ONE-UP、美少女ゲームキャラ満載のブラウザゲーム「メガミエンゲイジ」と

デッキ構築が熱いモバイルゲーム「戦国/ZERO」の新作2本を発表


8月8日開催

会場:銀座プラザビル



 ONE-UP株式会社は8月8日、銀座プラザビルにてプレスカンファレンスを開催し、ブラウザゲームの「メガミエンゲイジ」とモバイルゲームの「戦国/ZERO」の2つのタイトルを発表した。この2つはONE-UP初の自社パブリッシュタイトルとなる。

 「メガミエンゲイジ」は、美少女ゲーム30作品のキャラクターが登場するブラウザシミュレーションゲームで、mixiで本日8月8日17時より、基本プレイ無料のアイテム課金による正式サービスが開始された。

 「戦国/ZERO」は8月中旬にGREEでのサービスが予定されているカードバトルゲーム。最初はフィーチャーフォン、9月にスマートフォンでのサービスが予定されている。こちらも基本プレイ無料アイテム課金制となる。発表会ではそれぞれの担当者から作品の特徴が語られた。

【新作タイトルポスター】




■ 30作品もの美少女ゲームキャラクターが集合するブラウザシミュレーション「メガミエンゲイジ!」

ONE-UP代表取締役社長の中元志都也氏
企画プロデュースグループゼネラルマネージャーの上永吉岳宏氏
「メガミエンゲイジ!」ディレクターの大多孝平氏

 プレスカンファレンスで最初に登壇したのは、ONE-UP代表取締役社長の中元志都也氏。中元氏は「弊社は昨年は足場を固めていきました。今年はどんなことをやっていくかをアピールしていきます。その1つが海外事業であり、もう1つが今回発表する2つのオリジナルタイトルです。よろしくお願いします」と語った。

 続いて登壇したゲーム開発の責任者であるONE-UP企画プロデュースグループゼネラルマネージャーの上永吉岳宏氏は「今回発表するタイトルで我々は自社パブリッシュも行なっていきます。この2つのタイトルは、我々がこれまで培ってきたノウハウや知識を活かした渾身の作品となります」と語り、「メガミエンゲイジ」と「戦国/ZERO」の2つのタイトルを発表した。

 各タイトルの詳細はそれぞれの担当者から語られた。「メガミエンゲイジ!」の説明を担当したのは、ディレクターの大多孝平氏。「メガミエンゲイジ」はブラウザシミュレーションゲームでプレーヤーは「太陽」、「月」、「星」、「大地」の4勢力のどれかに所属し、自軍の陣地を充実させながら他勢力と抗争を繰り広げていく。施設の拡張には「マナ」というエネルギーが必要であり、世界各地のマナの多い土地を巡って4勢力がぶつかりあっていく。

 ゲームの最大の特徴はプレーヤーが所有する「カード」にある。これらのカードのキャラクターは、Keyの「CLANNAD」やぱれっとの「ましろ色シンフォニー」、フロントウイングの「グリザリア」シリーズ、工画堂スタジオの「蒼い海のトリスティア」など30作品に登場する美少女ゲームのキャラクターなのだ。プレーヤーは彼女たちを配下にし、「オートマタ」という兵隊をつけて派兵し、他勢力と戦っていく。このカードを集める楽しさが、本作の大きなセールスポイントだ。

 さらにこのカードは育てていくことで「BREAK」という状態になり、能力が強化されるだけでなく、カードの絵柄そのものも変化する。ポーズが変わったり、衣装が水着になったり、無表情のキャラクターが笑顔になったりする。お気に入りの作品の、お気に入りのキャラクターを育て上げ、BREAKによる新たな絵柄を狙っていくのがプレーヤーの大きな目標となる。扱う美少女ゲームは今後もどんどん追加されていくという。

 シミュレーションゲーム部分としては、敵対勢力の多いマップ中心の地域に本拠地を置くか、それとも敵の少ない拠点に置くかでプレイスタイルが異なってくる。4つの勢力ではそれぞれ「同盟チャット」が可能で、交流を行ない、戦争を勝ち進み、協力して遂行する「同盟クエスト」に挑戦しながら、勢力全体の勝利を目指していく。4カ月たった時点で勢力図はリセットされるが、育てたカードは次のシーズンに持ち越せるという。


30作品もの美少女ゲームからキャラクターが登場。4つの勢力のどれかに所属して戦う。カードを成長させれば新しい絵柄に
ゲームシステムは“村ゲー”と呼ばれるジャンルを踏襲している。“マナ”と呼ばれる資源を集め、施設を強めていきながら、美少女キャラクターに「オートマタ」という兵隊をつけて派兵し、周囲を制圧していく
入手できるカードの一部。「BREAK」により絵柄が変化するという




■ 奥義覚醒で全く戦略性が変わる。デッキ構築の楽しいカードバトルゲーム「戦国/ZERO」

「戦国/ZERO」ディレクターの人見楽氏

 「戦国/ZERO」は織田信長が活躍した時代を舞台としたカードバトルゲーム。プレーヤーは信長の配下として様々な武将カードを集め、シナリオをクリアしていく。サービス開始時には今川義元との10章の戦いが用意されているという。こちらの説明を行なったのは、「戦国/ZERO」ディレクターの人見楽氏。

 プレーヤーが使う武将カードには、「前衛」、「後衛」、そして「SP」という種類があり、さらに前衛には防御に秀でた“侍”と、攻撃に秀でた“豪傑”というように職業も設定されている。プレーヤーは前衛2枚、後衛2枚、そしてSPカードの7枚のデッキを作り、立ちはだかる敵を撃破していく。シナリオをクリアしたり、ポイントを溜めてガチャを回すことで新しい武将カードを手に入れ、デッキを強化していくのだ。

 「戦国/ZERO」の大きな特徴はランダムで強化されていくカードの楽しさと、自分の戦い方に合わせたデッキの構築だという。武将カードは使っていることで様々な条件で“奥義開眼”する。奥義とはスキルで、「能力値アップ」や、「体力半分で攻撃力増加」など様々なものがある。同じ武将カードでも全く違う奥義を開眼することもある。

 そして「戦国/ZERO」では同じカードを手に入れると自動的に「入魂」というシステムが発動し、同じカード同士が融合し、ベースとなるカードが強化される。レアカードよりもコモンカードの方が成長の機会に恵まれているのだ。

 そして成長した武将カードを組み合わせる楽しさがある。ピンチになると逆に攻撃力が増すカードが多ければ、そのカードをできるだけ延命させるような支援カードを組み合わせたデッキを作る。反対に即効に特化したデッキ構築も可能だ。CPU戦だけでなく、プレーヤー同士での対戦も可能で、現在の社内のテストプレイでも様々な戦略が生まれているという。カードバトルゲームというジャンルの中でも、戦略性にフォーカスした作品になるということだ。


7枚のデッキを構築し、敵と戦っていく。使い込むことでカードは奥義を開眼して個性を強め、デッキの戦略性も増す
ゲーム画面。演出が派手だったり、奥義の効果が高かったり、ゲームとしての楽しさにフォーカスしていくという
武将カードは様々なイラストレーターによって描かれている。サービス時に70種類、今後200枚を目指して追加を行なっていく

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(2012年 8月 8日)

[Reported by 勝田哲也]