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CPUが変更! 新たにCスティックを搭載した「Newニンテンドー3DS」と「New 3DS LL」

専用ソフトの開発も進行中

10月11日 発売予定

価格:
16,000円(Newニンテンドー3DS/税別)
18,800円(Newニンテンドー3DS LL/税別)

「Newニンテンドー3DS」と「Newニンテンドー3DS LL」は10月11日に発売となる
NFCリーダー/ライターを下画面に搭載する

 任天堂はWEB番組「Nintendo 3DS Direct 2014.8.29」において、ニンテンドー3DSシリーズの新機種として「Newニンテンドー3DS」と「Newニンテンドー3DS LL」を10月11日に発売すると発表した。「Newニンテンドー3DS」は16,000円(税別)、「Newニンテンドー3DS LL」は18,800円(税別)。日本での先行発売となり、年内に海外で発売されることは無い。

 「Newニンテンドー3DS」と「Newニンテンドー3DS LL」は数々の新機能や変更点が含まれるが、大きく変わった点としては新CPUを搭載し、「Newニンテンドー3DS」は画面の大きさが従来製品の1.2倍となる。また新たに画面右に「Cスティック」を、本体背面には「ZR」、「ZL」ボタンを搭載するなど大きく進化している。

 新CPUを搭載したことで、「Newニンテンドー3DS」でプレイするとより美しく快適にプレイできる専用ソフトの作成が可能となった。番組内では専用ソフトとしてWii用RPG「ゼノブレイド」を移植したタイトルの映像が公開され、2015年発売を目指して開発中である旨が明らかになった。また、ネットワークの通信速度にもよるが、新CPUになったことで従来より速くダウンロードを行なえるようになったという。

 「Newニンテンドー3DS LL」の画面サイズは従来製品と変わらないが、「Newニンテンドー3DS」の画面サイズは、上画面が3.88インチ、下画面が3.33インチと従来製品から1.2倍の大きさとなっている。また、上画面の液晶はこれまで真正面から見ると3D立体視を楽しめたが、少し位置がずれるとぶれて見えることがあった。「Newニンテンドー3DS」と「Newニンテンドー3DS LL」では、本体のカメラがプレーヤーの顔の位置を検知し、ジャイロセンサーの傾きなどと総合的に判断し、自動的に3D立体視が見えるよう視差の位置関係などを自動調節し、どこから見ても3D立体視が楽しめるようにしてくれる。このほかにも液晶の明るさを自動的に調節する機能が搭載されており、バッテリーがより長持ちするようになったという。

 コントローラー関係で新しいのは本体右側に配置されたCスティックで、これまで拡張スライドパッドで実現できた機能はすべて継承されているという。Cスティックに対応しているタイトルとしては現状「モンスターハンター4G」、「ドラゴンクエストX」、「ファイナルファンタジー エクスプローラーズ」、「大乱闘スマッシュブラザーズ for ニンテンドー3DS」が挙げられた。

 また、「Newニンテンドー3DS」のボタンカラーはスーパーファミコンと同じカラーになりカラフルになった。「Newニンテンドー3DS LL」のボタンはカラー分けされていないが、文字だけカラー分けされている。さらに本体背面には、これまでのLボタンとRボタンのさらに内側にZRボタンとZLボタンが新設された。

 スティックなどが新設されたことから、ゲームカードスロットが本体背面から手前側に、タッチペンホルダーや電源ボタンも手前側に移動した。また、これまでは記憶媒体としてSDカードが採用されていたが、「Newニンテンドー3DS」と「Newニンテンドー3DS LL」ではmicro SDHCメモリカードに変更となる。これに伴い、本体下面のカバーを外してmicro SDHCメモリカードを挿入するようになる。

 下画面にはNFCリーダー/ライターが搭載されており、「amiibo(アミーボ)」を下画面に乗せると自動的に読み取ってくれる。

 ソフト面ではブラウザが一新され、左右のスティックで快適に操作できる。HTML5の機能を利用したムービーの再生などにも対応。また、販売当初から子供用にフィルタリングがかかっており、危ないWEBサイトにはアクセスすることができない。さらに簡単に機能変更を行なうことができないよう、フィルタリングを解除するにはクレジットカードによる認証と30円の手数料が必要になる。

 10月11日には「モンスターハンター4G」との「Newニンテンドー3DS LL」コラボモデルが発売されるほか、11月には「大乱闘スマッシュブラザーズ」の特別デザインが施された「Newニンテンドー3DS LL」が発売予定。

 「Newニンテンドー3DS」は、本体の表面と裏面のカバーを着せ替えることができる「着せ替えプレート」が1,000円(税別)で発売される。発売日の10月11日には38種類が発売され、順次商品点数を増やしていく。「Newニンテンドー3DS LL」にはこの機能は無い。また、充電台も同発となる。「Newニンテンドー3DS」用充電台は1,000円(税別)、「Newニンテンドー3DS LL」用充電台は1,200円(税別)。

「Newニンテンドー3DS」と「Newニンテンドー3DS LL」の特徴をまとめたスライド
「モンスターハンター4G」との「Newニンテンドー3DS LL」のコラボモデルは10月11日に発売される
「大乱闘スマッシュブラザーズ」デザインの「Newニンテンドー3DS LL」は11月発売予定

【画面サイズ】
「Newニンテンドー3DS」の画面サイズは従来機より1.2倍となっている
「Newニンテンドー3DS LL」の画面は変わらず

「Newニンテンドー3DS」のボタン配置。右側が大きく変わっている
「Newニンテンドー3DS」のボタンカラーはスーパーファミコンと同配色だ
「Newニンテンドー3DS LL」は文字表記のカラーがスーパーファミコンの色の配置と同じになっている
Cスティックが配されたのは大きい。「Newニンテンドー3DS LL」ではCスティックを配したことでABXYボタンの距離などを調整し使いやすいよう設計されているという
ゲームカードスロット、電源ボタン、タッチペンの場所も手前側に変更となった
ZL、ZRボタンが新設された。ボタンの数が多くなったことで家庭用ゲーム機のコントローラーのボタン数に近づいた
タッチペンの形状はこんな感じ

各機種の大きさの比較。大きさが若干変わっているが、逆に「Newニンテンドー3DS LL」などは軽く薄くなっている
バッテリー時間。従来機種より30分から1時間長くなっている。画面の明るさの自動調節機能などにより、体感ではより長く感じるだろうとの説明があった
これが画面の明るさの自動調節機能。周囲の明るさにより自動的に調整してくれる

カメラとジャイロ機能でプレーヤーの位置を認識し、より最適な3D立体視が楽しめるよう調節する機能を搭載している

メモリカードはmicro SDHCメモリカードに変更となった。同時に裏面のカバーを外して入れ替える方式となっている

ブラウザが一新され、左右のスティックで快適操作できる。また、フィルタリングが最初からかかっており、これを外すためにはクレジットカード認証と手数料30円が必要となる

CPUが変更となったことで、ソフトのダウンロードが早くなったという
Wi-Fiのアクセスポイントを通じ、PCと3DSで写真のやりとりが簡単に行なうことができる機能が搭載されている
CPUが新しくなったことで専用ソフトも登場する。写真は「ゼノブレイド」のリメイク作品。2015年発売予定
「Newニンテンドー3DS」のカラーバリエーションはホワイトとブラック。「Newニンテンドー3DS LL」のカラーバリエーションはメタリックブルーとメタリックブラック
充電台も同時に発売となる

「Newニンテンドー3DS」は着せ替えプレートで色々なデザインに簡単に変更することができる

(船津稔)