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タカラトミーアーツ、ミクロマンアーツなど最新フィギュアの先行撮影会を開催
「艦これ」、「ラブライブ!」などキャラクター性を重視した新シリーズ
(2014/2/3 00:00)
タカラトミーアーツは、「NEW HOBBY BRAND(仮)」のスペシャルサイトを1月24日に公開し、ホビー事業への本格参入を発表した。タカラトミーの代表的なアクションフィギュアブランド“ミクロマン”の名を冠したキャラクターフィギュアシリーズ「ミクロマンアーツ」など、様々な商品を積極的に展開していく。
ラインナップは以前のニュースで紹介しているが、今回、「艦隊これくしょん -艦これ-」の“赤城”や「ラブライブ!」の9人のアイドルのミクロマンアーツなど、試作品の先行撮影会が行なわれた。製品担当者のタカラトミーアーツガチャ・キャンディ事業部ホビー企画部係長の岡芳毅氏にも話を聞くことができた。写真を中心にレポートしたい。
ユージンの技術で“美少女ミクロマン”が誕生!? Tアーツの新たな挑戦
今回は、ミクロマンアーツの試作品を撮影することができた。“ミクロマン”とはタカラ(現:タカラトミー)が展開していたミニフィギュアのブランドで、全長10cmのマッシブな男性の姿をしたアクションフィギュアであり、乗り物や基地なども発売され、男児向け商品として人気を博していた。
以降ミクロマンはタカラトミーのアクションフィギュアブランドとして、「キン肉マン」といったキャラクターのフィギュア化なども行なっていた。ミクロマンは誕生より今年で40周年に当たり、新たなミクロマンシリーズとして「ミクロマンアーツ」の展開が決定したという。
ミクロマンアーツはタカラトミーのグループ会社であるタカラトミーアーツが新たに展開する新しいアクションフィギュアシリーズで、最大の特徴は“女性ボディ”へのこだわりであるという。女性らしい柔らかいフォルム、間接の目立たない細い手足、かわいらしさを追求した頭部と、キャラクター性と可動、自由なポージングを可能としたフィギュアとなっているという。
ミクロマンアーツはタカラトミーの子会社であった玩具メーカーのユージンの流れをくむスタッフによる企画であり、今回タカラトミーアーツのホビー専門部門として商品を展開していく。ミクロマンアーツだけでなく、全高26cmの固定ポーズの大型フィギュア「SRDX Plus」や、ゲーム内のメカをフィギュア化する「VIDEO GAME ROBOTICS HD」なども展開していく。
岡氏は設計にあたりオリジナルのミクロマンと同じ“全長10cm”というところと、背中に穴が空いているというところにこだわりを持たせたという。オリジナルは直径5mmの穴が空いており、乗り物に乗るときの固定部分や、武器などをつけるジョイントとして活用していた。
ミクロマンアーツでは3mmの穴となり、フィギュア用スタンドに取り付けるためのジョイントとして使用する。他のアクションフィギュアより小さい10cmという大きさによる“コレクション性”もセールスポイントだ。
ユージンは「SR」シリーズというカプセルトイで、小さなサイズでありながら、モチーフとなる美少女のかわいらしさを再現し、ファンから高い評価を得ていた。今回、ホビー事業を再稼働させるにあたり、ユージンが培ったフィギュア技術と、女性らしいポーズを実現させるためのこだわりを込めている。展示されたフィギュアはどれも素材が仮のものであり、実際の商品では軟質素材を使い、様々なポーズをとれる耐久性も持たせる。
パーツに関しては生産効率も考えて、ある程度の共通性を持たせているが、「ラブライブ!」では胸の大きさがL、M、Sの3種類が用意されているなど頭部以外にもバリエーションを持たせてある。スカートが別パーツだったり、パーツ分割も細かい。「艦これ」に関しては各武装も細かく再現していく方針で、背面の設定などイラストで描かれなかった部分は、運営鎮守府と打ち合わせて新たに設定しているとのことだ。
タカラトミーアーツに関しては、2月9日に開催される「ワンダーフェスティバル」にてミクロマンアーツのジオラマでの展示など今後の新製品を出展する予定だ。「艦これ」に関しては10体以上の展示を行なうという。「飛龍」、「蒼龍」といった空母や駆逐艦の艦娘も予定している。
岡氏はユーザーへのメッセージとして「ワンフェスの会場では『ラブライブ』のステージを組んだり、『艦これ』では鎮守府の港の様子などジオラマでミクロマンアーツを展示します。ぜひブースにお寄りください」と語った。タカラトミーアーツはワンフェスで「パンダの穴」の最新作も出展予定とのことで、ワンフェスのブースもぜひレポートしたい。