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VRシステム「Project Morpheus」体験会開催

思わず彼女の顔をのぞき込んじゃう? 「サマーレッスン」を公開

11月29日〜30日 開催

「『サマーレッスン』レポートルーム」にはソニー・コンピュータエンタテインメント ワールドワイドスタジオの吉田修平氏と「サマーレッスン」を手掛けたバンダイナムコゲームスの原田勝弘氏が登場。来場者と語らった
会場には出展タイトルと各タイトルの待ち時間が書かれた白板が置かれていた

 ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアは、バーチャルリアリティシステム「Project Morpheus」のユーザー体験会を11月29日から開始した。期間は2日間だけで、「プレコミュ」ユーザーを対象とした完全招待制。応募数は明らかにされなかったが、かなりの応募があったといい、幸運な当選者は一足先に「サマーレッスン」を初めとした「Project Morpheus」の世界を体験した。

 今回の体験会の目玉は、なんと言っても東京ゲームショウ2014で公開予定でありながら急遽出展を取りやめたバンダイナムコゲームスの「サマーレッスン」が体験できるという点だろう。体験会では、「サマーレッスン」は個室風のブースに12台の試遊台を設置。各人に整理券が配布され、必ず体験できるようになっていた。体験会の時間は全体で80分で、このほかにもTGS2014で公開されていた各種タイトルを体験することができた。

 出展タイトルはTGS2014と同等のタイトルばかりだったが、「ソードアート・オンライン」のアスナが昼寝をしている寝顔をのぞき込むことができるタイトルが追加されていた。このタイトルは、体験会の回によってはいきなり50分待ちになる人気ぶりだった。

 体験会会場には「『サマーレッスン』レポートルーム」という1室が作られ、「サマーレッスン」に登場する女性との立て看板と一緒に撮影できたり、テーブルに置かれたスケッチブックに感想を書けたり、開発資料の一部が展示されていた。さらに、この部屋には時間によって、ソニー・コンピュータエンタテインメント ワールドワイドスタジオの吉田修平氏と「サマーレッスン」を手掛けたバンダイナムコゲームスの原田勝弘氏が来室。来場者は自由に話せるようになっていた。来場者の中にはメーカーの方や大学の研修室の方もいらしていて、話し込んでいた姿が印象的だった。

 「サマーレッスン」では、例えばプレーヤーが女生徒に顔を近づけると女生徒は嫌がって避けるが、これは現実世界でも個人差はあってもわりと普通の行動だが、今回体験した人の行動を見ていると、避けられることを無意識に見越して女生徒に顔を近づける人は少ないという。これはバーチャル世界であるにもかかわらず、バーチャルキャラクターを現実的な者と認識していることで、非常に面白い。ただ原田氏は思ったより常識的な行動を取る人が多かったことを予想していたという。

 我々メディアにかかわらず、VRシステムを体験したその感動を伝えることはなかなか難しいが、ただ単に「リアルだ!」という言葉より、人間が無意識に現実と同じ行動を取ってしまうという“現実”こそがそのリアルさの証明と言える。原田氏は「サマーレッスン」の題材を選択した理由について「部屋があって人がいるという空間は特別なことではなく、誰もが経験したことがあるもの。それを体験してもらうことが驚きを伝える上で人々の共通項になって伝わりやすい」と説明していた。

 原田氏は「まだまだハードもソフトも未熟な部分があり、快適にしていかなければならない」と語りながらも、現在はまだ広めていく途上にあるという。今回聞いた中では、商品化を希望する体験者の声が大きかったが、声が大きければ大きいほど商品化は近づくことになる。

 「サマーレッスン」は今回出展されたのはプロトタイプで、まだまだ途上だという。女生徒を育成していく要素など「アイディアはたくさんある。『サマーレッスン』のみならず、もっとゲームらしいゲームも制作したい」と原田氏は語っていた。

 次回の体験会は現状未定だが、同時に体験会の必要性については吉田氏も認識しており、「開催したい」としていた。近いうちにより多くの人が体験できる体験会を、全国規模で開催して欲しいところだ。

今回の新作タイトル「ソードアート・オンライン」。アスナの寝顔をのぞき込むことができる
迫力では1番かも「VR Luge」。クルマが行き交う道路をLugeに乗り疾走していく
「The Castle」。モーションコントローラを使用し、攻撃と防御が楽しめる

「『サマーレッスン』レポートルーム」は写真OKの場所も用意されていた。女生徒(のポップ)と一緒に写真を撮影することもできた。撮影不可だったが、開発資料のコピーも閲覧可能だ

【「サマーレッスン」プロモーションビデオ】

(船津稔)