アクションフィギュア「リボルテックヤマグチ タチコマ」、12月15日に発売

自由度の高いポージングに加え、プルバック走行、マグネット機能も完備!


12月15日発売

価格:3,480円



 海洋堂はアクションフィギュア「リボルテックヤマグチ タチコマ」を12月15日に発売する。価格は3,480円で、全長約11.5cm、全高約8cm。

豊富なオプションパーツが付属している

 タチコマは士郎正宗氏によるコミック「攻殻機動隊」及びコミックを原作とするアニメに登場する“思考戦車”。「攻殻機動隊」はサイバーパンクSFの世界観で、現実とは異なる歴史を歩んだ未来の世界が舞台となる。この世界では現在の科学から遙かに進んだ技術が実用化しており、脳以外の部分を全て機械化したサイボーグや、電脳世界で生じた意識なども登場する。

 タチコマは、主人公草薙素子が所属する内閣総理大臣直属の公安組織「公安9課」が所有する思考戦車で、人工知能で自律的に行動できる。蜘蛛のような外見をしており、操縦者は腹のようなポッドに搭乗する。足についた車輪で高速移動でき、ワイヤーを打ち出して蜘蛛のように壁面を移動することも可能。武装としては、チェーンガンやグレネードランチャーを持っている。アニメ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」及び「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」ではタチコマのAIが成長しながら徐々に個性と自主性を獲得していく過程が描かれた。そのユーモラスな外見も含めキャラクターとして人気が高い。

 「リボルテックヤマグチ タチコマ」は足や手が動き、様々なポージングが可能となっている。目のように見えるセンサー等も可動し細かい“表情”をつけることもできる。劇中同様、口のようにも見えるグレネードランチャーにカバーをつけることもできる。マニピュレーターは、開いたものと閉じたもの、延長用のシャフトも付属している。いくつかのエピソードで小道具として登場した「オイルボトル」も用意されている。

 さらに“玩具的プレイバリュー”として「プルバック装置」と「マグネット」が付属している。プルバック装置を底面に取り付けることで走らせることができる。マグネットを取り付ければ金属面にタチコマを取り付けることができ、壁面にくっつくシーンを再現できる。アクションフィギュアとしてポーズをとらせる楽しみ方だけでなく、走らせたり、壁面にくっつける遊び方も可能なのだ。

 SCEJが2005年に発売したPSP用FPS「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX -狩人の領域-」では、タチコマと協力して敵と戦っていく。ゲームクリエーターも「影響を受けた作品」として名前を挙げる人も多い。原作・アニメ共に根強いファンを持つ作品であり、海外でも評価が高い。今後の関連作品の登場にも期待したい。

【リボルテックヤマグチ タチコマ】
ポーズを取らせるだけでなく、走らせたり磁石でくっつけることも

【リボルテックヤマグチ タチイエロー】
海洋堂の協力店「パワーショップ」限定の「タチイエロー」も同時発売となる。建設用に民間に払い下げられたタチコマの姿を再現

(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊製作委員会

(2012年 10月 17日)

[Reported by 勝田哲也]