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PS4「FFXIV: 新生エオルゼア」、リモートプレイでバトルコンテンツに挑む

市場調査から、採掘や生産、「大迷宮バハムート」まで、あらゆるコンテンツが楽しめる!!

2月22日 βテスト開始予定

4月14日 発売予定

価格:
3,394円(PS4通常版)
10,584円(コレクターズエディション、パッケージ)
5,452円(コレクターズエディション、ダウンロード)
2,365円(デジタルアップグレード)

 スクウェア・エニックス本社にて行なわれたプレイステーション 4版「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」の体験会。この体験会では、本作の大きな特徴であるPS Vitaによりリモートプレイもプレイできた。本稿では、PS Vitaのリモートプレイにフォーカスしてレポートしていきたい。

 リモートプレイとは、PS3から搭載されている機能であり、クライアントのダウンロードなど必要なく、PS4やPS3のゲームをPS VitaやPSPでプレイできる。インターネット経由でのプレイが可能であり、本体が準備状態ならば遠く離れた場所、理論的には海外からでもゲームプレイが可能なのだ。

 「FFXIV: 新生エオルゼア」の場合は、PS4版がPS Vitaを使ったリモートプレイに対応している。ゲーム内の機能の全て、生産からダンジョン、蛮神戦など全てのコンテンツにアクセス可能だ。本作の蛮神戦は激しいアクションが求められる。今回は激しいバトルが楽しめる“真・タイタン戦”にも挑み、勝つことができた。PS Vitaでのリモートプレイは、新しい「FFXIV: 新生エオルゼア」のプレイ体験を可能にすると感じた。

蛮神戦も充分可能! 全てのコンテンツがPS Vitaでプレイできる

PS4と同じ画面がPS Vita上に再現される
プレゼンでのリモートプレイの紹介。「FFXIV: 新生エオルゼア」に新しいプレイスタイルをもたらす

 PS Vitaでのリモートプレイは、PS4で「FFXIV: 新生エオルゼア」をプレイしている状態でPS Vitaのスイッチを入れ、「リモートプレイ」を選ぶだけでいい。もちろん、事前にPS4にPS Vitaを登録しなくてはいけないが、クライアントのインストールなど必要なく、通信のセットアップだけでPS4での「FFXIV: 新生エオルゼア」のプレイ画面が、そのままPS Vitaに映し出されるのが楽しい。

 PS4ではグラフィックスは1080p(1,920×1,080ドット)で出力できるが、PS Vitaでは960×544ドットなため、比べると細部がにじんで見える。またマップの地名なども文字がつぶれて読みにくいところがある。それでもテクスチャの細かさや、「FFXIV: 新生エオルゼア」ならではのメリハリのある地形表現など、本作が持つグラフィックの質感はそのままだ。

 リモートプレイでの大きな課題は、ボタンの数だ。PS4など従来のゲームコントローラはR1、R2、L1、L2と4つのボタンがあり、さらに左右のアナログスティックの押し込みボタンがある。PS Vitaは本体上部にある2つのボタンにR2、L2を割り当て、背面のタッチパッドの上部にR1とL1、下部に押し込みボタンであるR3とL3の機能を持たせている。

 タッチパッドは“押した感覚”が得られないが、ボタンを押したとき画面にタッチパッドが押された表示が出るので、この表示を見れば操作は間違わない。ただ、クロスホットバーを切り替えるR1ボタンは戦闘時に素早く押す必要があるのでここはちょっと慣れが必要だと感じた。

 画面では広範囲の表示もできる。フィールドでの移動はもちろん、戦闘も充分可能だ。操作感もよく、「携帯機で『FFXIV: 新生エオルゼア』をプレイしている」という感覚を実感できる。PS4とPS Vitaを試してみたくなる要素である。ハイクオリティなゲームが手の中に収まっている喜びを実感できる。ゲームとしての楽しみはもちろん、「高性能なデバイスを持っている喜び」を実感できるだろう。

 実際のプレイはどうか? ということを確かめるべく挑戦したコンテンツは「真・タイタン戦」である。直線上の敵を吹き飛ばす「ランドスライド」、円形の範囲攻撃「大地の重み」、爆発する岩を落としてくる「ボムホルダー」といった攻撃をしてくる敵で、メインタンク以外は攻撃をかわすため様々なところに動かねばならない。アクション性の高い敵だ。

 リモートプレイは“0.2秒”の遅延があるという。特に大地の重みは発生からダメージが生じるまでの時間が短く、リモートプレイでかわせるのか、不安な部分があった。結果としては杞憂だった。筆者は竜騎士で挑んだが、敵の攻撃への位置取り、攻撃の回避、全て筆者が普段プレイしているWindows版と同じ感覚で戦えた。リモートプレイでもゲーム内コンテンツをしっかり遊ぶことができることを確認できた。

 もうひとつ、ゲーム内の様々な戦闘の駆け引きを練習できる「ギルドオーダー」で「ボムを率いる『ボムクイーン』を討て!」にも挑戦してみた。ボムが次々現われ自爆攻撃をしてくるのだが、こちらも問題なくかわし戦うことができた。リモートプレイでもきちんと戦闘コンテンツも楽しめる、ということをきちんと確認できた。

【リモートプレイの準備】
PS4でゲームをプレイしているときに、PS Vitaでリモートプレイを選ぶだけで接続できる

【新・タイタン戦】
激しい戦いが楽しめる真・タイタン戦。リモートプレイでもきちんとプレイできる

【イフリート戦】
4人で挑戦できるイフリート戦。真・タイタン戦よりも弱い敵であり、もちろん楽々プレイできた

【PS4での画面】
比較としてPS4の画面を。イフリート戦と真・タイタン戦だ

採集や生産に最適! どこでもプレイできることでさらに奥深く楽しめる

PS4のHUDコンフィグ画面。ウィンドウの大きさを調節できるので、リモートプレイ向けにカスタマイズすることも可能
「FFXIV: 新生エオルゼア」が“持ち歩ける”楽しさ。3GタイプやWi-Fi環境を準備すれば、どこからでもプレイできる

 もうすこしPS Vitaならではの要素を紹介していきたい。画面を直接タッチできる「タッチパネル」もPS Vitaならではの便利な機能だ。敵のターゲットや、ウィンドウの移動など、マウスと同じ感覚で使うことができる。パネルに触れて操作ができるという直感的な部分は、やはり便利だ。

 また、現在開発中の要素として「PS Vita専用カスタマイズ」を検討しているという。今回触ったバージョンではまだ実装されておらず、キー割り当てのみPS Vita向けに一部変更されているというもので、まだ使いにくかった。

 使ってみてすぐ気づくのは、小さな画面にフルHDのゲーム画面を表示するため、マップは小さいし、チャットウィンドウは見にくいし、マクロバーはどれがどのアイコンか識別しづらい。だから、PS Vitaの時のみ、UI表示を大胆に切り替えたり、フォントサイズを常に140%にする機能が必要不可欠だと思われる。こうした機能については現在検討中ということで、βテストを通じてどうしていくかを決めていくという。

 PS Vitaでのプレイは新鮮だし、楽しい。ただ、PS Vitaだけでずっとプレイし続けるというのはさすがに難しいと感じた。チャットはソフトウェアキーボードを使うことになるし、小さい画面だと目が疲れる。家で腰を落ち着けてプレイするならPS4で楽しみたい。PS Vitaはダンジョンなどでガチガチにプレイするのではなく、例えばテレビ番組を見たり、音楽を聴きながら、気軽にプレイするというのが合っている。採集や生産など、まったりプレイできるコンテンツの場合にとても有効だ。

 なお、リモートプレイは、上記のWi-Fi接続に加えて、PS4本体を待機状態にしておけばインターネットを通じてどこからでもプレイできる。この際は通信状態によってラグが生じる可能性がある。必要な材料を買っておき、あいた時間にちょこちょこ生産する、敵が襲ってこない場所でたっぷり採集活動をするといったプレイスタイルこそリモートプレイに向いているだろう。マーケットの価格チェックだってありだし、釣りも楽しい。MMORPGで大事な“金策”や“レベル上げ”にリモートプレイはとても有効だと感じた。

 MMORPGは時間をかければかけるほど楽しさが増えるゲームジャンルだ。装備を充実させたり、バフ効果のある食べ物や薬などを作ることができる生産と、その材料を得る採集に挑戦することでゲームへの理解が深まり、さらに面白くなる。いつでも、どこからでもプレイできるリモートプレイは、現実時間の18時間に1度とれる「宝の地図」を集めたり、ゲーム内で決まった時間に登場するレア素材の採集にもとても有効だろう。

 リモートプレイは会社の昼休みや通勤通学でも「FFXIV: 新生エオルゼア」がプレイできるようになる要素であり、しかもそのプレイ時間は、さらなるゲームの楽しさに繋がってくる。「FFXIV: 新生エオルゼア」をより深く、濃く遊ぶことができる要素であるといえる。今回、リモートプレイを体験してみて、現在「FFXIV: 新生エオルゼア」を濃く楽しんでいる人ほど、PS4とPS Vitaが欲しくなるだろうなと感じた。

【生産】
マクロ登録を活用すれば手軽にHQ品が作れる。どこからでも生産が可能だ。もちろん自宅で、テレビでは他の番組を流しながら、PS Vitaで生産、といったプレイも可能だ

【ボムクイーン戦】
ギルドオーダーで挑戦。激しい戦いも、リモートプレイで楽しめる

【様々な場所へ】
テレポで色々な場所に移動。PS Vita上でエオルゼアが楽しめる

(勝田哲也)