ニュース
日本配備も決定した「F-35A ライトニングII」のプラモデル発売
シルエットを忠実に再現しながら、初心者でも組みやすいモデル
(2014/3/12 00:00)
ハセガワは米空軍のジェット戦闘機「F-35A」をモチーフとしたプラモデル「F-35A ライトニングII」を3月20日に発売する。価格は2,730円。スケールは1/72で全長約22cm。
「F-35」は米航空機メーカー、ロッキード・マーティンが中心となって開発した多用途戦闘機。アメリカの「統合打撃戦闘機計画」に基づき生まれた機体で、、アメリカ、イギリス、カナダと同盟国の戦闘機、戦闘攻撃機、対地攻撃機を置き換える統合機として現在も開発が継続中である。
F-35AはF-35の基本となる機体で、滑走路からの通常の離着陸を前提としている。ちなみにF-35Bは垂直離着陸能力を持ち、F-35Cは空母からの離陸を前提に設計されている。F-35Aは2011年に日本での導入も決定しているが、開発は遅延しており、配備年は未定となっている。
ハセガワの「F-35A ライトニングII」は新金型による初心者を意識した組み立てやすいプラモデルとなっている。F-35Aはステルス性を高めるため武器を内装できる設計となっているが、ウェポンベイを閉じた姿で立体化することでパーツ数を減らして短時間で組み立てられるようにしている。
そしてランディングギアは駐機状態と飛行状態の選択式になっている。キャノピーの開閉も選択でき、着座状態のパイロットフィギュアが付属している。展示用のスタンドも付属しているので、ランディングギアを収納し、キャノピーを閉じた飛行状態でもディスプレイ可能だ。
このプラモデルのおもしろいところは、実機の追求だけでなく、試験飛行時の状態も再現できることだ。プラモデルのパーツとして試験時に取り付けられていた装置も用意されている上に、デカールとして「アメリカ空軍 第53航空団 第53試験評価航空群 第422試験評価飛行隊“グリーンバッツ”所属機」を再現したものが付属している。もう1つ初回生産分にはボーナスパーツとしてキャノピーが通常のクリアのものに加え、スモークになっているパーツが付属する。