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「コアマスターズ」初のオフライン大会「Battle Masters」レポート

初代チャンピオンはチーム「Alliance」! 新マスター情報も公開

3月1日開催

会場:ALIENWARE ARENA in アイ・カフェ AKIBA PLACE店

入場料:無料

 GMOゲームポットは、現在クローズド対戦テスト中のWindows用オンラインゲーム「コアマスターズ」の初のオフライン大会「Battle Masters」を開催した。

 「コアマスターズ」はGMOゲームポットがサービス予定のMOBA(Multiplayer Online Battle Arena)系のオンライン対戦ゲーム。見下ろし型のアクションゲームで、プレーヤーは1人1体ずつ「マスター」というキャラクターを操作し、モンスターを倒したり、装備品「マスター」を成長させつつ、敵プレーヤーと戦う。他のMOBA系のタイトルに比べて序盤から派手なバトルが繰り広げられる、スピードの早い展開が特徴的だ。

 このイベントは「コアマスターズ」初のオフライン大会で、4名×4チームのトーナメント制の大会だ。1位の座に輝いたチームには賞金10万円が贈られる。また同イベント中に「コアマスターズ放送局からのお知らせ」として、4体の新マスターが発表された。本稿では発表内容と決勝戦の模様をお送りする。

【イベントの様子】
テストが始まってからまだ1週間程度しか経っていないが、チーム単位で参加するなど、やりこんだプレーヤーが多く参加していた

個性が強い4体の新マスターの情報が公開。クローズド対戦テスト中の各マスターの使用率などのデータも

「コアマスターズ」プロデューサーの谷川新太郎氏
クローズド対戦テストにおける各マスターの使用率と勝率。図の左側が「カジュアルモード」、右側が「メジャーモード」のデータ

 まず本作のプロデューサーの谷川新太郎氏より、クローズド対戦テストにおける各マスターの使用率、勝率などのデータが発表された。

 図を見ると「カジュアルモード」、「メジャーモード」のどちらのモードでも「シルビアン」の使用率が高いのがわかる。逆に「ウチャカカ」の使用率と勝率が低めになっているが、谷川氏によると、「決して弱いキャラクターというわけではないので、ぜひ使って頂ければと思います」とコメントした。

 続いて今後実装予定の4体の新マスターが紹介された。ここで紹介された4マスターは残念ながらクローズド対戦テスト中には実装されず、それ以降での実装になるという。

 1体目は「シュア・デ・パラモス」という遠距離攻撃型のマスター。可愛らしい少女の姿をしたキャラクターだが、戦闘中にスキルを使うと“真の姿”に変身するという。多彩な連続攻撃が特徴だ。

 2体目は「クラカデュンIII世」という近接攻撃系のマスター。鎧を着たライオンの姿をしている。こちらのマスターも変身するスキルを持っているという。また詳細は明かされなかったが“探索のスペシャリスト”と紹介されており、「探索」アクションに何か付加効果があることを匂わせていた。

 3体目は「アニマリス」という近接攻撃系のマスターで、青いカエルの姿のマスターだ。雷を使いこなすマスターで落雷を呼ぶスキルなどを持っている。谷川氏は「実は既存のマスターと関連性があります。ストーリーも含めて注目してください」と話していた。

 そして最後が「ジュリアス」という遠距離攻撃系のマスター。中世の騎士のようなルックスで、背後に浮かぶ水晶が印象的だ。スキルによっては近接攻撃系のスキルもある。谷川氏によると「正直、操作難易度は高いと思います」とのことだ。腕に覚えのあるプレーヤーはぜひ挑戦してみて欲しい。

【実装予定の4マスター】
「シュア・デ・パラモス」
「クラカデュンIII世」
「アニマリス」
「ジュリアス」

【【「コアマスターズ」新マスター紹介ムービー】】

押しつ押されつの大接戦。「Battle Masters」初代チャンピオンはチーム「Alliance」

試合前に力強く意気込みを語る選手
イベントでMCと実況解説を務めたのはヤスカル417氏とbrbオカモト氏

 「コアマスターズ」にはいくつかのルールが用意されているが、今回の「Battle Masters」では「メジャーモード」というモードが使用された。

 「メジャーモード」は4人 vs 4人のチーム戦で、両チームの本陣にある「センターコア」の破壊を目指す。「センターコア」は直接攻撃することも可能だが、マップ上に出現する「タワー」を破壊した時に出現する「コア」を拾い、その「コア」を「センターコア」にぶつけると大ダメージを与えられる。「コア」を持っているマスターが倒されると「コア」はその場に落ちるので、「タワー」付近や、集団戦での「コア」を巡る集団戦が華のルールだ。

 決勝戦ではトーナメントを勝ち抜いた「チーム怪人」と「Alliance」のバトルだ。「チーム怪人」にはオンラインFPSの全国大会でも優勝経験のあるメンバーが、「Alliance」にも「ファンタジーアースゼロ」の全国大会で優勝したメンバーが所属しており、ゲームやジャンルは違えど対人戦の手練達が集まった試合だ。

 そういった背景もあり、試合展開は終盤までシーソーゲームで、片方のチームが「コアブラスター」を決めると、一方のチームも負けじと「コアブラスター」でカウンターするという、最後の最後までどちらが勝つかわからない展開が続いた。

 そんな接戦の勝敗を決めたのは試合終盤18分、集団戦の隙を突いて「Alliance」が「コアブラスター」を決めて差をつける。この段階でヒットポイントの差は約3000で「コアブラスター」1.5発分程度の差だ。

 そしてそのまま最後は両チーム共に集団戦が発生しないように「センターコア」まで近づき、ほぼ同時に「コアブラスター」を撃ちあう。だがヒットポイントの差が響き、僅差で「Alliance」が先にセンターコアを破壊した。

 見ている方もハラハラするほどの接戦で、勝利した「Alliance」のメンバーも「ここまでヒットポイントを削られたのは始めてです」と振り返っていた。

 最後にプロデューサーの谷川氏は「『コアマスターズ』初の大会でしたが、多くのユーザーに集まっていただいて感謝しています。今後も大会を続けていくので、次回以降もぜひ参加して下さい」と話していた。

 「コアマスターズ」は3月4日までクローズド対戦テスト中で、現状では招待されたプレーヤーしかプレイできず、オープンβテストなど、今後の展開についても触れられなかった。誰でもプレイできるという状況にはなっていないが、今回集まったプレーヤーのレベルを見る限り、カジュアルだがやりこみがいのあるタイトルに感じた。特にMOBA系のジャンルに興味があるプレーヤーは今後の情報に注目して、ぜひゲームや大会に参加してみて欲しい。

【表彰式の様子】
見事初代チャンピオンの座に輝いたチーム「Alliance」

(八橋亜機)