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米Amazon、セットトップボックス「Amazon Fire TV」を正式発表
Amazonが放つ新ゲームプラットフォーム。EAやDisneyなど大手メーカーも参入を表明
(2014/4/3 13:08)
米Amazonは現地時間の4月3日、TVを通じて各種映像コンテンツやゲームを手軽に楽しめる新たなセットトップボックス「Amazon Fire TV」を正式発表し、本日より出荷を開始した。価格は99ドル。「Amazon Fire TV」専用ゲームコントローラー「Amazon Fire Game Controller」は39.99ドル。
「Amazon Fire TV」は、HDMIを介してTVに接続し、同梱の専用のリモコン「Fire TV Remote」を通じてNetflixやHuluといった映像配信サービスを手軽に楽しめるセットトップボックス。OSにはAndroidベースの最新Fire OS“Mojito”を採用し、クアッドコアのCPUや専用のグラフィックスエンジンなど新設計のハードウェアによる新たなデジタルコンテンツ配信プラットフォームとなっている。
Netflix、Hulu、Watch ESPN、Prime Instant Videoといった米国で主要な映像配信サービスに対応するほか、ゲームプラットフォームとしての立ち位置も明確にし、自社ゲームスタジオAmazon Game Studiosによるエクスクルーシブタイトルや、大手ゲームメーカーからのタイトル供給も行なわれる。
現時点で参入を表明しているのはElectronic Arts、Disney、Ubisoft、Telltale、Mojang、2K、Segaなどで、第1弾供給タイトルとして「Minecraft」、「Monsters University」、
「The Game of Life」、「The Walking Dead」、「NBA2K14」、「Asphalt 8」、「Riptide GP2」、「Despicable Me: Minion Rush」などを含めた100タイトル以上を供給するとしている。有料タイトルの平均価格は1.85ドルと非常に競争力のある価格設定となっている。
Amazon Game Studiosからは「Amazon Fire TV」独占タイトルとして「Sev Zero」を供給する。「Sev Zero」は、SFをモチーフにしたタワーディフェンスゲームで、価格は6.99ドル。「Amazon Fire TV」専用ゲームコントローラー「Amazon Fire Game Controller」対応タイトルであり、「Amazon Fire Game Controller」を購入すると「Sev Zero」が無料で入手できるキャンペーンも実施されている。