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【クリスマスおもちゃ見本市2015】バンダイブースでは新仮面ライダーをプッシュ

見た風景を絵に描けるアイテムや、「妖怪ウォッチ」の新展開も

9月2日、3日開催



会場:浅草・産業貿易センター

 玩具メーカー各社は、浅草・産業貿易センターで、「クリスマスおもちゃ見本市2015」を9月2日、3日の日程で開催している。このイベントでは流通業者やメディア向けにクリスマス向けの新製品や人気商品を出展している。弊誌ではいくつかのメーカーをピックアップし、新製品を紹介していきたい。

10月発売の「変身ベルト DXゴーストドライバー」は“目”をモチーフにしている
「マジカルイラストレーター」は見た風景をそのままなぞって絵が描ける
「妖怪メダル」を活用した「ジバニャンワンマンショー」

 まずはバンダイを取り上げたい。例年、バンダイのクリスマス戦略で大きくプッシュしていくのは、「仮面ライダー」、「スーパー戦隊」、「プリキュア」といったキャラクターグッズである。特に「仮面ライダー」は10月より放映がスタートする新番組「仮面ライダーゴースト」を大きくアピールしていた。

 仮面ライダーの玩具でキーとなるのは「変身ベルト」である。「仮面ライダーゴースト」は過去の英雄や偉人の魂をその身に宿して戦う。「変身ベルト DXゴーストドライバー」は“目”をモチーフにしており、「アイコン」という目玉のアイテムを中に入れることで様々なフォームに変身する。

 玩具でも番組のギミックを再現しており、ベルトのカバーを開きアイコンを入れ、側面のハンドルをひくとアイコンの内部が回転し、まるで「まばたき」をしているかのように目の中心が変化し、光と音と共に中心にライダーの顔が現われる。他にも4つの形態に変形する武器「DX ガンセイバー」、さらに関連アイテムが展示されていた。番組の内容をネタバレしてしまうため紹介できないが、ユニークなギミックの商品が多かった。

 展示品で特に面白かったのが「マジカルイラストレーター」。作業台の上に置いた紙に絵を描くことができる玩具だが、取り付けられているスコープで前方を見ると、目の前の光景と手元の紙が2重写しになるのだ。このためユーザーは目の前に見える風景をなぞって線を引くだけで絵が描ける。

 初心者が「絵を描く」という作業で難しく感じるのは、目の前の風景を見たとおりのパースで描くことだ。この玩具を使えば絵を描くのがずっと楽になりそうだ。こういったツールは以前から出ていそうなものだが、筆者は画材店などでこういった道具を見たことはないし、なにより玩具で価格を抑え、子供向けに展開するというところに好感を持った。11月下旬発売で価格は5,300円(税別)。

 このほか、注目は「妖怪ウォッチ」の「妖怪メダル」を活用した「ジバニャンワンマンショー」。ジバニャンのぬいぐるみに妖怪メダルを挿入すると様々なセリフをしゃべったり、歌ったりする。子供達の妖怪メダルのコレクションの魅力を増すアイテムだ。挿入口が普段は腹巻きで隠されているところもいいと感じた。10月中旬発売で価格は5,800円(税別)。

【バンダイブース】
劇中同様の“まばたきギミック”を搭載している。右は変形する武器「DX ガンセイバー」。10月発売で、価格は5,500円(税別)
「マジカルイラストレーター」は、目の前の風景と手元が重なるように見えるので、直感的にスケッチができる。絵を描くハードルをかなり下げてくれそうだ
テレビ出力が可能で、採点機能も搭載したマイク型カラオケ「カラオケランキンパーティ」。10月発売で7,800円(税別)。基本に15曲を収録し、別売りのカートリッジにより多彩な歌が提供される
このほかにも多彩な新商品を展開していく

(勝田哲也)