米Amazon、ゲーム開発スタジオAmazon Game Studiosを設立
第1弾ソーシャルゲーム「Living Classics」の配信を開始
米Amazonは現地時間の8月6日、ゲーム開発スタジオAmazon Game Studiosを設立し、ゲーム事業に本格参入することを明らかにした。これに合わせて、第1弾タイトルとなるFacebook向けソーシャルゲーム「Living Classics」のサービスを開始した。提供言語は英語のみで、ビジネスモデルは基本プレイ無料のアイテム課金制。
こちらがゲーム画面 |
「Living Classics」は、「不思議の国のアリス(Alice in Wonderland)」、「オズの魔法使い(The Wizard of Oz)」、「キング・アーサー(King Arthur)」などの古典童話の世界観をモチーフにした謎解きアドベンチャーゲーム。プレーヤーはキツネの家族の案内に従い、アニメタッチで描かれた独特の質感の世界で、様々な手助けをしていくことになる。
具体的には、静止画の一部に動くオブジェクトが含まれており、それを素早く見つけ出し、クリックしていく。Amazon Game Studiosでは、これを“ムービングオブジェクトゲーム”と呼んでおり、マウスさえ操作できれば子供でも楽しめる内容となっている。
Amazonは近年、PCタイトルのダウンロード販売を始めたり、基本プレイ無料のオンラインゲームの課金決済代行を行なうなど、ゲーム関連事業に力を入れていた。今回の発表は、ゲーム事業そのものであり、ZyngaやElectronic Artsのライバルとして正式に名乗りを上げたことになる。
同社では今後の展開については一切明らかにしていないが、Amazon Game Studiosの公式サイトでは、ゲームの紹介に合わせて同時に人材募集も呼びかけており、今後も事業を拡大していく方針を明確にしている。今後の展開が注目されるところだ。
【「Living Classics」トレーラー】 |
---|
【スクリーンショット】 | |
---|---|
子供でもすぐに理解できるゲームデザインが秀逸。新感覚の謎解きゲームだ |
(2012年 8月 7日)