ロックスター、「マックス・ペイン3」
マルチプレイにドラマ性を導入する「クルー」システムを紹介
マルチプレイであっても仲間や敵を意識しながら戦えるようになる「クルー」システム |
「クルー」を作成すると、エンブレムのカスタマイズなどができるようになる |
ロックスター・ゲームスは、プレイステーション 3/Xbox 360用シネマチック・アクション「マックス・ペイン3」の「クルー」システムについて公開した。
「クルー」は、ロックスター・ゲームスの公式コミュニティーサイト「ロックスター・ゲームス Social Club」を通じて参加できるプレーヤー同士の集まりで、Xbox 360、PC、PS3などのプラットフォームを超えて参加やゲームプレイが可能となるもの。
「クルー」には、プレーヤーやフレンドが作成とカスタマイズをできる「プライベート・クルー」とロックスターが公式に作成する「パブリック・クルー」があり、プレーヤーはどちらにも所属できる。なお「プライベート・クルー」には250人という制限があるが、「パブリック・クルー」には制限がない。
「マックス・ペイン3」のマルチプレイでは、同じクルーメンバーを助けるとボーナスXP(経験値)を得ることができる。またクルー同士の抗争もあり、抗争しているクルーや抗争がどれだけ続いているか、どちらが優勢かなどのデータは記録されていき、抗争相手のメンバーを倒すと追加のXPを獲得できる。マルチプレイ中も常に敵対関係を意識することで、「マルチプレイにありがちな匿名性から脱却」することができるという。
また「クルー」は、「マックス・ペイン3」や開発中の「グランド・セフト・オートV」、それ以降のロックスター作品でも活用できる。なお「グランド・セフト・オートV」は、「グランド・セフト・オート:サンアンドレアス」に登場した海辺から山々を見渡すロス・サントス市が舞台になり、ロックスタータイトルの中でも最大の規模とビジョンを発揮するという。開発スタジオは「グランド・セフト・オート」シリーズの「ロックスター・ノース」。
【ロックスター・ゲームス クリエイティブ担当ダン・ハウザー氏のコメント】
これまでのマルチプレイ、特に対戦FPSでは、ストーリーやキャラクターの魅力が大きく失われていた。マルチプレイの競い合う感覚を残しながらも、個性を持たない大勢の敵と戦うのではなく、キャラクターを深く描きたかった。
「クルー」そして「ギャング・ウォーズ」はこうした考えから作られたのだ。シングルプレイの要素をマルチプレイに盛り込み、ディティールやストーリーをこれまで以上に描いて没入できるようにしたかった。
オンラインマッチに飛び込んでフレンドを作るのは簡単ではない。一緒にプレイするフレンドが元々いない場合、プロセス全体は敷居の高いものになりがちだ。対戦の時には尚更だろう。こうした状況を避けるため、我々は「マックス・ペイン3」に「クルー」というシステムを導入した。クルーシステム、そしてその仲間たちを通じて典型的なマルチプレイ対戦に一層のドラマを生み出したいと考えたのだ。プレーヤーに機械的に押し付けるのではなく、マルチプレイで自然に生み出されるドラマを後押しする事が重要なのだ。
そして、今後マルチプレイコンテンツが我々にとって次第に重要となり、クルーシステムが今後発売となる作品でも使用できるようになる。「マックス・ペイン3」で立ち上げるクルーは、「グランド・セフト・オートV」でも活用できる。
【ロックスター マルチプレイ・ゲームプレイ トレーラー】 |
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【グランド・セフト・オートV】 | |
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ロックスター・ゲームスCEOのサム・ハウザー氏が「『グランド・セフト・オート』という世界観の更なる再構築」と語るシリーズ最新作。ロックスター作品の中でも最大規模を誇るものになるという |
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(2012年 8月 30日)