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「ニコニコ超会議2」の開催概要、スポンサーを発表

夏野氏の言う「誰でも知っている企業スポンサー」は任天堂!

12月6日 発表

会場:ニコファーレ

 ドワンゴおよびニワンゴは6日、イベント「ニコニコ超会議2」の開催概要を発表すると共に、スポンサー企業を発表した。開催は2012年4月27日と28日で幕張メッセ1ホールから8ホールとイベントホールを使用する。入場料は1日券が前売り1,500円、当日2,000円、2日通し券が前売り2,500円。

 「ニコニコ超会議」は、“ニコニコ動画のほぼ全てを地上で再現する”をコンセプトに今年4月に幕張メッセで開催され、会場来場者数92,384人、ネット来場者数3,470,766人を記録。

 今回の発表会では各種イベントなどの概要が発表されたほか、特別協賛、協賛、出展各社、後援などが発表となった。発表会冒頭、昨年の映像が流れ、過去の偉人にはスポンサーがいたことを振り返り、「大衆文化を支えたのはスポンサー!」と流れ、特別協賛、協賛各社が電撃的に発表となった。

 ビデオの最後にあのおきまりの効果音と共にどよめく会場のスクリーンに表示されたのは、任天堂のロゴ。そしてステージ奥から岩田聡代表取締役社長が現われると会場は一気にヒートアップ。「社長~」とのかけ声が多数かかる中、岩田氏はゆっくりと話し始めた。

 岩田氏は本日12時から原宿のニコニコ動画のスタジオから「Nintendo Direct」の生放送を初めて行ない、そして夜はこの発表会に参加すると言うことで「ニコニコづくし」の1日となった。任天堂は昨年からインターネットを通じてユーザーに直接情報を伝える「Nintendo Direct」の配信を積極的に行なうようになった。ニコニコ動画での配信も行なわれており、岩田氏は「みなさんから、ご声援を頂いている。ありがとうございます」と頭を下げた。

 その上で岩田氏は「視聴者への感謝の気持ちとして、ネットとリアルの遊び場の発展に微力ながら協力したい」とし、特別協賛として参加することを決めたと発表。そして最後に「特別協賛だからといって、ニンテンドー色に染めようとは考えていません。みなさんのやりたいようにやってください。それがニコニコ文化なのです」と締めくくり、会場から大きな拍手を受けた。

 ニワンゴの川上量生会長も今回の決定に「お願いしたのだが、正直驚いています」と語る今回の特別協賛の決定。特別協賛は通例1社となっており、それだけ協賛に比べスポンサード金額も高いという。ただし、任天堂が「ニコニコ超会議2」に出展するかどうかについては「協賛各社による(夏野 剛氏)」としており、現在では明らかとなっていない。

 同時に発表となった現在決定済みの協賛各社、出展社は以下の通り。

【協賛】
カラオケの鉄人、株式会社シルバースタージャパン、株式会社ローソン

【出展】
株式会社アニプレックス、あるあるCity、SBS ARTECH Co,. Ltd.、大塚食品株式会社、角川グループ、KYORAKU/吉本、株式会社グッドスマイルカンパニー、JOYSOUND 超会議2店、株式会社ソニー・コンピューターエンタテイメント、株式会社デジクラフト社、肉の万世、日本マイクロソフト株式会社、VOCALOID(tm) STORE、VOCALOID RECORDS、マルハンチャンネル、ヤフー株式会社、ヤマハ株式会社、ユーマ株式会社、吉本興業株式会社、LIVE DAM

【後援】
経済産業省

発表会冒頭に登場した岩田聡代表取締役社長。大きな拍手で迎えられた。ちなみに今日が誕生日なんだとか。夏野氏は「(岩田氏の)誕生日なのに、こちらが大きなプレゼントを頂いた」と恐縮し、何度も「任天堂さんありがとう!」と繰り返していた
川上量生会長とガッチリ握手を交す岩田社長
的確なコメントで会長を湧かせた夏野 剛氏
川上氏がチケットの販売方法で不備を指摘し会場は大わらわ
協賛、出展企業が発表された。任天堂、ソニー・コンピュータエンタテインメント、日本マイクロソフトが参加していることから、夏野氏は「東京ゲームショウでも実現できてない」とコメント
後援は経済産業省。「日本を元気に!」とビデオでコメント

(船津稔)