レゴ、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ6作品を一気に発売

旅の始まりから、モリア、ローハンの戦いなどの名場面をレゴで再現!


7月13日発売

【ヘルムズディープの戦い】
価格:21,000円

【モリア鉱山】
価格:13,650円

【ガンダルフの登場】
価格:2,100円

【シェロブの攻撃】
価格:3,675円

【ウルク=ハイ軍】
価格:5,250円

【ウェザートップへの攻撃】
価格:10,500円



扉に仕掛けたトラップを再現。劇中のシーンが蘇る!
付属フィギュア。こちらも、表情やパーツに描かれている服装など、劇中の雰囲気をうまく再現している

 レゴ ジャパン株式会社は、7月13日、映画「ロード・オブ・ザ・リング」をテーマにしたレゴブロックによるジオラマセット6作品を発売した。各製品の価格は「ヘルムズディープの戦い」が21,000円、「モリア鉱山」が13,650円、「ガンダルフの登場」が2,100円、「シェロブの攻撃」が3,675円、「ウルク=ハイ軍」が5,250円、「ウェザートップへの攻撃」が10,500円となっている。

 レゴブロックは、自由に組み立てるセットの他、乗り物やジオラマなど、様々なテーマに合わせたセットを発売している。「スター・ウォーズ」や、「インディ・ジョーンズ」といった映画作品、さらに、恐竜、街、郊外、乗り物、さらには西部開拓時代などテーマは非常に広い。そのセットごとの専用パーツも多用しており、テーマに対して「レゴならどんな表現をするんだろう?」というところがファンの楽しみだ。そして、いくつものパーツを組み合わせて、オリジナルの乗り物や、怪獣などの生き物、さらには冒険の舞台を作っていくのだ。もちろん、設計図通り完璧に作って飾る、という楽しさもある。

 今回の「ロード・オブ・ザ・リング」ジオラマセットは、映画の名場面を再現している。映画は暗くてハードな雰囲気だったが、レゴはシンプルで、フィギュアには愛嬌がある。映画の本格的なファンタジー世界が、どのような形でレゴブロックで再現されているか、注目である。

 「ガンダルフの登場」は、「ロード・オブ・ザ・リング」の冒頭、主人公フロド・バギンズの元に魔法使いのガンダルフが訪れるシーンを再現したジオラマ作品で、ガンダルフとフロド、そして馬車がセットになっている。ガンダルフは知り合いのビルボの誕生日を祝うために、馬車にお祝いの品を満載している。このお祝いの品は、専用のパーツが使われていて、様々な“花火の他、野菜や本などゴチャゴチャと入っているのが楽しい。ガンダルフとフロドのフィギュアが付属しており、ブロック数は83。


【ガンダルフの登場】
フロドの元に魔法近いのガンダルフが訪れるシーンを再現

 「ウェザートップへの攻撃」は、フロドとその仲間達が、恐ろしい「指輪の幽鬼」に襲われるシーンを再現している。指輪の幽鬼の不気味な雰囲気を出すために、穴の開いたマントを着けているところが細かい。目の赤い馬もインパクトがある。遺跡は組み替えることで大きく印象が変わる。また、野菜や鍋も付属しているので、襲われる前の食事シーンも再現できる。幽鬼に対して武器となる“炎”を使うためのたいまつなどもある。アラゴルン、フロド、メリー、2体の指輪の幽鬼のフィギュアが付属している。ブロック数は430。

【ウェザートップへの攻撃】
古代遺跡で、追っ手の「指輪の幽鬼」に襲われるシーン

 「モリア鉱山」はオークやゴブリン、そして巨大なトロールがひしめく恐ろしい場所となっている。「モリア鉱山」の注目は、なんといっても巨大なトロールだろう。トロールは通常の人間よりも何倍も大きなフィギュアになっている。またガイコツの眠る棺や、崩れる柱など、映画での不気味なシーンを思い出させるオブジェクトもある。実は宝箱や宝石のパーツもある。恐ろしい怪物から逃げながら宝物を探せるか、といったオリジナルストーリーを考えるのも楽しいかもしれない。ピピン、ボロミア、ギムリ、レゴラス、2体のモリアオーク、さらに巨大な洞窟トロルと2体のスケルトンのフィギュアが付属。ブロック数は776。

【モリア鉱山】
オークやゴブリン、そして巨大なトロールに襲われるモリア鉱山

 「ヘルムズディープの戦い」ではアラゴルンやセオデン王は、ヘルム峡谷の要塞に立てこもり、魔法使いサルマンの軍勢と戦う。映画では扉を死守しながら戦うシーンが印象的だったが、このジオラマセットはその戦いを再現できる。巨大な扉の前には落石トラップがあり、攻め寄せるサルマン軍の頭上に石の形のブロックを実際に落とせる。また、サルマン軍が巨大なハシゴを用意して、要塞の壁を乗り越えようとする場面を再現できる「ハシゴパーツ」がついているのも嬉しい。付属フィギュアは、アラゴルン、ギムリ、ハルディア、セオデン王、バーサーカー・ウルク=ハイ、3体のウルク=ハイ。ブロック数は1,368。

【ヘルムズディープの戦い】
裏切り者の魔法使いサルマンの軍勢と、ヘルム峡谷のセオデン王が率いる戦士達がぶつかるシーンを再現

 「ウルク=ハイ軍」も「ヘルムズディープの戦い」と同じく、ローハンの戦士達と、サルマンの軍勢が戦うシーンを描いている。一緒に組み合わせれば、さらに広大な戦場が再現できそうだ。このセットで注目なのか、サルマン軍の巨大なカマを発射する装置だ。この凶悪な兵器にどう立ち向かうのだろうか? 「ウルク=ハイ軍」のセットについている壁は、組み替えることで城壁内部も再現できる。複数揃えれば、劇中のような、巨大な要塞そのものをレゴで表現できるかも? フィギュアは、エオマー、ローハンの兵士、4体のウルク・ハイと、計6体。ブロック数は257。

【ウルク=ハイ軍】
こちらも、セオデン王配下のローハンの戦士達と、サルマンの軍勢が戦うシーンを描く

 「シェロブの攻撃」は巨大な蜘蛛シェロブにつかまったフロドを助けるため、サムが勇気を振り絞るという、多くのファンの心に残るシーンを再現している。シェロブは足や胴体を動かすことができ、尻から糸を出すことも可能と、ギミックが凝っており、他のジオラマでも“悪役”として活躍してくれそうだ。「ロード・オブ・ザ・リング」ファンにとって嬉しいのはゴクリのフィギュアが付属していること。セットの内容はシンプルだが、ファンにとって見逃せない内容になっている。フィギュアはフロド、サム、ゴクリが付属している。ブロック数227。

 これら、「ロード・オブ・ザ・リング」ジオラマセットは、設計図に忠実に作り、お気に入りの名場面を再現してもいいし、複数を組み合わせてオリジナルシーンを作るのも楽しい。各フィギュアはキャラクター性をきちんと再現しており、つい“指輪の仲間”を集めたくなるだろう。「ロード・オブ・ザリング」ファンはもちろん、レゴファン、ファンタジーファンも注目だ。

【シェロブの攻撃】
巨大な蜘蛛シェロブにフロドがつかまってしまうシーンを再現。サムは主人を救えるか!?

(C)2012 The LEGO Group.THE LORD OF THE RINGS: (C) NLP (TM) Middle-earth Ent. Lic. to New Line.
※画像、基本情報は公式ページのものです

(2012年 7月 21日)

[Reported by 勝田哲也]