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NVIDIA、中国Xiaomのタブレット「Mi Pad」に“Tegra K1”搭載を発表

Unreal Engine 4にも対応した、高性能GPUアーキテクチャによるモバイルプロセッサ

5月15日(現地時間)発表

 NVIDIAは自社ブログにて、中国のスマートフォン・ベンダー、シャオミー(Xiaomi)が販売するタブレット第1弾「Mi Pad」にTegra K1モバイルプロセッサが採用されたことを発表した。

 シャオミーは中国で急成長を遂げ世界最大級のスマートフォン・ベンダーとなっている。「Mi Pad」は、解像度2,048×1,536の7.9インチ・ディスプレイを搭載。バッテリーの待機時間は最大1,300時間、音楽再生は86時間、動画ストリーミングは11時間。

 2GBのRAMと16GBまたは64GBのオンボード・メモリを採用しており、microSDスロット搭載により、ストレージ容量の拡張にも対応。カメラの解像度は、リアが8メガピクセル、フロントが5メガピクセルとなっている。

 搭載されているTegra K1の「K」は、最も強力なスーパーコンピュータにも採用されている、並列処理GPUアーキテクチャ「Kepler」を指す。このアーキテクチャにより、これまでのモバイル機器では見ることのできなかった、ビジュアル/並列コンピューティング機能を実現している。Tegra K1は、OpenGL 4.4、OpenGL ES 3.1、DX12など、最先端のグラフィックス技術をサポート、さらにUnreal Engine 4に対応しているという。

 「Mi Pad」は、オープンβ版として、中国で6月の登場を予定しており、一部のファンは、量産開始前の端末を実際に触れることができる。小売価格は、約240ドル(16GB版)、270ドル(64GB版)の予定。

【Tegra K1 Powers Xiaomi's First Tablet -- The Mi Pad】

(勝田哲也)