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【E3 2013】南国の島が氷漬けに？「ドンキーコング トロピカルフリーズ」
カジュアルでもバラエティ豊かなアクション・アドベンチャー
（2013/6/16 11:48）
- 6月11日～13日開催（現地時間）
- 会場：Los Angeles Convention Center
横スクロールアクション「ドンキーコング」シリーズの最新作、Wii U用「ドンキーコング トロピカルフリーズ」が、E3 2013にて発表された。
まだ発表されたばかりで発売日などは未定だが、E3の会場には早速試遊台が置かれ、ゲームの世界観を再現した撮影スペースまで設けられた。本作の北米市場での気合いの入り方がよくわかる。
南国の島々を巡るアクションアドベンチャー
本作の舞台となるのは、ドンキーコングアイランドとその周囲にある5つの島。これが北からやってきたバイキングに乗っ取られ、さらにドンキーコングアイランドは氷漬けにされてしまう。再び島々を取り戻すため、ドンキーコング達が逆襲を期して冒険に出る。
コントローラーはWiiリモコンとヌンチャクを使用。ヌンチャク側のアナログスティックで移動、Aボタンでジャンプ、Bボタンで物を掴む、リモコンとヌンチャクを振るとその場で床を叩く。ヌンチャクまで使うと難しそうに見えるが、実際にはシンプルな操作で悩むことはほとんどない。
敵は「スーパーマリオ」シリーズの感覚でジャンプから踏み潰せば倒せる。また一部の敵は倒されてもその場に残っているので、掴み上げて投げることができる。これを他の敵にぶつけても倒せる。同様に落ちているタルを掴んで投げることも可能。
背中にいるディディーコングもサポートしてくれる。ジャンプ後にもう1度Aボタンを押すと、背中のジェットを噴射して少し滑空できる。
フィールドには飛び込むと大砲のように射出されるタルや、引っ張ると新たなルートができるノブのようなものなど、様々な仕掛けがある。またトロッコでジェットコースターのように移動しながら障害物を避けて進むステージもあれば、ボスと対決するステージもあり、バリエーション豊かな内容になっている。
ゲームは2Dと言いながら、立体的なカメラワークで仕掛けを演出するシーンもある。シリーズ初のWii U進出でHD化された以上に、ビジュアル的なインパクトも大きい。
2人プレイならではの仕掛けも
本作には2人同時プレイも用意されている。1人プレイでは背中にいたディディーコングが降りて、ドンキーコングとディディーコングのペアで進む形になる。
ディディーコングはピーナッツ・ポップガンを発射して、敵を眠らせる力がある。ドンキーコングにはない遠距離攻撃方法を持っているのは頼りになる。
また1人プレイの時のように、ドンキーコングの背中に乗ることもできる。ドンキーコングがジャンプし、それをブースター代わりにして高いところに乗り、邪魔になっていた岩をディディーコングが壊すことでドンキーコングが進めるという、どこかの栄養ドリンクのCMを思い出させるようなシーンもある。
操作の感覚はカジュアルだが、ゲームに潜んでいる仕掛けはかなり多い。ただゴール地点を目指して進むだけでなく、ステージの中に隠されているパネルを探すという要素もあり、アクション・アドベンチャーと言った方が適切なゲーム内容になっている。
また本作はテレビを使わず、Wii U GamePadだけで遊ぶモードも用意されている。その場合はWiiリモコンとヌンチャクによる操作ではなく、Wii U GamePadのみでプレイできるようになっている。
このほか会場では体験できなかったが、ディクシーコングも登場するという。ディディーコングとは違う能力を持っており、ドンキーコングをサポートしてくれるそうだ。
(C)2013 Nintendo