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ソフトバンクモバイル、ガンホー株を公開買付けにより取得を表明

3月25日 発表

 ソフトバンクモバイルは3月25日、ガンホー・オンライン・エンターテイメントの普通株式を公開買付けにより取得することを決議したと発表した。本公開買付価格は、1株につき340,276円。公開買付開始公告日は4月1日で、買い付け予定数は73,400株。

 買い付け理由としてソフトバンクモバイルは、グローバルなコンテンツ戦略として対象者との関係強化のためとしている。ガンホーは「パズル&ドラゴンズ」をはじめ、「ケリ姫スイーツ」、「Crazy Tower」などスマートフォン向けのヒットコンテンツを有しており、その成長性を鑑み、コンテンツ強化のために公開買い付けに踏み切った。

 一方、ガンホーも3月25日に「公開買付けに関する意見表明」と題するリリースを発表。同日、取締役会を開催し、賛同の意見表明を行なっている。理由としては、「ゲームコンテンツ企画力及び開発力を高く評価し、今後も独立性の高い自由闊達な社風を尊重することにより、質の高いゲームコンテンツ開発を期待することや、ソフトバンクグループのグローバルな経営資源を活用することでグローバル市場における更なる成長を期待できること、そしてゲーム開発会社としての対象者の独立性が尊重され、現経営体制(役員構成)がそのまま維持されることなどを挙げている。

(船津稔)