シー・ツー・エス、「バイオハザード カフェ&グリル S.T.A.R.S.」オープン記者会見を開催
複数台の超短焦点プロジェクターを使った最新技術で「タイラント」が動く演出を披露
左から順に、ニコラス・ペタス氏、Takahiro氏、兼元氏、暦本氏、川田氏、末吉氏 |
株式会社シー・ツー・エスは、株式会社カプコンの代表作「バイオハザード」をモチーフにした世界初の公式レストラン「バイオハザード カフェ&グリル S.T.A.R.S.」を、7月13日の11時より東京・渋谷PARCO パート1・7Fで開店する。営業時間は、日曜から木曜が11時から23時30分まで、金曜、土曜、祝前日が11時から24時まで。1年間の期間限定オープンとなる。
開店前日となる7月12日、オープン記者会見が同店舗で開催された。記者会見には、「バイオハザード カフェ&グリル S.T.A.R.S.」の総合プロデューサーを務める兼元知大氏(シー・ツー・エス)をはじめ、川田将央氏(株式会社カプコン)、暦本純一氏(東京大学大学院情報学環、ソニーコンピュータサイエンス研究所 / クウジット株式会社共同創業者)、末吉隆彦氏(クウジット株式会社 代表取締役社長)が参加。当レストランのイメージキャラクターであり「S.T.A.R.S.」の最高司令官役を務めるニコラス・ペタス氏(格闘家)と、ダンス指導者のTakahiro氏(ダンスアーティスト)が登場した。
「S.T.A.R.S. ANGELIQUE」たちが、ジューシーなお肉を切り分けてくれる |
「バイオハザード カフェ&グリル S.T.A.R.S.」は、1998年、バイオハザードが発生する直前のS.T.A.R.S.が忙殺されている時期に、癒やしの場所として利用するという設定のカフェ&グリル レストラン。兼元氏が「理想はテーマパークです」と言うように、複数台の超短焦点プロジェクターを使った「プロジェクションマッピング」や「AR(拡張現実)」などIT技術を利用した空間演出事業「ロケーション・アンプ」や、Takahiro氏がプロデュースしたダンスが展開される。
「ロケーション・アンプ」は、フロア奥のガラスケース内に飾られている「タイラント」(「バイオハザード」シリーズに登場するクリーチャーの1種)が突如動き出すという演出時に使われる。これは、レストランの屋内常設型として世界初となる試みだという。そして、動き出したタイラントを止めるため、接客スタッフでありダンスチームである「S.T.A.R.S. ANGELIQUE」がモデルガンを使って立ち向かう。
その様子を実際に見ることができたが、ケース内のタイラントが突然動き出すはずはないとわかっていても、「ロケーション・アンプ」により動き出すタイラントは迫力があり、それを「S.T.A.R.S. ANGELIQUE」がモデルガンを使って攻撃すると、銃弾によりガラスケースがひび割れ、タイラントからは鮮血が吹き出すという演出が目の前で繰り広げられる。店内の暗さも相まって、個人的には結構“リアル”に見えた。
気になるメニューは、牛肉、豚肉、ラム肉の3種類と「レベッカStyle 気まぐれデザート」が用意されている「B.B.Q.グリル ラクーンスタイル」(食べ放題 男性3,700円、女性3,300円)をはじめ、「S.T.A.R.S.」のお気に入りで体力回復の効果がある(?)「本日のSpecialカレー(時々ビーフシチュー)」やここでしか食べられない「ウェスカー専用アイス」などに加え、「ラクーンスタイル カクテル」や「ラクーンスタイル ノンアルコール」などが提供される。
兼元氏が「理想はテーマパークです」と語ったように、現時点で世界初となる技術と、「S.T.A.R.S. ANGELIQUE」のパフォーマンスが融合した演出は、一見の価値があると思う。今回は記者発表ということでお酒は飲めなかったが、気の合う仲間と一杯ひっかけていればよりテンションが上がっていただろう。ニコラス・ペタス氏が来店している時に行なわれるショータイムで勝ち残った人は、全額無料になるという兼元氏の発言も気になるところだ。
店内には、「ラクーンシティー」のマップやサムライエッジなど、「バイオハザード」シリーズに関連するアイテムが飾られている | 1998年の新聞「Daily Raccoon(デイリーラクーン)」がランチョンマットとして使用される |
今回は、「S.T.A.R.S. ANGELIQUE」たちがテンションMAXで披露するダンスから、突然動き出したタイラントとの戦いへ突入していく様子を見ることができた |
(2012年 7月 12日)