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新作「モンスターハンタークロス」も電撃発表

多くのハンターが集う祭典「モンスターハンター ハンターの集い 2015」開催

5月31日 発表

会場:東京国際フォーラム ホールC

MCは井上 聡さんと椿姫彩菜さん。井上さんは「今日はMCなので、(はやる気持ちを抑えて)みんなの邪魔をあまりしないようにしたい」と挨拶し、「モンハン」に関する的確な話題で大いに盛り上げた
オープニングから「モンハン小話」が大画面で上映された。最初はそれほどでもなかったが、イベント中盤になると会場からは笑い声が上がり、盛り上がっていた

 カプコンは、東京国際フォーラム ホールCでファンイベント「モンスターハンター ハンターの集い 2015」を開催しし、会場には数多くのファンが集まった。チケットはモンハン部での先行販売でほぼ瞬殺。1,300近い席はハンターでぎっしりと埋まっていた。

 出演陣も豪華で、MCに「モンスターハンター」シリーズを言えばこの人、次長課長の井上 聡さん、そして椿姫彩菜さん。そして「モンハン」ガチプレーヤーとして知られる後藤真希さん、Dragon Ashの桜井 誠さん、インパルスの堤下 敦さん、コンマニセンチの堀内貴司さん、岡田義徳、アイドリング!!!の酒井 瞳さん、水崎綾女さん、怒髪天の増子直純さん、THE BAWDIESのMARCYさん、WEB番組「カプコンTV」のMCとしても活躍中の池田ショコラさん、そしてある意味時の人となったロックバンド「BREAKERZ」らが続々とステージに姿を現わした。もちろん、「モンスターハンター」シリーズプロデューサーの辻本良三氏もイベントを通して様々な情報を公開していった。

 まずはイベントの中程で電撃的に発表となった、ビッグな新作2タイトルを紹介していこう。

11年目を迎え新たなるハンティングアクションへ、3DS「モンスターハンタークロス」

「モンスターハンタークロス」のプロデュースを担当しているのは小嶋慎太郎氏

 イベントの流れではラストの発表となったが、最も注目されるタイトルがニンテンドー3DS用「モンスターハンタークロス」だ。いきなりロゴがスクリーン上に映し出されたとき、会場は未知のタイトルから一瞬静まりかえったが、第1弾PVが流れ終わったときは大きな拍手で迎えられた。実は出演者の台本でもタイトル部分は黒塗りになっており、徹底して秘密にされた状態で開発が進められていた。プロデュースを小嶋慎太郎氏が、ディレクターを一瀬泰範氏が久しぶりに手がけているのも注目だろう。

【「モンスターハンタークロス」プロモーション映像】
新たなるアクション、新モンスターはもちろん懐かしいモンスター、新フィールドなど見所が豊富なムービーだ

 「モンスターハンタークロス」のコンセプトについて辻本氏は「昨年10周年を迎え、数多くのハンター(プレーヤー)がいる中で、いろいろなハンティングスタイルがある。それらに特化した遊び方もあるが、派手に気持ちよくプレイできる部分も作りたいと思った」ということで、これまでのストイックな遊び方をベースにし踏襲しながらも、選択肢として爽快に楽しめるより幅広いプレイスタイルを許容したシステムとなりそうだ。

 大きく変わる部分としては、わかりやすく言えば必殺技のような位置づけとも言える「狩技」が各武器種に用意される。これまで「溜めて決めると爽快」といった武器固有の特徴を持っていたが、それをより突き詰めたエッセンスとなるものが用意される。これが気持ちいい要素を重要視しており、エフェクトにも“爽快感”を盛り込み、こだわりを持って制作中だという。

 もうひとつが「狩猟スタイル」だ。これについてはより具体的な説明はされていないが、「個性的なハンティングが選べる4種類のスタイル」だという。いままでのアクションを楽しんだ上でのより広がりを持ったアクションを選べる、1つの選択肢なのだという。小嶋氏によれば1つの例えとして「モンスターを踏み台にしてより高くにジャンプしモンスターの背中に乗る」といった新たなアクションを挙げていた。

 新たに今作で拠点となるのは、高原をイメージした「ベルナ村」。しかし本作では1つだけではなく、これまで登場した幾つかの拠点が登場するようだ。これもまたタイトルの「クロス」に所以となっている。もちろん新たなるフィールドも登場。恐竜が生息していたような太古のジャングルのような映像も公開されていた。そしてもちろんそこには新たなるモンスターが登場する。

 これまでメインモンスターは看板とも言える象徴であるため1体だったが、今作ではなんと4体も登場する。タイトルのロゴにある「X」の四隅にある四角にはそれぞれ1体ずつメインモンスターが描かれている。辻本氏によれば、「クロス」では「4」という数字にこだわって制作しているのだという。

 このほかにも、「モンスターハンター4G」や9月10日に発売となる「モンハン日記 ぽかぽかアイルー村DX」のセーブデータがあると何か良いことがあるという。詳細については今後発表となる。

 最後に「ムービーでは『鋭意制作中』になっているけど実際は?」という辻本氏の振りに小嶋氏は「2015年冬です」とキッパリ。今年中の発売が予定されているということで、会場からは大きな拍手が巻き起こった。

【スクリーンショット】

【発表会でのスライド】

かわいい新規要素が満載、3DS「モンハン日記 ぽかぽかアイルー村DX」

「モンハン日記 ぽかぽかアイルー村DX」のプロデュースを担当している太田直仁氏。ステージにはアイルーも駆けつけた

 可愛らしいアイルーの人気を一気に高めた「モンハン日記 ぽかぽかアイルー村」の続編が登場する。対応プラットフォームは3DSでタイトルは新規要素が詰め込まれていることからシンプルに「モンハン日記 ぽかぽかアイルー村DX」となっている。発売は9月10日で、価格はパッケージ版が3,990円(税別)、ダウンロード版が3,694円(税別)。

 アイルーを集め、村を賑やかにしていくこのゲーム。アイルー仲間と探検に出かけモンスターと戦ったり、いろいろな施設でまったりと遊ぶこともできる。これまでのシリーズで遊ぶことができたものは全て収録されており、3DSならではのインターフェイスで操作性の向上と新規要素が追加されている。

【3DS「モンハン日記 ぽかぽかアイルー村DX(デラックス)」プロモーション映像】
ラストのラストに可愛らしいモンスターの子供が登場する。しっかりチェックしていただきたい

 3DSの下画面が大きいことから、ゲーム中はアイルーの愛くるしい表情がした画面に表示され、多彩な表情を見せてくれるという。そしてタッチペンで直感的に操作できることから、マップの移動も楽々行なえるという。

 そして、団長や看板娘といった「モンスターハンター4G」から新キャラクターが登場したり、セルレギオスといった新モンスターも探検クエストに登場。さらに新施設として「こもれびの巣」が登場。「ベビークック」や「ベビーレウス」など可愛らしい子供モンスターとふれあうことができる。この映像が映し出されると、会場からはため息が漏れたほどで、その可愛らしさは破壊力満点だ。仲良くなればどんどんなついてきて、よりかわいいアクションを見せてくれるという。

 幾つかのコラボレーションも企画されている中、今回は「マリオの服」、「たぬきちの服」、そしてサンリオとのコラボレーションとなる「ぐでたまの服」が登場する。このほかにも、「モンスターハンター4G」のセーブデータがあるとちょっとお得だという。具体的には今後発表される。

【発表会でのスライド】

まったり楽しめるステージイベントをたっぷりとお届け

 イベントは大きな流れとしては、豪華出演陣による「狩スマハンター決定戦」の開催だ。「モンスターハンター」をプレイしてその実力で決する……というだけでなく、知識だったり、様々な要素の戦いを勝ち抜くことで初めて手にすることができる。優勝した暁には賞品として大きなトロフィーだけでなく、豪華なリングが贈られるイベントとなった。

 出演陣の「あるある」ネタで大いに盛り上がったり、「モンスターハンター4G」でタマゴをより早く割った方が勝ちという対決が行なわれ盛り上がった。

 このほかにも池谷直樹氏率いる「SAMURAI ROCK ORCHESTRA」によるハンターアクションのステージ上の再現、コンサートなどなど、数多くのイベント企画で、終始盛り上がった。

辻本良三シリーズプロデューサーは新規情報の発表に注力
ライブも行なわれた
池谷直樹氏率いる「SAMURAI ROCK ORCHESTRA」によって、ハンターアクションがステージ上で再現された。その迫力と再現度はすさまじく高かった
「狩スマハンター決定戦」の賞品としてトロフィーと特製リングが贈られた
主演陣による「モンスターハンター」の「あるある」ネタ。大いに盛り上がった
攻守に分かれてタマゴをより早く割った方が勝ちというゲーム。DAIGOが後藤さんのタマゴをあっさり割ってしまい、後藤さんがものすごく悔しがる一幕も!

(船津稔)