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【スマホアプリ今日の1本】あの暴走タクシーゲームが帰ってきた! 「Crazy Taxi: City Rush」
ハイテンションな内容はそのまま踏襲。乗客の人間模様にも焦点
(2014/8/5 15:25)
「タクシードライバーになる」という職業的な側面とハチャメチャな世界観で一世を風靡した「クレイジータクシー」が、モバイルゲームとして帰ってきた。タイトル名は「Crazy Taxi: City Rush」。現在iOS版が配信中で、Android版は近日配信予定となっている。
本作は、「クレイジータクシー」シリーズの生みの親である菅野顕二氏とSEGAのモバイルスタジオHardlightがタッグを組んだシリーズ最新作となるドライビングゲーム。ゲームはミッションクリア形式で、乗客を時間制限内に目的地まで送り届けるのが目的となる。なおシリーズ第1弾のモバイル版は、iOS、Android共に500円で配信されている。
ドライブ方法はモバイル用に簡略化されており、自動で前進するタクシーをプレーヤーはタッチ操作で左右へと移動させ、タッチ長押し操作で道路を曲がる。手触りとしては、ドライビングゲームというよりは、ランナーゲームに「クレイジータクシー」の要素を足した感じとなっている。
ミッションをこなすと車の改造に使用できるお金が手に入るので、お金を稼ぎ、タクシーを改造し、さらなるミッションへと挑んでいくのが本ゲームのサイクルだ。プレイ中はBGMにパンクロックがかかり、爽快に他の車を蹴散らして目的地へと爆走できるのは「クレイジータクシー」を踏襲しており、街を走り回ることでショートカットルートを発見していくという要素もある。
また乗客たちにも焦点が当てられており、メインとなるミッションには乗客にまつわる簡単なムービーが挿入される。打ち合わせをすっぽかして遊び人へと変貌するサラリーマン、男友達がテストに間に合うようにタクシーを拾う女学生など、少しクレイジーな人々の人間模様が楽しめる。
車の改造を行なわないとクリアはすぐに難しくなるが、1回のプレイは1分かからない程度と速いサイクルで進められるので、どんどんプレイしていける。また縦持ち、横持ちの両方に対応しているので、プレイ環境や好みに合わせて持ち方を随時切り替えることができるのも気の利いた要素だ。ちなみに「Crazy Taxi」というプレイリストを作っておくと、好きな楽曲でゲームを楽しめる。
フリードライブで乗客を見つけ、目的地まで行くという本来の「クレイジータクシー」からはゲームシステムがだいぶアレンジされているが、運転手や乗客の異様なハイテンションぶりや大げさなドリフトなど、賑やかな雰囲気は本作にも受け継がれている。シリーズのファンだという人、アメリカ的な陽気さが好きという人は、ぜひプレイしていただきたい。