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SCEJAバイスプレジデント織田博之氏が記者会見を実施

PS4のアジア展開に大きな手応え、PlayStation Nowのアジア展開は未定

1月23日〜27日開催予定

会場:台北世貿中心

 ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア(SCEJA)の台湾ブランチであるSony Computer Entertainment Taiwan(SCET)は1月23日、「Taipei Game Show 2014(台北国際電玩展)」初日恒例のオープニングセレモニーを実施し、SCEJAバイスプレジデントで、アジア部門を統括する織田博之氏が記者会見を行なった。本稿ではオープニングセレモニーと記者会見の模様をまとめておきたい。

会場にはSCEJAプレジデントの河野弘氏も視察に訪れていた
プレゼンテーションを行なう織田氏
北京語が話せるため、常に取材は単独で応じられるのが織田氏の強みだ

 織田氏は、オープニングセレモニー、記者会見を通じて、すべて1人で担当し、ソニー時代に培った北京語で、台湾メディアに対応した。現地メディアによれば、織田氏の北京語は、あえて台湾なまりを出しているということで、親しみやすく感じられるということで、現地メディアの間でも好評だ。

 オープニングセレモニーでは、まず始めに2013年12月28日時点で、PS4が全世界で420万台、PS4タイトルが970万本売れたことを報告し、Taipei Game Showでは、そのPS4タイトルを含めて、60以上のタイトルと100台以上の試遊台を用意したことを明らかにした。

 目玉となるPS4タイトルについては、「真・三國無双7 with 猛将伝」や「NBA 2K14」、「KNACK」など既発売タイトルに加えて、未発売タイトルであるセガの「龍が如く維新」やSCEの「Driveclub」、Blizzard Entertainmentの「Diablo III」の試遊台も用意し、全24タイトル、40台の試遊台を確保したことをアピール。PS3については「ファイナルファンタジーX/X-2 HD Remaster繁体中文版」や「ウルトラストリートファイター4」など新作を中心に14タイトル33台を確保した。

 PS Vitaは21タイトル、48台を確保し、さらに新たなカテゴリとなる「NON GAME APP」として「niconico」、「NBA GAME TIME」、「Hi Channel」の3タイトルを準備したことを報告した。最後に、ステージイベントとして日本のクリエイターを中心に、20名による14のイベントを準備していることを明らかにした。今回のテーマとして「無所不玩(The Best Place to Play)」を掲げ、全力でプレイステーションプラットフォームをアピールしていくことを宣言した。

 その後に行なわれた記者会見では、PS4の品切れに対する質問のほか、台湾で1月に提供が開始されたばかりの「niconico」アプリや、CESで発表されたPlayStation Nowのアジア展開などについて回答が行なわれた。以下、主な質問をまとめておきたい。

【織田氏のプレゼンテーション】
特に今回は新しい発表は行なわれなかったが、アジアを含め、全世界でPS4が好調なセールスを記録していることを強調していたのが印象的だった

【SCET開幕式】
毎年台湾スタイルで実施されるSCETの開幕式。今年は右腕であるSCETプレジデントの江口達雄氏と2人でPS4コントローラーのキーアクションで開幕した

SCET専用のプレスルームには20名以上の台湾メディアが駆けつけた
時折苦笑しながら質問に答える織田氏。台湾ではPS4が買いたくても買えない不満があるようだ

――「niconico」アプリの日本との差別化について教えて欲しい。

織田氏:まずは日本と同様のサービスから提供を開始し、様子を見ながら差別化を考えていきたい。動画は権利関係が複雑なので簡単ではないが努力していきたい。

――台湾でPS4の品切れが続いているが、1カ月の生産量はどのぐらいなのか?

織田氏:数字は発表できない。皆さんの期待に応えられるように努力していく。

――会場でどれぐらいのPS4を用意しているのか。

織田氏:それもお話しできない(苦笑)。

――PS4が売れることで、PS Vitaのセールスへの波及効果は期待できるか?

織田氏:2つのハードはインタラクティブに連動するデバイスなので、その効果はこれから出てくると期待している。

――中文版のローカライズ体制について教えて欲しい。

織田氏:中文版が増えているのは事実だが、まだ満足できるほどではない。ローカライズセンターの人数については昨年の倍に増やして対応している。今後ももっと増強して中文版タイトルを増やしていきたい。

――TPGSでコンソールメーカー1社だけの状況についてどのように感じているか?

織田氏:コンソールメーカーがSCE1社だけなので、コンソールメーカーを代表する立場として責任を感じている。

――スマートフォン向けのゲームについてどのように見ているか。

織田氏:いつもと同じ回答になるが、ゲームユーザーという意味では同じで、ゲームユーザーが増えるという点では歓迎できると考えている。

――これまでのビジネスに対する感想を聞かせて欲しい。

織田氏:SCEに入って1年半だが、これまでに多くの経験をしてきた。大きなものでは、東南アジアへの参入、シンガポールの立ち上げ、そして1番大きかったのがPS4の発売。今後とも引き続き皆さんのご支援をお願いできればと。

――PS4のタイトルを開発したいと考えた場合、どうすればいいのか?

織田氏:そのようなデベロッパーがいたら、ぜひ紹介して下さい。一緒にやりたいので連絡下さい。

――今後どのようなゲームがリリースされるか?

織田氏:今発表できるものはすべてお見せしているので、タイミングが来たらその都度発表する。

――PlayStation Nowのアジアでのサービスについてどのように考えているか?

織田氏:PlayStation Nowは、これからβを実施する段階なので、まだアジアでどうするということを言える段階ではない。

――PlayStation Plusは今後どうなるのか?

織田氏:今後も引き続きサービスを拡充していくので、PS4ユーザーもぜひ加入して欲しい。

(中村聖司)