シリコンスタジオ株式会社は、株式会社スクウェア・エニックスが制作したデモ映像「AGNI'S PHILOSOPHY - FINAL FANTASY REALTIME TECH DEMO」に、同社のポストエフェクトミドルウェア「YEBIS2」が採用されたと発表した。

　「YEBIS2」は、グラフィックスに対しグレア表現、レンズエフェクト（光学シミュレーション）、フィルム/感光効果、リアル/疑似 HDR表現、アンチエイリスなどのポストエフェクトを掛けることができるミドルウェア。

　6月6日に発表されたスクエニの「AGNI'S PHILOSOPHY - FINAL FANTASY REALTIME TECH DEMO」は次世代総合ゲーム開発環境「Luminous Studio」で制作されたもので、最先端のグラフィックス技術やアセット制作技術を活用し、現状プリレンダリングCGで提供されているクオリティの映像をリアルタイムCGとして実現した。

　公開されたムービー「AGNI'S PHILOSOPHY」は、「ファイナルファンタジー」シリーズをイメージした世界観をベースに、古の魔法と高度な科学が共存する近未来の世界を舞台に、魔法の力を持つ主人公Agniが遭遇するスペクタクルを高品質リアルタイム映像として表現している。感情豊かな表情や、精細な瞳や髪、華やかな衣装、躍動あるモンスターなどを表現している。

　「YEBIS2」を使用することで、カメラで撮影したかのような被写界深度やボケ味などがリアルに表現されている。