今後は会場が専門学校であることを活かした学生の参加や一般ユーザなどを巻き込んだ施策を続けていきたいとのこと。
つくる女はクリエイター集団であり、本業の仕事をこなしつつ、プロ活動を続けていくとのことで、やはりいろいろな困難もあるものの、イベントを実施する度に大きな反響があるようで、「チャレンジし続けることが大事」だと語り、来場者/視聴者に向けて「みんなもゲームをはじめチャレンジしてほしい」と呼びかけた。
魅せるプレイでファンを楽しませてくれるLJLで活躍するプロスポーツとは別に、ゲームを楽しむという層を応援するつくる女の今後の活躍に期待したい。