任天堂株式会社は、ニンテンドー3DS用脳活性化ソフト「東北大学加齢医学研究所 川島隆太教授監修 ものすごく脳を鍛える5分間の鬼トレーニング」を7月28日に発売する。価格は3,800円。CEROレーティングはA（全年齢対象）。いつの間に通信（トレーニングの記録をアップロード）、すれちがい通信（トレーニングの記録を交換）対応。

　「東北大学加齢医学研究所 川島隆太教授監修 ものすごく脳を鍛える5分間の鬼トレーニング」は、加齢に伴う脳機能の低下防止を目的とした前作に対し、ものごとを行なうときに使う脳の機能である、ワーキングメモリーを鍛えるものへとグレードアップした内容となっている。新しい様々なトレーニングを収録し、集中力を失った現代人の脳を活性化させる。

　本作のタイトルになっている「鬼トレ」とは、“鬼のように厳しく”脳に適度な負荷をかけ続け、ワーキングメモリーを鍛えるトレーニングのこと。本作では、連続して出題される能力ギリギリの難しい問題を5分間続けるという形でトレーニングを行なっていく。問題を記憶して必要なときに脳から情報を引き出す「鬼計算」をはじめとする、8種類の「鬼トレ」を収録。

【鬼計算】

「鬼計算」は、「鬼トレ」の代表的なトレーニングの1つ。出題される計算問題の答えを憶えながら、前の問題の答えを書いていく。1つの「鬼トレ」は1日1回、5分しかプレイできない

　上記のほかに、「鬼トレ」の効果をさらに高める「鬼トレ補助」、脳の老化防止になる9種類（新しいトレーニング6種、これまでのシリーズに収録されていた3種）の「脳トレ」、トレーニングで疲れた脳を休める「リラックス」などといった多彩なモードが収録されている。セーブデータは4人分を記録することができるので、家族や友達と一緒に脳を鍛えることができる。

鬼トレ補助の1つ「釣銭渡し」	脳トレの1つ「陣取対局」

■ ワーキングメモリーとは？

　ワーキングメモリー（作動記憶）とは、脳に入った情報を一時的に保ちながら、その情報を使う脳の機能のこと。例えば、会話する時に相手の言葉を聞いて頭にとどめて、理解しながら受け答えを考えたり、料理する時にレシピを頭にとどめて手順を考えて調理するなど、誰もが日常生活の中で無意識に使っている。

■ 「鬼トレ」をするとこんな効果が……

　「実行力」、「抑制力」、「予測や判断」が向上し、仕事や勉強の効率が上がったり、家事のスピードアップやスポーツの上達など、様々な効果が期待される。

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