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SCEA、「PlayStation Now」のβテストをPS4にも拡張

ローンチ時のサポートデバイスも発表。スマホやタブレットは2015年以降に

2014年夏サービス開始(北米)

利用料金:未定

 米Sony Computer Entertainment Americaは現地時間の5月20日、現在北米でプレイステーション 3向けにβプログラムを展開しているクラウドサービス「PlayStation Now」について、βテストの対象をPS4にも広げることを明らかにした。「PlayStation Now」は北米では2014年夏サービス開始予定で、ビジネスモデルは未定。北米ローンチ後、日本を含む海外での展開も予定されている。

SCE社長兼グループCEOのアンドリュー・ハウス氏が発表したPlayStation Now

 「PlayStation Now」は、2012年にSCEが買収したGAIKAIのテクノロジーを使って提供されるクラウドゲーミングサービス。今年1月のCESで正式発表され、現在PS3向けにβテストが実施されている。ディスクやダウンロードが不要で、ストリーミングビデオのようにストリーミングでゲームが楽しめる。データはすべてサーバー側が持つため、ハードウェアスペックに依存せず、どのデバイスからでもゲームの続きが楽しめる。SCEが今年放つキラーサービスとして期待されている。

 今回のPS4版のβテストについては、すでにβテストに応募したユーザーを対象に当選者に向けてバウチャーコードを発行したとしている。βテスターの募集は現在も引き続き行なわれているが、対象は北米在住者限定となっている。

 今回の発表に合わせて、2014年のファーストローンチ時にサポートするデバイスも発表した。対象となるのはPS4、PS3、一部のBRAVIA 2014年モデル、そしてPlayStation Vita。スマートフォンやタブレット、他社のハードなど、その他のデバイスのサポートは2015年以降になる見込み。

(中村聖司)