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【スマホアプリ今日の1本】コミカルで残酷な虐殺プレイ「俺のストーカー」
かわいいキャラクターが魅力的。「男」と「ストーカー」のストーリーを楽しむ放置系アプリ
(2014/10/8 00:00)
10月1日にApp Storeのダウンロードランキングに顔を出して以来、10月5日より1位を獲得しているのが、個人開発のiOS「俺のストーカー」だ。
「俺のストーカー」という名前からして不安な予感がする本作だが、ストーカーされるのはプレーヤーではない。ゲームは、「モテすぎて困る」と自称する男が「ほら、あれ俺のストーカー」と電柱の陰隠れる女性をドヤ顔で紹介してくるシーンからスタートする。
このストーカーの女性は「アイツ」と表わされるが、「アイツ」は男の行く先々でその場にいる女性たちを次々に攻撃し、排除していく。最初は正拳突きだったものが、石で殴る、金属バットで殴る、ドーピングで筋骨隆々になって殴る、連れている犬に襲わせるなどと、どんどん攻撃手段がエスカレートする。最初は困っていると言いながらどこか嬉しそうだった男は、次第にギアが上がっていく惨劇に段々と不安を覚えていく……。
本作では、「アイツ」が女性たちを攻撃して排除する部分がゲーム化されている。いわゆる放置系のアプリで、時間経過によって出現する女性キャラクターをタッチして攻撃し、画面外に排除していくことができる。排除すると「アイツ」の経験値が溜まり、一定値を超えると「アイツ」が進化し、次のストーリーが展開される。
一見のほほんとした「アイツ」はいかにもおとなしそうなのだが、銃と手榴弾を用いて無実の女性たちを木っ端微塵にした時にはあまりに現実離れしていて正直笑ってしまった。ストーリーは15話+αで構成されており、変化を見せる「アイツ」の攻撃方法も楽しみだが、本人だけは攻撃しない「アイツ」と男の関係に何かが隠されているようなので、その先の展開も段々と気になってくる。
ちなみにこの男、本人曰く他にも追いかけられている女性がいるようで、一般女性に混じったレアキャラクターとして「根暗ちゃん」や「黒ギャル」、「リケジョ」といった様々な女性が登場する。
同じレアキャラクターを何度か撃退すると「シークレットイラスト」がアンロックされ、なぜか彼女らのデレ状態のイラストが見られるようになる。ゲーム中の2頭身キャラクターとは異なって意外にしっかりとしたイラストが用意されているので、こちらも楽しみな要素だ。
インパクト大のタイトル名と、かわいらしいイラストで繰り広げられる虐殺システムがなかなかいい味を出しているのが本作である。プレイしていくと次第に「アイツ」がかわいらしくなってくるので、時間と余裕があればぜひ試してもらいたいアプリだ。