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AC「機動戦士ガンダム 戦場の絆」5月23日より宇宙専用機体2機種出撃!

「ジム・キャノン(空間突撃仕様)」、「ヅダ(対艦砲装備型)」

5月23日 ロールアウト

 バンダイナムコゲームスは、稼働中のアーケード用ドームスクリーン式戦術チーム対戦ゲーム「機動戦士ガンダム 戦場の絆」の「REV.3.19」において、宇宙専用2機体を5月23日よりロールアウトした。

 新機体を取得するためには、お約束ではあるが、プレイ前にパイロットターミナルにバナパスポートカードを1回タッチして、機体の支給申請を済ませてからプレイしよう。特にそれまで配信されてきた機体をすべて支給されている場合などは忘れがちなので、覚えておこう。

RGC-80S「ジム・キャノン(空間突撃仕様)」――短距離誘導タイプの「バルザック式ロケット・バズーカ」で立ち回る射撃型

配備条件ジム・ストライカー/ジム・ストライカー改、ジム改を取得済み
軍曹以上
支給条件勝利ポイント40
コスト:160
射撃型
宇宙専用

 宇宙戦用の「ジム・キャノン」で、カテゴリーは射撃型に属し、コストは160。背部と脚部にジム・コマンドと同様のスラスターを装備しており、左手には地球連邦軍おなじみのシールドを装備。本体の赤は「ジム・キャノン」よりも暗めで、右手に所持している「バルザック式ロケット・バズーカ」もあり、遠距離からでも「ジム・キャノン」とは識別しやすくなっている。バランサーはいわゆる低バランサーに属する機体。

● メイン射撃トリガー武装

 メイン射撃は「バルザック式ロケット・バズーカ」のみ。4発装填、単発発射。射撃時足はわずかに止まる。リロードは約9カウント。FCS距離は約152mで、射程は190m弱、ダメージは32~55程度。高バランサーまで1発でよろけ、2発ダウン。射撃型メイン武装としては射程が短いが、連射はそこそこ効き、射程限界付近での誘導性は良好。手数と誘導で当てていくタイプの武装だ。FCS範囲より離れるとダメージが減少する点には注意。

● サブ射撃トリガー武装

 サブ射撃には「頭部バルカン砲」、「肩部360mmロケット砲」、「ロケット・バズーカ追加弾倉」が用意される。

 「頭部バルカン砲」は弾数30発、1トリガー6発。リロードは約11カウント。トリガーを引き続けることで、6発セットでわずかに間隔をあけた連射が可能。2発で低~高バランサーがよろけ、4発で低、5発で中、6発で高バランサーがダウンする。自衛に優れ、持ち替え動作が入らないため、格闘レンジでもタックルカウンターを奪いやすい、地球連邦軍おなじみの武装。威力は低めでFCS範囲では1発4、離れると3と低下。FCSは129m以内が白表示、約140m前後からバラけのため全弾ヒットしなくなる。

 「肩部360mmロケット砲」は、装備するとコスト20が追加される、射撃型の特徴ともいえる曲射が可能なロケット砲。3発装填単発発射。リロードが約12カウント。トリガーを引き続けることで射角が45度~水平方向へと変更でき、ダッシュやジャンプは射角調整中停止するが、旋回は可能。FCS距離は約217mまでで、射程は約290m程度まである。ヒットすれば1発ダウンで、威力は密着で約40、離れると65程度となる。「ガンキャノン」の「240mmキャノン砲A」のように弾速はそこそこあるが、爆風判定はそれほど広くないようで、硬直を狙って直撃させるように使うか、撤退する相手に射線軸をあわせて狙うように使うといいだろう。また、至近距離では相手を飛び越えてしまうことがあるため、射角調整しない場合は、129m以遠のFCS距離計が白表示になる間合いを意識したい。

 「ロケット・バズーカ追加弾倉」は本機の特徴といえる武装で、コストを20追加することで、メイン武装の「バルザック式ロケット・バズーカ」に3発の追加弾が加わるというイメージ。操作はサブトリガーだが、メイントリガーの「バルザック式ロケット・バズーカ」と同じ威力、蓄積バランサーダメージ、射程、FCS距離の弾を発射する。メイントリガー射撃と違うのは、弾数が1発減り、リロードも約13カウントと長くなっていること。メイン→サブ、サブ→メインと連射してもスムーズに射撃できる。

● 格闘トリガー武装

 格闘武装はパンチのみ。3連撃可能でダメージは10-14-30の計54となっている。射撃型らしく、3発目が最も威力が高く、2連撃止まりではタックル以下の威力しかないので、よく状況を考えて使おう。

 ちなみにタックルは機動重視が30、ノーマル~装甲重視は40、装甲重視1のみ50という威力になっている。

● セッティング関連

 セッティング周りは機動重視、装甲重視それぞれ4まで。AP値は232~307。機動重視1が旋回(+2強)、機動重視2がジャンプ(+3)、機動3がダッシュ(+3)を強化、機動重視4は全パラメーターを平均的に(すべて+2強)向上している。

 装甲重視セッティングは装甲重視1がタックル威力強化、2が着地衝撃緩和、3がブースト量増加、4が最大APの307となっている。パラメーター面では旋回はすべて-1、装甲重視1~3ではダッシュとジャンプが-1、装甲重視4のみダッシュとジャンプが-2となっている。


 これまで宇宙ステージでは、地球連邦軍のコスト160の射撃型は出撃できなかったこともあり、本機の登場は「ザクII(FS)(ザク・バズーカA装備)」や「ザクI(S)(ラケーテン・バズ装備)」に対抗しうる戦力といえる。低コストで機動力、AP値(耐久値)がコストなりで、比較的近距離でのメイン武装の当てやすさや連射速度や威力を軸にした火力はコスト以上のものがある。バズーカ系武装にあまり慣れていない、もしくは硬直狙いに不安があるパイロットには注目の1機と言えるだろう。

 FCS距離が近距離戦型機体並みで弾速はそれほどではないが、あまい横移動や規則的なふわジャンに、誘導に優れる「バルザック式ロケット・バズーカ」を2~3発セットで撃ちこむことで、けん制や膠着時の攻め込むきっかけ作りに使い、相手を動かして着地やダッシュ硬直にこれまたバズーカのセット撃ちでダメージを狙っていき、射撃戦を継続するか、ガンガン前に出てパンチやタックルを見舞う、といった戦い方が最も適しているだろう。

 至近距離での立ち回りやすさを気にするなら、サブ射撃武装の中で比較的出が速くダウンを奪いやすい「頭部バルカン砲」を持っていくのがベストだろう。

 また、メイン武装に比べて射程の長めな「肩部360mmロケット砲」は、水平射で着弾までの時間を短縮すれば、まるで「ビーム・ライフル」のように硬直を狙うことができるし、射角を上げることで建物越しに敵を狙うことも可能。射角調整スピードはそこそこ速いため、トリガーの引き・離しのタイミングと、敵の硬直の見極めなど使いこなしには慣れが必要な武装だ。この武装は着地硬直が長めになる宇宙ステージで使いこなせれば強みになるだろうが、近距離での自衛手段が1つ欠けるので、立ち回りが難しくなる。

 「ロケット・バズーカ追加弾倉」を装備して、「ジム改」の「100mmマシンガン」コンビのようにメインとサブトリガの残弾を管理しつつ、バズーカ弾での弾幕を張り巡らせる運用も楽しい。多人数戦などでは位置取りを調整しつつ、これで相手前衛をよろけさせ、攻め込む味方をアシストしていくという立ち回りもできるだろう。

 セッティングに関しては、バズーカ武装のお約束ともいえる、接近戦でのバズーカ→タックルのクイック・ストライク狙いなら、装甲重視1が想定通り運用しやすいと思われるが、足を活かして弾幕を形成するなら、ダッシュに特化した機動重視3や、ブーストゲージ量の多めな装甲重視3も試してみてもいい。ステージや役割を選ぶが、護衛で耐えつつ戦ったり、アンチであまり機動力のない敵タンクにプレッシャーをかけ続ける戦い方なら、唯一APが300を超える装甲重視4という選択肢もあるだろう。ただ、同コスト帯で近い性格のメイントリガー武装を持ち、装甲セッティングでタックルがすべて50になる「デザート・ジム」も魅力的ではあるので、コロニー戦ではどちらを使うのか、本機の豊富なサブトリガー武装を考えに入れつつ、機体を選んでいきたいところだ。

「ジム・キャノン」の脚部などにスラスターが増設され、機動性が確保された機体。右手には「バルザック式ロケット・バズーカ」が装備されている
シルエットは「ジム・キャノン(WD隊)」に近く、左手にはシールドを携行。本体の赤は「ジム・キャノン」より濃い。誘導に優れる「バルザック式ロケット・バズーカ」の使いこなしがメインとなる
「肩部360mmロケット砲」は射撃型らしい障害物越しに攻撃が可能なロケット砲。硬直を狙って使いたい

EMS-10「ヅダ(対艦砲装備型)」――機動力、そして多種にわたる射撃武装が特徴のコスト200遠距離砲撃型

配備条件ゴッグ/高機動型ザク(R-1A)/ザクタンク(V-6)を取得済み
軍曹以上
支給条件勝利ポイント40
コスト:200
遠距離砲撃型
宇宙専用

 大推力、高加速の「土星エンジン」を搭載し、「ザク」とジオン公国軍主力モビルスーツの座を争った機体でもあった「ヅダ」の新型に、両手持ちの「135mm対艦ライフル」を装備したもので、宇宙専用のコスト200・遠距離砲撃型となる。バランサーはいわゆる中バランサーに属する。本体の外見は近距離戦型「ヅダ」となんら変わらないが、「135mm対艦ライフル」を常に携行しているため、見た目の差別点となる(格闘トリガーを引いても収納できない)。

 「135mm対艦ライフル」からメイントリガー武装だけでなく、サブトリガー武装の「APDS弾」、格闘トリガー武装の「APFSDS弾」を発射するが、砲身が長く、薄い看板などは貫通すること、発射点が自機の右側にやや寄っていることは覚えておくといいだろう。格闘トリガーに「APFSDS弾」を装備すると、遠距離砲撃型特有のDAS(ダブル・アームド・システム)の適用を受け、武装の持ち替えには5カウント程度の持ち替え時間が発生する。

● メイントリガー射撃武装

 「135mm対艦ライフルA」は、拠点砲撃用武装。4発装備、単発発射で射程は約850m、FCS距離は約752m。4VS4時、12発で拠点を撃破できる(35カウント程度)。射角調整機能はいわゆる「キャノン型」のそれで、稼動範囲もキャノン型と同じく初期射角および最高射角は低め。リロードは3カウント。モビルスーツにヒットさせた場合、威力は約27~50。1発で高バランサーまでよろける。

 「135mm対艦ライフルB」は、地球連邦軍の「量産型ガンキャノン」の「240mmキャノン砲B」同様、コストが10アップする代わり、仰角調整速度がいわゆる「タンク型」のスピードになる(発射角度はA型同様)。4発装備、単発発射。射程は約850m、FCS距離は約752m。4VS4時、12発で拠点を撃破できる。リロードは約3カウント。モビルスーツにヒットさせた場合、威力は約30~55。こちらも高バランサーまで1発ヒットで相手がよろけるが、A型と違い、ヒット時ノックバックで相手が移動するため、砲撃中キャッチされにくくなる。

● サブトリガー射撃武装

 「シュツルム・ファウストA」、「B」、そして「APDS弾」が装備できる。「シュツルム・ファウスト」は武装を持ち替えて発射するが、どちらも射出時足は止まらず、DASの持ち替え時間中にFCSに相手を捉えている際は発射可能。

 左腕のシールドに装着されている「シュツルム・ファウストA」は2発装備、単発発射の実弾系武装で、射程は約200m強、FCS距離は179m程度。威力は約9。リロードは約8カウント。ヒットすれば相手をダウンさせられ、誘導は皆無なものの、弾速はそこそこなので、近距離での相手の硬直を狙っての自衛に使いやすい。

 「シュツルム・ファウストB」はコストが20追加となり、4発装備、1トリガー2発射の直線軌道の実弾兵装。射程は約200m強、FCS距離は約179m。威力は約4~5程度で相手より離れるほどダメージが向上する。リロードはA型と同じく8カウント程度。こちらはA型に比べ連射が早く、高バランサーまで1発よろけとなっている。弾速はそこそこで、ほぼ2発がまとまって飛ぶ。ヒットでよろけさせた後タックルでダウンを取ったり、味方と連携を取る使い方が基本となるだろう。

 追加コスト+10の「APDS弾」は設定上対モビルスーツ用の実弾兵器で、持ち替えにはDASの持ち替え時間が発生する(格闘トリガー武装が「銃床」の場合はなし)。弾速はそれなりにあり、対拠点威力も有する(タンク型拠点弾1発分の対拠点威力)撤甲弾。リロードは約10カウントで、FCS距離は約600m。40度~5度の射角調整が可能で、近場では敵を飛び越えてしまうので注意。発射時足が止まり、やや硬直がある。対MSには約100のダメージを与えられる「量産型ガンキャノン」の「硬芯撤甲弾」に近い性能の武装といえそうだ。

● 格闘トリガー武装

 「銃床」と「APFSDS弾」が装備可能。「銃床」は装備している「135mm対艦ライフル」のグリップ部で相手を殴り、1連止まりなのが特徴。威力は約15。FCS距離は約59m。

 追加コスト+20の「APFSDS弾」は、FCS範囲に相手を補足してからロックオンボタンを押すことで、コスト200の狙撃型同様のスコープモード(※)に入ることができる。直線的な弾道の実弾を発射。威力は約11~69で、1発ダウン。装弾数は4で、弾速はさすがに「ビーム・スナイパー・ライフル」ほどとはなっていないが、ヒット判定はやや大きめ。相手の動きを予測してのずらし撃ち、もしくは比較的近距離での硬直狙いが基本となるだろう。スコープモードに入らずとも射撃は可能だが、その場合は弾道が荒れ、狙って当てることが難しくなる。発射時長い硬直を持つが、タックルで硬直をずらすことができる。

※スコープモード……しゃがんで動けなくなる代わり、メイン画像がズームし、ロックオン対象がFCS範囲外に出るまで追尾し続けられ、弾道が安定する。レバーの入力で上下左右に射出方向をずらすことができるが、発射時レバーをニュートラルにしないと射線がずれるので注意。もう1度ロックオンボタンを押すか、他のトリガーを引いたり、タックル操作や自機がダウンすれば解除される。

 ちなみにタックルは装甲重視1のみ30で、それ以外は20のダメージとなっている。

● セッティング関連

 セッティング周りは機動重視、装甲重視それぞれ4まで。AP値は248~343。機動重視1が旋回(+2強)、機動重視2がジャンプ(+3)、機動3がダッシュ(+3)を強化、機動重視4は全パラメーターを平均的に(旋回が+1、ダッシュとジャンプが+2強)向上している。

 装甲重視セッティングは装甲重視1がタックル威力強化、2が着地衝撃緩和、3がブースト量増加、4が343の最大AP値となっている。パラメーター面では、装甲重視1~3までは旋回、ダッシュ、ジャンプがすべて-1、装甲重視4のみ旋回が-1強、ダッシュとジャンプが-2低下する。


 対拠点攻撃兵装となるメイントリガー武装は2足歩行のキャノン型的性格で、足回りを活かして移動しながら敵拠点を迅速に破壊するタイプの機体になっており、「135mm対艦ライフルB」もあり、「量産型ガンキャノン」の対抗馬ともいえる機体。

 ただ、サブ武装、格闘トリガー武装を見てみると、「量産型ガンキャノン」と同じような武装は「APDS弾」ぐらいで、他の武装は弾数や使い勝手等が微妙に異なっているところは注目ポイント。直線軌道兵器ばかりで、近距離では建物を挟んだ攻防が難しいことは覚えておきたい。また、格闘トリガー武装も「銃床」は単発格闘武装で敵を拘束する目的にはあまり向いておらず、「APFSDS弾」は実弾狙撃装備になっているという特徴から、使いこなしには腕がいる。

 軽快な足回りと豊富な射撃武装を生かして、味方の支援と拠点砲撃を両立するところまで使いこなすことができれば、この機体ならではの魅力を発揮できるが、やはりDASの持ち替え時間があり、展開の先を読んだ行動と指示出し、そして「APFSDS弾」のクセを理解する必要があるため、狙撃型の経験も重要になってくるだろう。

 宇宙ステージではこれまで「ギガン」と「ザクキャノン」の低コスト遠距離砲撃型のみが出撃でき、それでも十分戦ってこれているといえるが、本機の登場により、足があり、かつ支援能力に優れた遠距離砲撃型が宇宙ステージで使えることとなった。ジオン公国軍の遠距離砲撃型の運用にどう変化が起こるのか、楽しみな機体といえるだろう。

砲撃兵装として銃身の長い「135mm対艦ライフル」を持つ。2種の対拠点砲弾があり、射角調整速度や対モビルスーツ威力などが異なる
格闘トリガーに「APFSDS弾」をアサインすると、スコープモードに入ることができ、レバー入力で任意に射線をコントロールできる。スコープモード中はしゃがんで動けなくなるので、ロックオン→射撃→ロックオン解除を素早く行なう、コスト200の狙撃型での経験が活きてくるだろう

(三番町第20小隊)