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【ChinaJoy 2014】ド派手なエフェクトと軽快なアクションに引き込まれる「戦闘西遊」
多重スクロールなど、2Dゲームへのリスペクトに満ちたモバイルMOアクション
(2014/8/4 00:00)
モバイルゲーム開発メーカーのSeasun EntertainmentはChina Joyで多彩なゲームを出展していた。その中からAndroid向けMOアクションの「戦闘西遊」を取り上げたい。グラフィックスのセンスが独特で、戦闘はテンポが良く、強い魅力を感じた作品である。
「戦闘西遊」は“西遊記” をテーマにしたMOアクションで、細かく書き込まれた2Dグラフィックスと、派手な演出、そして盛り込まれたアクションが魅力だ。中国では8月1日より基本プレイ無料のアイテム課金制でサービスが行なわれている。
ゲームは街でクエストを受け、ダンジョンに出発するというのが基本で、ダンジョンは横スクロール型。派手なエフェクトなども含めて、「アラド戦記」を思わせる。左画面で指を動かすことでキャラクターが動き、右側の様々なボタンで攻撃やジャンプ、スキルを使用する。
ゲームはテンポが良く、爽快感が強い。試遊台では孫悟空と女性キャラクターの嫦娥(じょうが)でプレイできたが、孫悟空は炎の出る如意棒を振り回し、嫦娥は剣で戦う。手金攻撃が当たると大きなダメージを表す数字が重なっていき、コンボが重なると派手な漢字の演出が出る。適当に攻撃ボタンをタップしているだけで、画面中がエフェクトに埋め尽くされ敵をどんどん倒していける。打撃感と派手な演出が楽しい作品だと感じた。
他のステージでは多重スクロールで流れる雲の中を走っていると、画面の奥から竜が現われ、こちらに雷の攻撃をしてくる。雲の間から顔を出す竜は大迫力だったし、雲の多重スクロールや、画面奥の敵との攻防など、懐かしい2Dアクションゲームの感覚が思い起こされた。ステージのアイディアは他にもたくさん盛り込まれていそうだ。
「戦闘西遊」は出展されていた他のモバイルゲームにはないグラフィックスの書き込みと、2Dゲームへの強いリスペクトを感じる作品として興味を惹かれた。ダンジョンプレイだけでなく、対戦モードもあり、日本で展開しても人気が獲得できそうなタイトルだと思った。