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任天堂の韓国法人Nintendo of Korea、G-STARに初出展

ニンテンドー3DSタイトルを中心にコンソールゲームの楽しさをアピール


11月8日〜11日開催

会場:韓国釜山BEXCO



 G-STARは、韓国のゲームショウとして開始以来一貫してオンラインゲームに特化したイベントとなっている。かつてSCEKやMicrosoft Koreaといったコンソールゲームのメーカーがブース出展を行なったこともあるが、いずれも客層が異なるとして、現在では単独でプライベートショウをソウルで開催し、G-STARには出展しないようになっている。

 そうした中で、今年ちょっとしたサプライズだったのが、これまで1度も出展していなかった任天堂の韓国法人Nintendo of Koreaが初のブース出展を果たしていたことだ。Nintendo of Koreaの出展模様から、任天堂の韓国の展開状況をお伝えしたい。

【Nintendo of Koreaブース】


■ 2012年にリリースしたニンテンドー3DSとXLで攻勢に出るNintendo of Korea

出展されていたハングル版「New スーパーマリオブラザーズ 2」
韓国では海外版と同じ呼称「ニンテンドー3DS XL」が使われている
マリオは韓国でも人気
会場では試遊スタンプラリーを実施していた

 Nintendo of Koreaでは今回の出展の理由について、2012年4月にニンテンドー3DS、9月にニンテンドー3DS XL(日本名ニンテンドー3DS LL)を発売し、11月28日には3DS向けのオンラインサービス「Nintendo eShop」で、ダウンロードゲームの配信を始めたり、12月6日に「New スーパーマリオブラザーズ 2」を販売するなど、タイミングの良さに恵まれたため出展を決めたという。

 日本や欧米での話題の中心となっているWii Uについては、韓国では発売時期未定ということで一切出展されていなかったが、Wii向けのキラーコンテンツとしてUbisoftの「Just Dance 3」を、1日2回のステージイベントという形で紹介していた。

 韓国大手メーカーに次ぐ規模で展開していた大規模なブースのほとんどはニンテンドー3DSの試遊コーナーにあてられ、ニンテンドー3DSとニンテンドー3DS XLを半々の割合で並べて、「New スーパーマリオブラザーズ 2」、「マリオカート 7」、「ゼルダの伝説 時のオカリナ3D」、「バイオハザード リベレーションズ」の4タイトルを中心に試遊台を展開していた。待ち行列はそれぞれ20〜30分ほどで、ブースの周りには絶えず長い待ち行列ができていた。

 Nintendo of KoreaがWiiよりニンテンドー3DSを重視する理由は、タイトルラインナップがWiiより充実していることもあるが、それ以上の要因としてニンテンドーDS向けにリリースされた「New スーパーマリオブラザーズ」が、韓国で54万本という大ヒットを記録したことが大きい。韓国でコンソールゲームは1万本でヒット、10万本で大ヒットと言われる。こうした中で54万本のヒットを記録したことは、将来的にニンテンドー3DSを展開する上で、大きな追い風となったようだ。

 ちなみにニンテンドー3DSの韓国での価格は220,000ウォン(約16,000円)で、XLは278,000ウォン(約20,000円)と、日本とほぼ同じ価格設定となっている。ソフトについては、韓国のユーザーの好みに合わせて、日本や欧米で発売されたものの中からいくつか選び抜いて展開している。「Nintendo eShop」は日本と同様にサービスを行なっているが、提供しているダウンロードゲームはわずか2本のみとまだこれからの状況で、日本で人気の会員サービス「クラブニンテンドー」によるポイントサービスも行なっていないという。

 なお、ソフトを発売する際の大きな特徴としては、必ずハングルにローカライズした上で発売するところだ。SCEやMicrosoftでは、アジア版で日本語版や英語版のままということはよくある話だが、「ゲーム人口の拡大」を社是にする任天堂では、売上より、顧客満足度を重視し、現地の言語へのローカライズはもちろん、ハングル入力に対応したり、韓国のランドマークを取り入れるなどの現地の文化に合わせたカルチャライズも行なった上で展開していくという。

 もっとも、「Nintendo eShop」ではこの限りではなく、11月28日からは、英語版や日本語版のままでニンテンドー3DS向けのダウンロードソフトの販売を行なっていくという。韓国版「Nintendo eShop」は、11月9日時点では、「引ク押ス」(4月28日発売、8,000ウォン)と、「ポケモンARサーチャー」(11月8日発売、5,000ウォン)の2タイトルしかないが、11月28日には、Ubisoftの「Reyman 3D」と「Petz Fantasy」、そしてグレフの「哭牙 KOKUGA」の3タイトルが新たにリリースされる。「Reyman 3D」と「Petz Fantasy」は英語版で、「哭牙 KOKUGA」は日本語版での提供となる。価格はいずれも33,000ウォン。これらについては公式サイトで遊び方を掲示するなど、ダウンロードソフトに関して新しい提供の仕方を行なっていくという。

 パッケージソフトについては、先述したように12月6日に「New スーパーマリオブラザーズ 2」の発売を予定。日本のように本体同梱版の発売の予定はないとのことだが、日本で発売されたばかりの「とびだせ どうぶつの森」も今冬にハングル版での発売を予定しているという。さらに未発表ながら、今冬中にいくつかのタイトルのリリース予定があるようだ。Wii Uについてはあくまで未定ということだったが、今後のNintendo of Koreaの動向が注目されるところだ。

【「Just Dance 3」イベント】

(C) 2006 Nintendo of Korea

(2012年 11月 10日)

[Reported by 中村聖司]