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【特別企画】この冬、ゲームをやるならiPhone 6 / 6 Plusのどっちがオススメ?

画面の大きさはすぐ慣れる! iPhone 5sも交えてプレイ感を検証

 2014年秋にiPhone 6 / 6 Plusの2種類が発売されたが、既にご存じの通り、これまでのiPhone 5s / 5cなどと比べると、ひとまわりもふたまわりも本体のサイズが大きくなり、画面サイズも広がっている。大画面化するとゲーム画面への没入感が高まって迫力も増すが、実際はどの程度変わるのか気になるところだろう。

 また、iPhone本体が大型化したことで、本体の持ちやすさやゲームに対しての操作性なども変わるのか気になるかと思う。そこで発売からだいぶ経ってしまったが、筆者が両方の機種をここ数カ月持ち、いろんなゲームをプレイしてみて比較した使用感をお届けしていきたい。これから購入をしようと考えているゲーム好きな方々の機種選びの参考になれば幸いだ。

 まず、本題に入る前にiPhone 5s(5c) / 6 / 6 Plusの本体・画面サイズに関して比較を紹介していこう。見た目で明らかにわかるように本体・画面サイズが大幅に違う。実際の数値は、下記のようになっている。

機種 本体サイズ 画面サイズ 解像度 pixel per inch
iPhone 6 Plus 158.1×77.8×7.1mm 5.5インチ 1920×1080ドット 401ppi
iPhone 6 138.1×67.0×6.9mm 4.7インチ 1334×750ドット 326ppi
iPhone 5s(5c) 123.8×58.6×7.6mm 4.0インチ 1136×640ドット 326ppi

 iPhone 5sは、コンパクトなので片手にスッポリ収まって握る形で持て、しかも片手持ちで画面のどの位置でも親指を快適に持っていくことが可能だ。iPhone 6となると指の第一関節あたりと親指側の手のひらで挟んで持つ形となり、辛うじて親指で反対側のフチを触れる程の大きさになる。

 片手持ちでの親指操作は、画面の端の方は無理をして伸ばしたり、若干持ち方を変える必要は出てくる。手が大きく、指が長い人なら届く感じだ。そしてiPhone 6 Plusになると、中指・薬指・小指の先で端を支え、親指側の手のひら部分を支えにして親指でつかむという形だ。

 当然この状態では、画面全体に親指を行き渡らすことはたとえ手が大きい人でもかなり難しい。持ち替えて親指を伸ばすにしても、下手をすると本体を落としかないため、片手で本体をしっかりと持ち、反対の手で操作することが求められる。

 また、本体を横向きにした際に持つ場合は、どの本体サイズでも片手で持って親指を画面端まで伸ばすのは難しい。そのため必然と両手持ちになるが、本体を両手でしっかりとホールドすれば、両方の親指で操作ができる。どのサイズでも親指が行き渡るので、横画面だと不便を感じることは少ない。

【縦持ち・横持ちを3機種で比較】
上段から順に、iPhone 5s、iPhone 6、iPhone 6 Plus。縦持ちだとiPhone 6 Plusはやはり大きいが、横持ちだと結構しっくりくる

 付け加えて、iPhone 6世代で内部に搭載されたA8チップについても触れておきたい。A8チップは、初代iPhoneに比べて速度50倍、グラフィックス描写の速度84倍となったチップセットで、iPhone 6世代ではiPhone 5sよりも画面サイズが大きくなっているにも関わらず、パフォーマンスは上昇している。

 また集積されている20億個のトランジスタによって、iPhone 5sで搭載されたA7チップよりもエネルギー効率は最大50%上昇しており、電池の持ちはかなり良い。公式の発表では、HDビデオ視聴はiPhone 6で最大11時間、iPhone 6 Plusで最大14時間連続(iPhone 5sはHDビデオ再生最大10時間)で可能となっている。

 さてここからは、さまざまなゲームをiPhone 6とiPhone 6 Plusでプレイしてみた比較レビューをお届けしていこう。

レース、アクション、パズル……様々なゲームジャンルで実際にトライ!

アスファルト8:Airborne

ダウンロード:無料
利用料金:無料
ビジネスモデル:アイテム課金制

配信URL:https://itunes.apple.com/jp/app/asufaruto8-airborne/id610391947

 ゲームロフトの爽快感満点のレーシングゲーム「アスファルト8」。横画面の本体をハンドル代わりに傾けて操作するのだが、iPhone 6 Plusのほうが本体サイズが大きいこともあって、微妙な傾きの調整がしやすくハンドルの取り回しが良く感じる。ほかにも大きい画面のほうが見える範囲が広がることもあって、迫力や疾走感が増しているようにも感じられた。

 しかも「アスファルト8」はiOS 8の新グラフィックスAPI「Metal」に対応しており、ドリフトの摩擦による煙やマシン衝突時の破片や粒子、粉塵のエフェクト効果が増しているので、さらに迫力ある映像でレースを楽しめる。このような3Dレーシングゲームの場合は、やはり大画面のiPhone 6 Plusの方でプレイするのがオススメだ。

LINE:ディズニー ツムツム

iPhone 6 Plusでは、片手持ち&親指1本での操作は不可能に近い

ダウンロード:無料
利用料金:無料
ビジネスモデル:アイテム課金制

配信URL:https://itunes.apple.com/jp/app/line-dizuni-tsumutsumu/id724594093

 ディズニーキャラクターのツムたちが登場する大人気パズルゲーム「LINE:ディズニー ツムツム」。本作は、登場するツムを制限時間内に3つ以上なぞってつなげて消していくゲームなため、大画面になればなるほどツムをつなげるストロークが長くなり若干不利になってしまう。

 しかし実際に試したところ、差が出るかと思ったら、そんなに感じることはなかった。それよりも本体の大型化によって、片手持ちでの親指による操作ができなくなる方が気になった。実際、iPhone 6 Plusでは、親指が画面全体に届かないこともあって無理な状態で、iPhone 6は若干厳しい部分もあるが、プレイすることは可能だ。

 もちろん両手でプレイすれば、どの機種でも問題なく遊ぶことはできる。通勤通学時の電車やバス内で片手操作でのプレイを頻繁に行なうのであれば、機体が小さめのiPhone 5sとiPhone 6が向いている。

モダンコンバット5:Blackout

ダウンロード:無料
利用料金:無料
ビジネスモデル:アイテム課金制

配信URL:https://itunes.apple.com/jp/app/modankonbatto5-blackout/id656176278

 ストーリーを楽しみながら迫力の銃撃戦をプレイできるスマホ用FPSの最高峰「モダンコンバット5」。やはり大画面なiPhone 6 Plusの方が大迫力で遊べるのはもちろんのこと、遠くに現われた敵も大きく表示されるのですばやく見つけることができる。

 FPSではいかにすばやく狙いをつけるかが重要になるので、このようなタイプのゲームを楽しむなら画面の大きいiPhone 6 Plusの方が有利。ちなみに本作も新API「Metal」対応で、炎や爆発、弾の軌跡など、エフェクトの表現が従来よりも増えていて迫力がアップしている。このような美麗な映像のゲームを味わうなら、大画面のiPhone 6 Plusの方が断然良い。

 なお操作面に関しては、横画面を両手で持ってプレイするために親指が隅々まで行き渡り、どちらの機種でも支障を感じることはなかった。

モンスターストライク

ダウンロード:無料
利用料金:無料
ビジネスモデル:アイテム課金制

配信URL:https://itunes.apple.com/jp/app/monsutasutoraiku/id658511662

 モンスターを引っ張って敵を倒していく大人気アクションRPG「モンスターストライク」。このゲームの場合は、画面の大きさによる影響はほとんどなく、見た目の大きさの違い程度だ。また操作面でも敵に狙いを定めるために、片手で本体を持って人差し指で操作するので、どの機種でも楽しめる。

パズル&ドラゴンズ

ダウンロード:無料
利用料金:無料
ビジネスモデル:アイテム課金制

配信URL:https://itunes.apple.com/jp/app/pazuru-doragonzu/id493470467

 パズルとRPGの要素が合体した大人気パズルRPG「パズル&ドラゴンズ」。このゲームでは、制限時間内にドロップを動かしてドロップを3つ揃えて敵を倒していくのだが、やはり画面が大きいiPhone 6 Plusは、スライドさせるストロークが長くなってしまう。

 片手で端末を持ち、もう片方の手でプレイするのであれば、特に問題はない。iPhone 6 Plusでは片手のみでの操作は不可能に近いが、iPhone 6は片手でも操作できるので、片手の操作で本作をやり込んでいるのであれば、iPhone 5sやiPhone 6を選ぶといいだろう。

MONSTER HUNTER PORTABLE 2nd G for iOS

価格:1,600円(税込)
配信URL:https://itunes.apple.com/jp/app/monster-hunter-portable-2nd/id639457826

 家庭用ゲームで人気を博したハンティングアクションゲーム「モンスターハンターポータブル 2nd G」の移植作。タッチパネルでの操作にも対応しており、どちらの機種でもスムーズに行なえる。

 比較すると気になるのは、表示される文字の大きさだ。ちょっとした差ではあるが、iPhone 6 Plusの方が大きくて読みやすい。やはり大きい画面の方が迫力が増すので、狩りを楽しむならiPhone 6 Plusがオススメだ。

Infinity Blade III

ダウンロード:無料
利用料金:無料
ビジネスモデル:アイテム課金制

配信URL:https://itunes.apple.com/jp/app/infinity-blade-iii/id610003290

 iPhoneならではのフリック操作で剣を振りかざす動作を再現し、それで敵と剣術を繰り広げて行く「Infinity Blade III」。画面をスライドして剣を斬りつけていくため大画面のiPhone 6 Plusの方が不利に思えるが、実際は大差がなくどちらの機種でも快適にプレイできる。これも大画面ほど敵の迫力も増すので、iPhone 6 Plusのほうがより楽しめる。

ドラゴンクエストV 天空の花嫁

価格:1,800円(税込)
配信URL:https://itunes.apple.com/jp/app/doragonkuesutov-tian-kongno/id933111586?mt=8

 国民的RPG「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」のニンテンドーDS版を移植したiOS版。縦画面でバーチャルパッド操作に対応し、快適にプレイできるように工夫されている。しかもパッドなどの位置をプレイ中に左、中央、右といつでも変更できるので、片手操作時に本体を持つ手を入れ替えてもスムーズに操作できるようになっている。

 パッドサイズも大中小の三段階で切り替えられる。iPhone 6 Plusでの片手操作についても、無理なく押せる位置にほとんどのボタン類があるので、プレイしやすくなっているのも嬉しいポイントだ。また文字のフォントも大き目なのでiPhone 5s、iPhone 6でも読みやすい。このゲームの場合は、どの機種でも楽しめる。さすが「ドラクエ」といった感じで、気配りのある設計だ。

まとめ:画面の大きさは直に慣れる。普段使いも含めてiPhone 6 Plusが便利

 総評としては、3Dで描かれた横画面のゲームを楽しむなら大画面で若干の差ではあるが迫力が増すiPhone 6 Plusがオススメだ。反対にスマホで人気のある縦画面のパズルゲームを楽しむなら、片手でも操作可能なiPhone 5s、iPhone 6の方がカジュアルかつ快適に遊べる。通勤・通学時の電車・バス移動時にもゲームを楽しみたいなら、手の大きさに合わせて馴染む端末を選ぶというもの手だろう。

 これからiPhone 5s、iPhone 6、iPhone 6 Plusの購入を考えているという場合ならば、自分がどのようなゲームを多く遊ぶかによってどれかを選ぶようにしたい。また、店頭で実際に持ち比べてみるのも良い。ちなみにiPhone 6 Plusを使っている筆者個人の感想を言うと、最初はiPhone 6 Plusは大きすぎると感じていたが、慣れてしまうと問題がなくなり、いまではiPhone 5sの画面サイズはあまりにも小さすぎると感じてしまう。

 iPhone 6 Plusの場合、縦画面のパズルゲームで片手でのプレイができなくなったが、一方で両手で快適にプレイができるので、あまり問題は感じられない。それよりも普段使いの時、SNSやさまざまなアプリをより大きな画面で見られ、iPhone 6 Plusだけに搭載されたランドスケープモードで快適に使えるのが気に入っている。今回はゲームを中心にその感触をお伝えしてきたが、もちろん機能はそれだけではないので、普段使う時のことも考えておくと良い。

(川村和弘)