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【E3 2013】銀行強盗FPSの続編「Pay Day 2」が大幅パワーアップで今夏登場

刷新されたキャラビルドシステムで多彩なアウトローミッションに挑む!!

6月11日〜13日開催(現地時間)

会場:Los Angeles Convention Center

 協力プレイが大好きなFPSファンはPC、PS3、Xbox 360に今夏登場の「PayDay 2」を要チェックだ。本作は昨年PC向けにリリースされた「PayDay」の続編で、「Left 4 Dead」シリーズの遺伝子を受け継ぐ4人協力プレイにて銀行強盗をはじめとするアウトローミッションに挑戦できるという異色のシリーズ最新作だ。一時はSteam上で有数の人気FPSになったほどで、その成功を背景に本作ではコンシューマー機にも同時展開する。

 E3 2013の会場では中央エントランス付近でプレイアブルデモが展示されていたほか、発売元の505 Gamesのミーティングルームでは現地スタッフによる詳細な解説が行なわれていた。想像以上の大幅パワーアップを果たした本作の魅力をレポートしよう。

【【Payday 2 Gameplay Trailer】】

個性を出せるキャラビルド。コンビニ強盗から銀行襲撃まで多彩なミッションにチャレンジ

「PayDay 2」のゲームイメージ
刷新されたインベントリシステム
4種スキルツリー
「CRIME.NET」。ダイナミックに生成される多彩なミッションを選んでプレイ可能

 505 Gamesのブースでイチオシとなっていた「PayDay 2」。筆者は、開発チームでQAを務めるAndreas Hall氏の解説のもと、本作をじっくりプレイすることができた。

 Hall氏に言わせれば、前作は「基本的な要素だけで、非常にシンプルなゲームだった」ということで、本作「PayDay 2」では各方面ともに大幅なパワーアップを遂げている。特に尖った進化を遂げているのがキャラビルド面とミッションシステムの仕組みだ。

 まずキャラビルドでは、稼いだキャッシュを使って好みの装備を揃えられるインベントリシステムが向上し、カスタムパーツを使った武器の細かなカスタマイズが可能に。その上、4系統のスキルツリーを実装し、プレーヤー独自の能力を持ったキャラを育成することが可能となった。

 スキルツリーには、現地の民間人をいいように操る「MasterMind」、力づくの問題解決に特化した「Enforcer」、錠前破りやセキュリティシステムの撹乱に優れた「Technician」、ステルスアクションに特化した「Ghost」の4系統。それぞれに数十のスキル項目があり、各ミッションのクリアで獲得できるポイントを配分することで個性的なキャラを作成できる。

 例えば「MasterMind」のスキルのひとつ、「STOCKHOLM SYNDROME」。犯罪心理学用語の意味する通り、このスキルを保持して現地の民間人にインタラクションすると味方となり、ダウン時に助け起こしてくれるようになるのだ。

 その上で、ミッションシステムの刷新で遊びの幅がさらに広がっている。本作では35の基本ステージを用意し、コンビニ強盗から大銀行への襲撃まで多彩なテーマの犯罪に手を染めることができる。これに「CRIME.NET」という、コミュニティベースのダイナミックミッションシステムを実装。

 これは、コミュニティ上の誰かが設定した「Public Contracts」や、フレンドが設定した「Friend Contracts」といったダイナミックミッションがマップ上に発生する仕組みだ。それぞれのコントラクトを通じて各ステージをプレイすることで、、同じステージでも難易度や展開の異なる内容を楽しむことができる。

 前作「PayDay」は、各ステージの攻略ルートが多数用意され、ギミックも豊富だったが、1度攻略法を確立すると一気に冷めるという弱点があった。本作ではそのあたりがしっかりと見直されており、何度プレイしても新鮮な気持ちで遊べることにゲームシステムの要点が絞られている。

本作の特徴的な「お面」も大幅拡張。60種類のベース形状に好みのテクスチャを組み合わせ、自分だけのデザインを作成できる

警察の対抗策がさらに熾烈に!より手応えが増した協力プレイのフィーリング

4人揃ってお仕事開始。まずは防護扉の突破だ
互いにカバー可能な範囲で協力し合うことが重要
ステルス能力を生かしたインドア作戦も楽しそうだ

 各ミッション内でのゲームの流れは前作「PayDay」と同じく、一般人を装っての現場侵入、お面をかぶっての犯行開始、金庫破りと時間稼ぎ、ブツの奪取と逃走という感じが基本だ。

 さっそく筆者は、現地スタッフたちと共に小型の地方銀行を襲撃するミッションをプレイ。2階建ての小さな銀行ながら侵入・逃走経路が3つ以上存在しており、事前の下調べが非常に重要だ。まずは民間人を追い散らしてお仕事開始。金庫の防護扉に掘削装置を取り付けて、持久戦に入る。

 警報がなり、銀行前の道路から警察官が襲撃。はじめは制服の警官が数人突っ込んでくる程度で楽勝なのだが、防護扉の破壊に手間取る間に重装備の特殊部隊が車両やヘリで四方八方から突入してくる。ここに来て最高にやっかいなのが、近づくだけでダウンしてしまう催眠ガス弾で逃走ルートが塞がれてしまうことだ。

 重い札束を詰め込んだバッグを背負い、そのまま正面玄関から出ようとするもガスに巻き込まれてダウン。それを助け起こしにいった別のプレーヤーも続けてダウンと、チームは全滅の危機。このあたり、敵の装備を予想してきちんと対抗策をねっておくことが必要なようだ。

 数分の混乱を経てダウンしたプレーヤーがなんとか助け起こされ、別ルートの存在に気付いたプレーヤーが先導して脱出ポイントへ。ここまで時間をかけすぎたため銀行の外は特殊部隊まみれになっていて、金入りバッグを引きずる運び役のプレーヤーを護衛するだけで精一杯!

 ……と、警察の猛攻もかなり厳しいものになり、さらに手際のよいシゴトが必要とされそうな本作。キャラビルドの方向性を絞って、プレーヤー毎に的確な役割分担を行なうことも重要になりそうだ。様々なシチュエーションで繰り返し楽しめそうなことも相まって、協力プレイ型FPSの定番タイトルのひとつになりそうな雰囲気だ。

 本作は8月にSteamを通じてPCに、また、海外向けにはPS3、Xbox 360にも展開予定だ。現時点でローカライズの予定は不明だが、言葉がわからなくても手探りで楽しめる作品なので、FPSファンの皆さんには是非チャレンジしていただきたいと思う。

(佐藤カフジ)