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【E3 2013】EAモバイル向けタイトルは基本無料＋手応えアップに注力！
注目作「Fightback」、「Ultima Forever」、「Plant VS. Zombies 2」を紹介
（2013/6/12 19:29）
- 6月11日～13日開催（現地時間）
- 会場：Los Angeles Convention Center
Electronic ArtsはE3 2013に合わせ、モバイルタイトルを一斉紹介する「EA Mobile Suite」を開催。今秋までに投入予定のiOS/Android向けタイトル7作品を出展した。
EAのモバイル向けタイトルは基本的に北米・欧州市場を強く意識した作品が多い伝統があるが、今回は日本国内のゲーマー嗜好にフィットしそうなタイトルもちらほら登場中だ。
本稿ではその中から、「DmC デビルメイクライ」を開発したスタジオNinja Theoryによる格闘アクションゲーム「Fightback」、往年の名作「Ultima 4」をモバイル向けに再構成した「Ultima Forever」、タワーディフェンス系人気作の続編「Plant VS. Zombies 2」をご紹介。モバイル向けながらしっかりとした手応えを重視したゲーム内容をチェックしてみよう。
キャラ強化と的確な状況判断で戦う格闘アクション「Fightback」
「Fightback」はタップ＆スワイプ操作で敵をなぎ倒していく基本プレイ無料の格闘＆ガンアクションゲームだ。開発元のNinja Theoryは、カプコンから2013年1月に発売された「DmC デビルメイクライ」を手がけたスタジオで、スタイリッシュなアクションゲームの開発に高いノウハウを持つ。
そのノウハウを生かし、本作では簡単操作ながら華麗なアクションが楽しめる内容だ。タッチでパンチ、スワイプでキックが発動。さらに、敵の攻撃タイミングに合わせて下方向にスワイプすることで敵の攻撃をかわし、強力なカウンターチャンスを得られる。
ゲーム構造はステージクリア型で、各ステージには5～10体程度の敵キャラが登場。クリアの障害となるのはライフの低下よりも厳しい時間制限で、いかに複数の敵をスムーズに撃破していくかが攻略のカギだ。
そこで強力な味方となるのが各種のパワーアップ。ステージの最初に“キャッシュ”を使ってパンチ力向上、銃器の弾薬などを購入でき、うまく活用すれば高難度のステージもスムーズに。銃を使えば複数の敵を一気に殲滅することも可能だ。“キャッシュ”はステージクリア時に稼げるほか、早く攻略したい人向けにはリアルマネーで購入することもできる。
対応プラットフォームはAndroid、iPad、iPhone、iPod Touchで、この夏に発売予定。日本語化など国内けの展開も目指しており、スタッフによれば「ぜひ期待していて欲しい」とのことだ。
日本語版も用意。将来的にはPCブラウザにも展開？！ 「Ultima Forever」
「Ultima Forever: Quest for the Avatar」は、「Ultima 4」の世界観をモバイル向けに再構成したRPGだ。プレーヤーはクイーン・ブリタニアが統治するブリタニアの世界に降り立ったアバタールとなり、世界を救う冒険を通じて8つの徳を追求していく。
特筆すべきは、当初より日本語ローカライズが行なわれていることだ。本作の開発チームは「Ultima Online」が日本で大きな成功を収めたことをよく心得ており、是非日本のファンにも楽しんでもらいたいと語っていた。きたる7月中に、iPhone、iPad、iPod Touch向けに無料で配信予定。
ゲーム内容としては「Ultima 4」におけるブリタニア全土が再現されたフィールドにて、街でクエストを引き受けたり、ダンジョンでモンスターと闘いつつ、キャラクターを強化していくという流れ。
各ダンジョンは最大4人の仲間を募ってチャレンジ可能なMO形式となっており、攻略に要する時間は5分程度ながらトレジャーハントにボス戦もありと、ハック＆スラッシュ系のテイストをぎゅっと詰め込んだ形だ。
ちなみに、本作における基本通貨はモンスターを倒すことで手に入るブロンズ、シルバー、ゴールドの“キー”だ。これを使ってダンジョン内の宝箱を開け、各種のレア装備を手に入れることが可能。キャラクターの強化を通じてより難しいダンジョンに挑戦できるようになるようだ。
Facebookとの連動機能も組み込まれており、ダンジョンに挑戦するフレンドを簡単に誘うことができる。現在はiOS端末向けのみだが、将来的にはAndroidや、PCブラウザ向けにも展開していきたいとのことだ。
タワーディフェンス系好きはこれをやれ！「Plants VS. Zombies」
2009年にSteamでリリースされたPC版を皮切りに、モバイル版が全世界で圧倒的な人気を得たタワーディフェンス系ゲームの傑作「Plants VS. Zombies」。1億5千万人がプレイしたというから驚きだが、その続編がいよいよ登場する。
開発元のPopCap GamesではFrostbite 3エンジンを使ったTPS、「Plants VS. Zombies: Garden Warware」を据え置き機とPC向けに準備中だが一種スピンアウトという位置づけで、こちらモバイル向けバージョンが本家本流の続編である。
本作では「Wild West」、「Pirate Seas」、「Egypt」と、3つのテーマに沿った世界にゲームが拡張。それぞれの世界で固有の植物やゾンビたちが登場し、変化に富むパズルを楽しめる。それぞれの世界で“鍵”を獲得していくと、さらなるサイドミッションにも挑戦できる。
押し寄せるゾンビをレーン毎に植物を配置して撃退する通常モードの他にも様々なパターンがあり、会場ではそのひとつをプレイできた。全レーンに1体ずつ配置された大砲型植物を使い、大量に連なって空を飛んでくるゾンビの群れを少ない弾数で効率よくまとめて破壊していくという、とてもシンプルながら動きとタイミングの把握がポイントとなるゲームモードだ。
このほかにもたくさんの新要素を備え、本作「Plants vs. Zombies: It's about time」は来る7月中に登場予定だ。
