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【E3 2014】最大7人の新たな小隊システム開発中「World of Tanks: Xbox 360 Edition」インタビュー
ガチンコのe-Sports大会も視野に。リテール版の販売についても計画中
(2014/6/14 12:22)
「World of Tanks」などのタイトルでお馴染みのWargaming.netが今年もE3会場にブースを出展した。今回取り上げるのはその中でも、Xbox 360用のオンライン戦車バトルゲーム「World of Tanks: Xbox 360 Edition」だ。
Jared Pace氏から5月9日に行なわれた大型アップデートの内容の再説明、今後のアップデート予定、リテール版の存在や大規模小隊システムの情報など、既存プレーヤーのみならず、これから本作を始めてみようかな? というユーザーにもアピールする内容があった。本稿では早速伺った話について順番に紹介していこう。
「新小隊システム」を開発中。最大7人のプレーヤーで小隊を構成
まず最近のアップデートの振り返りから。5月9日にアップデート1.2が実装された。新車両の追加や新マップの追加などが含まれているが、このアップデートの目玉はPC版の「World of Tanks」にも実装されていない「天候システム」の実装だ。
既に実装されていたマップに大雨が降っているバージョンのマップや、夜のバージョンのマップが追加され、マップのバリエーションが豊かになった。そして6月3日にはソ連車両ツリーを追加する「ソビエトスチール」のアップデートが適用、29車両のソ連戦車が新たに追加された。
プレゼンをしたWargamingのJared Pace氏によると、これらのアップデートは非常に好評で、接続者数が30%程上昇したという。今後も車両の追加は最低でも月に1回は行なう予定で、次回の車両追加アップデートでは自動装填装置を搭載したアメリカの車両「T-69」や、ドイツの新駆逐ラインの戦車が追加されるという。
続いて今後追加される予定の新要素についてもお話を伺うことができた。
まずは現在開発を進めているのが「新小隊システム」だという。小隊とは友達と小隊を組んで一緒に戦うシステムで、今の招待システムでは最大3人のプレーヤーで小隊を構成できる。
「新小隊システム」では小隊メンバーの最大人数が3人から7人に引き上げられる。そして4人以上の小隊を組んでゲームに参戦しようとすると、通常のマッチングとは異なる、大規模小隊向けのマッチングが行なわれるという。
大規模小隊向けのマッチングでは15人 vs 15人の戦車戦という基本ルールは変わらないが、ソロプレーヤーはおらず小隊単位でマッチングされる。複数の小隊から構成される15人 vs 15人の戦車戦というルールだ。通常の戦闘より連携を楽しみやすいルールになるだろう。
マッチングは小隊リーダーが選択したTierが基準になる。なお小隊内でバランスに極端な差が生まれないように、小隊リーダーの選択したTierと離れすぎる車両は選べなくなる。
今のところ「World of Tanks: Xbox 360 Edition」にはクランというシステムはなく、PC版のクラン戦に相当するシステムもないが、将来的に似たようなシステムを実装する予定があるという。
実はPC版を使ったe-Sports大会は7人 vs 7人で行なわれており、今回の大規模小隊システムの人数の上限が7人であることもそこを考慮してのもので、より競技性の高いルールで楽しめる15人 vs 15人の戦闘以外の戦い方のバリエーションについても開発が進んでいるといのことだ。
続いて発表されたのが「リテール版」の存在だ。
「World of Tanks: Xbox 360 Edition」はXbox Liveゴールドメンバーシップに加入しているユーザーであれば、無料でダウンロードできますが、リテール版では物理ディスクとプレミアムタンクやゴールド、クレジットなどが同梱されている。具体的な価格や発売時期については、「現在組立中なので具体的にはお伝えできない」としたものの、「同梱されるオマケを考慮するとお得です。日本でもおそらく発売されると思います」と話していた。
最後に日本の「World of Tanks: Xbox 360 Edition」のプレーヤーに向けて、「いつもプレイして頂いて嬉しいです。皆様からの意見や感想を楽しみにしているのでドンドンお送りください。また、もし戦場で一緒になった時はよろしくお願いします」と日本のプレーヤーにメッセージを送っていた。